旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

このページ「チェンマイ通信」はIIJ4Uサービスのホームページ機能が2016年3月31日(木)をもって終了した関係で、chiangmaikk.comのサーバへ引っ越ししてきました。設定不備もあるかと思います。

 

HPご意見メール

8月31日 日曜日    天気は晴れ、ときどき曇り

 ワタノー学校で日本語の補講を開始する。本日は基礎の日本語第1課をやる予定である。これは日本語の発音に関する課なので、会話とちがって今ひとつ面白みに欠ける。しかし、まだ日本語への関心が高いうちにやっておかないと、後で通じる日本語が話せなくなるだろうから、先に済ませてしまう。受講生はまだテキストを持っていないだろうから、今回やる分と、次回の予習用にテキストの第1課と第2課をコピーして配布する。今回は受講生全員がそろい、4人である。このくらいの人数が最もやりやすい。テキストに出てくる日本語はすべてローマ字書き、はじめにローマ字での「a,i,u,e,o」を練習。私は発音を覚えやすいようにとローマ字書きのテキストを選んだのだが、彼らはテキストコピーの上に更にタイ文字で発音を書き込んでいる。やはり、ローマ字よりもタイ文字の方がなじみがあるのだろう。

 初回と言うことで、4人ともとても熱心にレッスンを受けてくれる。五十音は比較的無難に終えた。「し」と「ち」の音の違いがなかなか理解できないようで、「し」も"chi"の音になってしまう。聞き分けるには練習を積んでもらうしかないが、発音については自分で矯正することができるだろう。発音にあたって、「し」の音は舌を上あごに当てないで発音するように教える。続いて濁音。ガ行、バ行は簡単なようだったが、サ行とタ行が混乱した。予想していたことだが、「ぞ」の音がなかなかでない。「ざ」の音は「さ」の音になりやすい。韓国人では、このザ行が「ジャ行」なりがちだったことを思い出す。「だ、ぢ、づ、で、ど」も理解しにくいようだ、これは日本語での発音が不規則であることに問題があって、da,ji,zu,de,doと本来Dで始まるべき音に、JやらZの音が紛れ込んでいるのだから、、。半濁音の「パ行」は極めてスムースであった。このあたりも韓国人の日本語発音練習とは大きくちがっている。韓国人の場合は、濁音と半濁音で非常に苦労するのである。正直なところ、うちのお母さんでさえ、いまだに濁音の間違えを起こすことがある。
 最後に、長母音と短母音、Yの音が挟まる二重母音というか「きゃ」「きゅ」「きょ」など、そして「っ」が挟まる促音を練習。母音の長短はタイ語にも厳然とあるので理解が早い。促音も大して苦労していないようだ。皆が戸惑ったのは「きゃ」「きゅ」「きょ」などで、私はタイ語には日本語以上に二重母音があるからタイ人には簡単だろうと思っていたら大間違えであった。「きゃ」「ちゃ」「みゃ」などは簡単なようだったが、「ゅ」と「ょ」の入る発音が難しいらしい。更に彼らの発音を聞いているうちに、彼らタイ人の発音の特徴として子音の発音が日本語と比べて弱いことが分かった。そのため、彼らは「にゃ」「にゅ」「にょ」と発音しているつもりでも、私の耳には「や」「ゆ」「と」と聞こえてしまう。私はタイ人には子音の音を強調して教える必要あるのだなぁと感じた。
 発音練習を何とか2時間以内で終わらせて、終了テストをおこなう。このテキストは実に良くできていて、各課ごとに簡単なテストがついている。第1課のテストはやはり発音で、私が読み上げる単語で、正しい綴りのものを選ぶと言うものであった。具体的には以下のようである。
  「いつ」の発音をする
  (1) isu (2) itsu (3) izu
 このテストは20問の設定であったが全員が80点以上をマークし、私は大変嬉しかった。やはり間違える場所は「shi」と「chi」に関するところで、ここは来週からも継続して練習していく必要がありそうだが、それでも短時間でよくこれだけ聞き取ってもらえたものだと、満足する。
 何度も書いて宣伝ぽいのだが、このテキストのすぐれているところは、単語ごとにアクセントの位置がはっきりかかれていることである。

 午後からムアンマイ市場へ野菜の買い出しに出かける。午後からは良く晴れ上がっていてとても日差しが強い。湿度も高く、そのため屋外の市場は堪えがたいくらいの熱さである。ジャガイモを買うが、並んでいるジャガイモには2種類あって、1つは中国産で、よく洗って土の落としてある極薄い黄土色のジャガイモ、もう1つはタイ国産で、こちらはまだ土がこびり付いているが、全体に濃い海老茶色に見えるものである。いままで気にもしていなかったが、市場の人に教えられて「なるほど、最近は中国から野菜を輸入し始めたのか」と感心する。私は海老茶色のタイ国産を買う。輸入野菜では私が良く知っているのはニンジンである。スーパーなどでは見た目も日本と同様にすっきりと綺麗で、大きさも大きいオーストラリア産のニンジンが良く出回っている。もちろん市場へ行けばタイ国産のものも沢山あるが、こちらは大きさが不ぞろいで、やたら貧弱なものもあるし、大きめのものはたいてい二股になっていたり、表面に沢山オデキのようなものが出ていて、見た目が良くない。ニンジンと言うより朝鮮人参のイメージである。

 夕方にはサイクリングコースに行ってランニングを10キロする。今日は優泰も連れて行き自転車をこがせるが、優泰は体力が低下しているのか自転車でもコース2周でリタイヤしてしまった。私は左ひざの痛みに絶えながら走る。ペースは10キロを1時間かけて走ると言ったノロノロだが、以前と比べて汗をかく量が目立って減ったような気がする。以前は走り終えると全身汗だくで、とんでもなく喉が渇いたが、今はそれほどでもない。日暮れに走って、直射日光にあたらないためか、湿度が高くなっているためかもしれない。

朝食
パートンコーと豆乳。
昼食
ご飯と豚しゃぶサラダ。
夕食
小屋がけ食堂の中国豆腐とモヤシ・白菜の炒め物、豚肉団子揚げ。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

チェンマイ帰り就活日記

求む!ピョン子の情報