昨日、タイ航空OBの方からいただいた讃岐うどんを早速茹でて今朝の朝ご飯とする。やはり讃岐うどんは美味しい。かすかな塩味がすばらしい旨みを感じさせてくれる。
K.K.トラベルに入る前にビートルのオイル交換を行う。本日はビートルでゴールデン・トライアングルまで行くことになっているので、最近整備もしていないが、もう半年以上もオイル交換せずに来てしまっていたので、そろそろ限界と思い慌ててスタンド持ちこんでオイル交換をしてもらう。395バーツ也。
K.K.トラベルは９時から６時までの営業時間だが、大体私は７時半には出社し、それと同時に店をオープンさせてしまう。夕方も私がいつも最後に帰るのだが、それまではオープンさせておく。しかし、今日は１０時半の飛行機で到着される元Kツーリスト・シンガポール社長のSさんを空港に迎え、ゴールデントライアングルへ向かうことになっている。戻りは明日の夜の予定である。私が不在中の引継ぎ事項などで早くスタッフと打ち合わせをしたいのだが、スタッフたちは大半が重役出勤で、９時を過ぎてもなかなか出社してこない。漸く９時半になってやってきたメッセンジャー係りにやっておいてほしいことのメモを渡しながら説明を加える。本日中にやらなくてはならないのは、午前中に来店予定の西洋人女性に対して、ハノイ行きの航空券と、バンコクまでの航空券をお渡しし、残金を受け取ること。もうひとつは、インドのハイダラバードへ一時帰国するインド人青年の航空券をどうするか確認し、必要があれば発券すると言うもの。このインド人青年はもともとオーストラリアで働いていて、休暇を取ってタイに来て、そしてインドへも一時帰国しようと言うものらしい。で、既にバンコクの友人が、ハイダラバードまでの航空便を予約しておいてくれているからK.K.トラベルでは発券だけしてくれればイイので、月曜(今日)の午前中に切符を取りに来ると言っていた。しかし、インディアン航空に確認すると、ハイダラバードからバンコクまでの航空便の予約が取れておらずキャンセル待ちとなっているらしい。本人はそれを承知で依頼してきた節もあるが、彼のオーストラリアへ戻る航空便に乗るためには、このキャンセル待ちをクリアするしかない。そんなことをこのメッセンジャーの彼に頼んでも、埒が開く分けないが、とにかくこのことを航空券発券担当のマネージャーに伝えるように指示をする。その他、日本人のお客さんについては、私が出先から電話でフォローすることとした。
空港への出迎えには、先のタイ航空OBの方も同行する。そして３人でカムインハウスに行って食事をとる。少し早めの昼食であったが、ここでもチェンマイやタイにまつわる情報交換をおこなう。カムイン・ハウスはいつも人があまりいないので、静かな環境で、話し合いをしながらの食事には好都合である。サービスや料理も悪くない。ここでも話題の中心はロングステイである。お２人ともシルバー・ロングステイの候補者になってもおかしくない年齢だから、話題がロングステイ中心になるのか、それとも日本の旅行業界がロングステイくらいしか、将来性を見出せないでいるのか分からないが、結論としてはチェンマイは長期滞在の条件として恵まれていると言うことと、ブローカーなどに頼らずに快適に長期滞在ができるようにするにはどうしたら良いかとか、ゴルフ以外の趣味でも、趣味を楽しめる様にするにはどんなことが必要なのかを話し合った。
午後には、Sさんと２人でファン街道をビートルで北上。急ぐ旅でもないので、時速６０キロ前後でのんびりと走る。途中首長族の観光部落を見学し、ゴールデントライアングルに到着したのは、夜７時すぎになってしまっていた。ゴールデン・トライアングル手前には本格的な桟橋を持つ巨大な建物があり、いつも一体何に使うのだろうかと不思議に思っていたら、今日は煌煌と明かりが燈され、大変な人出である。近づいて見ると「国際茶業展覧会」"International Tea Expo"となっていて、巨大な急須のオプジェなどが配されていた。せっかくだから見てみようと、中に入ったが、どうしてこれが国際なのか分からないが、展示ブースの大半がOTOPコーナーであった。OTOPとは「一村一品運動」のことであり、竹編み細工やお菓子などを展示即売している。お茶のブースも世界のお茶が楽しめるのかと思ったら、タイ国内、しかもここチェンライ県産のお茶しか目につかず、どうしてこれが国際でエキスポなのだろうかと不思議に思った。もっとも、地元にはこれでも楽しいイベントなのか、移動遊園地や野外ステージでの歌謡ショー、トヨタ、イスズなどスポンサーの派手な宣伝などが目立っていた。
８時過ぎにパラダイス・ホテルにチェックイン。一応我々はこのホテルのオーナーの招待客と言う扱いになっているが、どうも連絡が上手くついていないらしく、ホテルの営業担当者とビジネスに関する話し合いをするために来たと伝えても、どうもその営業担当者が不在らしいのだ。それも素材なんて一時的なものではなく、もともとそんな担当などいないような感じであった。今晩はじゃ、また朝話すことにするかと、今日のミーティングを諦めた。