9月23日 木曜日    天気は晴れ ときどき曇り  

 ツアー関連としてはたぶんこれが最後となる仕事を朝一番にこなす。早朝にプラザホテルへお客様をお見送りに出て、8時過ぎには一旦アパートの部屋へ戻る。
 この最後のツアーはチェンマイを朝早く出て、スコタイとピサヌロークを回る1日のコースで、お客様はピサヌロークからそのまま飛行機でバンコクへ飛ばれ、同行するガイドとワゴン車はピサヌロークでお客様とお別れして、深夜に陸路チェンマイへ戻ってくると言う内容である。ちょっと考えただけでも、ガイドや運転手に負担が大きそうなツアーである。彼らに仕事を発注するのも最後となるわけで、「タローは最後に大変な仕事を押しつけた」などと言われないように、私はポケットマネーからガイドと運転手それぞれに所定の契約料金に追加で500バーツくらいずつ上乗せして払った。ちょっと今の私には痛いお金だが、今までのお礼の意味合いを含めたものである。

 9時過ぎに、海外引越し業者の係りの方が、引越しの見積り作成のために、荷物の確認に来られた。私には一体どれくらいの重さの荷物になるのか、またダンボール箱でいくつくらいになるのかも想像がつかないが、さすがに係りの人はプロなのか、本棚や洋服ダンスを見ながら、データを取って行かれた。夕方くらいには見積りを出しますとの事であった。さて、一体いくらくらいになるものであろうか、、。「急がないなら船便のほうが安いですね」と言われたが、船の場合陸送費が気になるところである。

 午前中、再び小鳥のピョンを連れて動物検疫に出かける。昨日からピョンが糞をするために採取してきた検便の入った試験管を検疫係員に手渡す。結果が出るのは9日後との事である、まぁちょうど週末から旅行に出ようと計画しているところだから、タイミングとしては悪くは無いが、検査結果を持って再度森林局へ「この通り検疫の証明があるので輸出許可を出して欲しい」と訴え出るとすると、手続きに更にまた1週間かかり、日本への帰国がまたまた延びそうである。

 同じアパート内のYさんから「日本に帰られてしまう前に、もう一度パソコンの使い方を教えて欲しい」と以前から言われていた。帰国の日時こそはっきりしないが、帰国が目前に迫っていることは確かである。いつまでも後回しにしていると、バタバタしてできなくなりそうなので、今日の日中の時間を使って基本的な操作方法や、メンテナンスのし方などをお教えする。修理の依頼などと違い、さして難しいことではないが、相手のあることで、理解してもらえているかどうか顔色を確認しながらの作業なので、修理よりも気を使う。

 夕方前から、優泰をキックボクシング・ジムに連れていく。トレーニングに余り身が入っていないのは、きっと基礎体力が無いためではないかと思われる。そこで、チャンピオンや選手たちに見てもらう以外に、私が直接筋力トレーニングのようなことを優泰にやらせる。もともと優泰はグズだし、デブで、運動能力も低いと来ているので、このまま日本に帰して、日本の学校に入ったら、友達を作る前にイジメの対象になりかねない。そうなことになって「もう、日本の学校は嫌だ」などと言い出されても困るので、私も必死で優泰の体力と精神力向上に取り組んでいるのだが、、。私としては、日本に帰ってから勉強についていけるとか、いけないとかよりも、もっと重要なことだと思っている。この点からも帰国には時間がかかりそうに思えてくる。小鳥のピョンにしても、優泰のことにしても、今月中の帰国に関しては、ほぼ絶望的になってきた。

 夜は恒例のラジオ番組をこなす。先日声をかけておいた私と同じワタノータイパヤップ学校で英語を教えているジョセフ先生をゲストに迎える。私としては、ジョセフ先生あたりが私の後釜に来てもらえると助かるのだが、、。ジョセフ先生は北イングランドの出身で、とても解りやすい英語を話してくれる。私のように「日本人の下手クソな英語の典型」とはまったく正反対である。

 夜遅く、K.K.トラベルのジョン君がアパートの部屋に来て、我が家で休眠中だったノートパソコンを500バーツで買っていった。

朝食

パンとコーンスープ。

昼食

ご飯とチャプチェ(韓国風の春雨炒め)。

夕食

水餃子と白菜と玉子のスープ。

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