朝からK.K.トラベルに入って、作業をする。午後からはワタノー学校があるので、仕事が午前中に集中して忙しい。調べモノの依頼が多いのだが、調べモノは手間がかかるものが多い。依頼はチェンマイ通信側のメールに入ってくるので、仕事の合間をぬってボチボチ処理しているが、調べ上げて返信を送った後、それっきりになってしまうケースが多いのは常に残念に思う。まだまだ、情報提供は無料であるといった気風が日本では一般的だし、特にネットを経由したものはその傾向が強い。もちろん、このホームページ上で問い合わせをしてきてくださったものに関して、お金を取る気は今のところないが、手間をかけて調べたものに対して感想でも、「とどいた」だけでも言いから返信がほしいものである。もちろん、中にはチェンマイ訪問された折に、手土産まで持参してくださる方も多いのだが、、。
なお、この場を使ってはっきりと調べモノでも、お断りするケースを書かせてもらうと、チェンマイの風俗店や女性斡旋に関する紹介など、私が考えて公序良俗に反すると思われるモノについては、私は情報も持ち合わせていないし、調べる気もないので、問い合わせをされないでいただきたい。
午後からのワタノー学校へ向かう直前になって、カウンターへいらしたお客さまが立て続けになる。大変残念なことなのだが、スタッフは多いのに外国人の接客が出来るスタッフがほとんどいない。研修生などはラチャパット大学から実務研修で派遣されているにもかかわらず、昼寝をするかコンピューターゲームをするかで時間を潰しているだけである。あと10分でワタノーへ向かわなくてはならないので、こちらもあわただしい。カウンターへ見えたお客さまを無視して出かけるわけにも行かない。研修生に「ちょっと、お客さまのお知りになりたがっている内容を確認しなよ」と声をかけたのだが、「英語が話せないからタローが聞いてよ」と答えられてしまう。まったく、どうしてこんな連中を研修生として受け入れなくてはならないのだろうか、、、。結局、ワタノー学校には10分ほど遅刻をしてしまった。
他にも、手配関係がいい加減で、予約の再確認を私が行わないと安心できない。「明日のお客さまの手配大丈夫だろうね」と聞いても「問題ないよ」と答えるだけで、再確認をしようとしない。こちらが不安なのは、仮にK.K.トラベルではちゃんと予約手配をしているつもりでも、受け入れ側が忘れてしまっている可能性がしばしばある。その意味でも再確認の必要性は大きいと思うのだが、、、毎晩翌日分の予約確認をする作業は私の下手なタイ語で受け入れ側のタイ人スタッフに確認の電話を入れたりしなくては安心できない。本当は私も「タイ語が出来ないから、キミが確認してよ」と言いたいのだが、、。
ワタノーから戻っても、あわただしいのは変わらなかった。週末にかけてのホテル予約の依頼が電話で入ってきたのである。先方は日本人だから、私にすぐに回せば良いものを、この方は大変タイ語がお上手なので、K.K.トラベルのタイ人スタッフが応対してしまった。タイ人相手のことならば、タイ人スタッフに任せておけば良いが、日本人相手だと、チェンマイの日本人社会だから失敗が許されないし、失敗したらそれなりのフォローが必要である。電話が終わって、スタッフはホテル予約をするためにホテルへ電話をかけ始めた。しばらくして、「タロー、3泊する内の最後の1泊が満室なんだって」と報告してきた。オイオイ、あんたさっきお客さまにOK出したんじゃないの、、。「でも、満室なんだからしょうがないじゃない」とプイと奥へ引っ込んでしまった。この後始末も結局私が責任持って処理しなくてはならない。K.K.トラベルを利用していただくのは嬉しいのだが、まだまだスタッフには覚えてもらいたいことがたくさんあり、当面日本人のお客さまには是非私を指名していただきたい。
夕方にバンコクでロンクステイのサポートを事業として行われている方とお目にかかり、情報交換をしたり、世間話一般などをさせていただく、私と同じ昭和39年生まれであること、旅行会社での勤務経験があることなど共通点がいくつもあった。もっとも、まだ独身だそうで、バンコクと言うなかなか大変な場所で事業を起こされている割には、何か伸びやかでホノボノした感じのする方であった。
夜遅く帰宅してからNHKのニュースを見て、今日が節分だったことに気がついた。そう言えば、昨年も忘れていて、せっかくPさんから日本土産に鬼の面をもらっていたのに使わずじまいになっていたのである。そして、またしても、今年も節分を忘れていた。子供の頃の記憶に、節分の豆まきで、大豆の代わりにピーナッツを撒いた記憶がある。そのことを作文に書いたら先生に笑われたことを思い出した。ちょうど今の優泰と同じ位の学年だったと思う。