朝一番にシェラトンホテルで日帰りのガイドツアーの見送りをする。その後、その足で運転免許の更新をしようと思っていたのだが、免許センターへ向かう途中でパスポートをK.K.トラベルに置きっぱなしにしていたことを思い出して、K.K.トラベルへ戻る。こう言うのを本当のドジと言うのだろう。このことに気がついたのだって、途中で免許更新に必要なパスポートのコピーを用意しようとしてはじめてパスポートを持ってこなかったことを思い出したのだから、、。
ほぼ二日間留守にしていたためにメールが沢山溜まっている。相変わらずウイルスメールと下品な広告メールが多い。まったく迷惑な話である。特にこの手の広告メールは邪魔でしょうがない。
10時過ぎまでメールの処理をしてから免許センターへ再度向かう。今回はパスポートも証明写真もちゃんと用意した。写真はK.K.トラベル近所の写真屋で撮ってもらった。最近は証明写真もデジタルのモノが多くなってきた。この写真屋もデジタルで、1インチサイズが15枚で120バーツであった。写真屋としてみたら、フィルム代も現像の手間も必要ないからこんなに便利なものはないだろう。しかし、その一方で日本をはじめ、ビザ用の証明写真にデジタルを禁止している国もあるから、すべてがデジタル化されると問題も出てくるのではないだろうか?
免許センターはなかなか親切である。必要書類をカウンターへ並べたところで、係員が書類をホチキスで留め、しかも申請書まで書いてくれる。私が知っているタイの役場の中でこれほどサービスの良いところはないのではないだろうか。パスポートのコピーで1種類足りないものがあったので、そのコピーを取りに免許センターの裏まで回る以外は、非常にスムースにことが進んだ。係員の女性が「5年ものにしますね」と言われるので、「はい」と答えた。従来は1年モノだったので、毎年更新が必要だったが、5年モノならばラクラクである。が、更新料金も1年モノの5倍で、バイクと車の免許で750バーツ以上取られてしまった。痛い出費であったが、まぁ、手間が省けるだけでも、大助かりではある。免許は30分と待たずにできあがった。
午後からも飛行機の予約などでばたばたしてしまったが、二日留守にしただけで、こうして仕事が止まってしまっているようでは、春休みにどこか1週間くらい国内旅行をしようかと思っていたが、とても無理そうである。日本への一時帰国も、よほど慎重にしないと、大変なことになってしまうだろう。
昼に経営者が「タロー、寿司を買ってきたぞ」と言う。本当に買ったのか、誰かからもらったけど、自分では生物を食べたくないから私にくれたのか分からないが、ありがたく頂戴する。パック入りのお寿司であったが、シェイクでもされたのか、握り寿司はバラバラになり、巻き寿司は内部崩壊しているものがあった。それでも、パックには値段のステッカーが付いており150バーツになっている。内容は太巻き一切れ、細巻き6個、手巻き一本、魚卵の軍艦巻き、イカ、タマゴ、カニかまの握り。刺身と呼べそうなものは無かった。
韓国料理のメニューをタイ語訳するのに、スジェビと言う料理をタイ語でなんと訳すべきか、ちょっと考えてみた。古いメニューには「ラートナー」となっている。ラートナーとはあんかけうどんのことである。依頼主であるソウル・ガーデンに確認したら、「あんかけではない」と言う。この料理は日本で言うところのスイトン汁である。とすれば、クァイチャップと言う料理がタイで言うところのスイトン汁である。しかし、このクァイチャップのタイ語での綴りが分からない。K.K.トラベルのタイ人スタッフに確認したところ、クァイはクォッティオうどんのクォッと同じだと言う。この音は、尻上がりに発音するのだが、クァイチャップのクァイは音が上下しないように聞こえる。スタッフは「どちらも中国から来たものだから、綴りは同じだ」と言う。説得力がありそうで、あまり信じがたい説明である。帰宅して辞書を調べて見ると、やはり綴りは異なっていた。クォッティオは、クォッの文字の上に音の上昇を示す十字の記号が載っているが、クァイチャップには何も記号がついていない。タイ語は表音文字ながら、この音の上がり下がりについて、習慣化してしまって、綴り方を忘れてしまっているタイ人も結構いるようである。