10月26日 火曜日
昨日は暖かい1日であったのに、今日は雨である。チェンマイでは雨が心地よかったので大好きだったが、東京の雨、それも秋の雨は嫌だ。寒いだけである。その雨の中を都内まで電車に乗って出かける。就職活動の支援をしてもらうためにKツーリストのOBを訪ねて、帰国の報告をし、日本の旅行業界に関する最新情報を伺う。ここでも数年前とは業界を取り巻く環境が大きく変わってきているらしい。そんな話を手打ちソバの店で「ミニカツどんセット」をいただきながら伺う。そうであった、手打ちのソバと言うのは、こんなにもシコシコしたものであったんだっけ、、。
タイに関する情報でも、最近は観光ビザだけでなく、ビジネス・ビザも出にくくなっているらしい。特に就労に関しては月給が6万バーツが条件になり、採用側はそれだけの給料を払いきれない。特に日本人スタッフを採用しようにも、これではタイ人スタッフと同一内容の職務内容にありながら給料だけは十倍以上の差ができてしまい、ホテルとしても従業員のコントロールが難しくなってしまう問題が出ているらしい。そんなビザや労働許可投げ打って帰国してしまった私だが、何だかずいぶんと勿体無いことをしてしまっているのだろうか、、。
午後は秋葉原へ行ってみた。私はもともと秋葉原とは縁のない生活をしていたが、はじめての接触はお母さんと結婚したばかりの時で、冷蔵庫やレンジなどの家電を買うために何軒もの電気屋を回った。2度目は、IT系のベンチャーへ転職したときで、コンピューター関連のものを買いに行った。そして、今回が3回目になるのですが、今回秋葉原の待ちを歩いてまたまた秋葉原は変わっていた。家電はすっかり影が薄くなっていた。コンピューターはまだまだ全盛なのだが、アニメかゲームかはっきりわからないのだが、ロリコン系かただのH系かそんな感じのポスターがベタベタと貼られた、その手の専門店が沢山現れていた。私ならとても恥ずかしくて、明るいうちからそう言う店の中へ入ったりできないが、どの店も盛況である。風俗店ではないのだろうが、私の目から見ると紙一重に感じる。私がそう感じるのだから、安い家電製品を求めてやってくる外国人観光客の目にはどんな風に映るのだろうか?私としては未だ慣れていないためか、とても恥ずかしいような気がした。
6時より、新橋で大学卒業して社会人になったばかりの頃の上司2人と会って一献する。2人とも私よりも早く当時のKツーリストを離れられ、一人は介護の会社の社長となって忙しくされていた。そんなわけで、飲みながらの話の中心は介護関係の話だった。今の時代、変な話だがもっとも元気のある業界は「介護業界」なのかも知れないと思った。3人でイモ焼酎のボトルを2本明けてしまってお開きとなり、地下鉄に乗ったが、「赤阪で飲みなおさないか」と誘われたが、財政破綻状態の私にはとても赤坂あたりで飲む勇気がなかった。それにもう相当に酔っていた。まだ終電までにはだいぶ時間があったが、そのまま帰らせてもらった。
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