6月30日 日曜日    天気は晴れ 午後一時スコール

 目が覚めると時刻は8時を回っていた。どうしてこんなに寝坊をしてしまったのだろう。2日続けて朝の運動ができなかった。優泰には踏み台昇降のような運動を10分間させる。この10分間の運動で、優泰は汗びっしょりになるので、シャワーもさせる。

 朝食を食べ終われば既に昼近い。優泰の勉強に付き合う。タイ語、国語、算数。2時間ほど付き合って開放してもらい、昼ご飯とする。野菜類が不足気味かと思いアパート前の路上で果物を買う。カンタロープと呼ばれる甘味の少ないメロン、スイカ、パイナップル。それぞれ10バーツずつ買うが、カンタロープのほんのりとした甘味は実に上品である。歯ざわりもそこそこあるし、私は最近日本のメロンより美味しいのではないかと思っている。特に日本の温室メロンは立派で、甘いくトロッとしているが、価格的には高級ではあるが、上品さには欠けるような気がする。タイで言えばドリアンであろうか、ドリアンも高級果物とされるが、上品な甘さと表現する人は少ないだろう。このカンタロープ、ヨーロッパの人たちにも好評である。そう言えば、イタリアあたりで食べた生ハムを添えたメロンの前菜、この時のメロンとはカンタロープだったのではなかったろうか、、。

 私の日課と言えば、朝6時に起きれれば、運動をすることと、このHPの日記を更新するくらいで、取りたててやらなくてはならない仕事と言った物が無い。タイ語の勉強だって、YMCAで習ってきたことを復習しようと思っていたが、結局3日坊主だった。しかし、家族のために働くと言う点では、毎日良く動き回っていると思う。皿だって洗うし、料理も時々する。買物はほとんど全部やっているし、、、。つまり、家政夫のような存在である。今日はお母さんが韓国へ帰省するのに、手土産として「サンファンボソ」なるものを持ちかえりたいと言っていたので、それを探しに自転車で出かける。なんでも、このサンファンボソとはキノコの一種らしく、韓国人の東南アジア土産として珍重されているらしい。しかし、私はこのサンファンボソなるものの存在も知らなかったし、タイ語名もわからない。お母さんとて同様である。見たことも無いのである。そこで、お母さんは知り会いで長くチェンマイに住む韓国人に確認したところ「ディアンチィー」と言うらしい事がわかった。しかし、それはカタカナ(ハングル)的な発音での音で、タイ語の音ではない。しかし、これ以上のことはわかりそうに無いので、あたって砕けろで、ワロロット市場近くの漢方薬材や入って見ることにした。

 雨季に入ったとはいえ、晴れると直射日光はとても強い。夏至前後のこの時期、太陽はむしろ北寄りに位置している。短パンにTシャツと言うラフなスタイルでママチャリにまたがり、ワロロット市場へ向けてペダルをこぐ。市場の回りを何周かしても漢方薬材屋は見つからない。布地屋のチェンマイジャイディーの近くだと小屋がけ食堂のオバさんから聞いて来たが、チェンマイジャイディーはワロロット周辺に何店舗かあって、どの店か聞き忘れていた。市場の人に再度聞き直したら、市場入り口のチェンマイジャイディーの隣との事であった。しかし、日曜日で休みであった。歩行者天国のタペー通りを走ってアパートに戻る。

 夕食を久しぶりに台湾食堂で食べて、そのままビートルに乗り込んでホタルを見に行く。先日の晩はお母さんと二人で自転車に乗ってホタルを見たが、今晩はもう少し遠出をしてホイドンタウの貯水池近くまで行ってみる。夜の貯水池周辺は人気も無く、犬たちが道路の真ん中で寝ていたり、たむろしていたり、スピードを出して走ったらばぶつかってしまいそうだ。彼らももしや車が来るのではと考えている様子もなく、鼻先にまで近づかないと腰をあげない。
 ホタルはいた。沢山いた。あっちにも、こっちにも、ゆらゆらと飛んでいる。前回見たものよりも郊外まで来たこともあり、ホタルの数は段違いに多い。優泰もお母さんも喜んだ。しかし、私が本当に見たいと思っているのは、こんなホタルではない。木の幹に何百匹と止まり、一斉に点滅しているとか言う熱帯特有のホタルである。チェンダオのTさんは先日ファーンからの帰り道の森で見かけたという。私も是非見てみたいと思うのだが、まだその機会に恵まれていない。

朝食

優泰は即席麺の醤油味ヤキソバ風、お母さんはサツマイモ、私はチーズソースをご飯にかけたドリア風。

昼食
お母さんと優泰はレトルトのハヤシライス。私は小屋がけ食堂の特製唐辛子山盛りのフクロ茸入りバジル炒め載せライス。
夕食

台湾食堂にて優泰はオムライス、お母さんは牛肉麺、私はジャージャー麺。

 

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