5月29日 木曜日 天気は晴れ
このところビートルは色々とトラブルが続いている。今月はビートルを酷使することもなく、補修にもずいぶんと手間と時間をかけたのだが、今朝はドアにトラブルが発生した。お母さんをタイ語学校へ送った帰り、アパートの駐車場へビートルを入れて「さて、降りよう」としたところ、ノブを引いてもドアが開かない。窓ガラスを開けて外側のノブで操作しようとしたが、やっぱりドアが開かない。助手席側のドアから降りれば問題ないのだが、それでは不便なので早いところ修理しなくてはならない。しかし、どのようにして修理をしようか、、。ドアのカギの部分はドアを開けないと取り外せない。当然ながらちょっとやそっと押したり引いたりしたところでドアが開くものではない。工具箱からテコに使えそうにモノを取り出してドアの隙間に差込み、ドアをこじ開ける。車上ネライならばバールで簡単にこじ開けてしまうだろうが、ビートルは私の愛車で、傷をつけたくない。ドアをこじ開けるまでに1時間半ほどたっぷり時間がかかってしまった。
ノブとカギの部分を取り外し、確認をすると、ノブの動きをカギのシリンダーへ伝える金具が外れている。それもただ外れているのではなく、この金具を固定しいている支柱にあたる部分が折れてしまっている。経年の金属疲労であろう。細かな部品だが、これは町工場風の鉄工所へ持ち込んで溶接して取り付けてもらう。溶接賃は20バーツであった。こうした小さなことでも依頼できるのはチェンマイの良さだろう。アパートにもどってバラバラになった部品を組み上げてドアの修理は完了。
昨日からの続きで日本人とタイ人のトラブルの問題。どうもしきりとタイ人側が日本人側に接触を試みてきているようだ。「朝から何度も電話がかかって来て、すぐあって話がしたい」と言ってきているのだと日本人が言う。どうやら弁護士がそのタイ人が経営する旅行会社に乗り込んだらしい。そのため、この反撃に相当気が動転しているらしい。ものすごい剣幕らしい。そして「自分は警察の幹部を知っているから、怖くないんだ」と言ったようなことを喋っているらしい。まぁタイ人にしても日本人にしてもやたらと自分は警察だの、ヤクザだの、政治家を知っているんだとウソブイて強がる輩がいるものだが、本当に何かあってそうした人たちが駆けつけて来てくれるような人は、そんなことを言うものではないのも日本もタイも共通している。しかし、当事者の日本人側がどうにも弱気になっているようだ。もともと気の強い人ではないが、朝から何度も私のところに電話をして来る。きっと不安なのだろうが、ここで下手に動かれたり、直接交渉などし始めたら、せっかく弁護士側が動いていることが水の泡に帰してしまう。「この件については弁護士に一任しているから、弁護士と話して欲しい」と電話がかかってきても突っぱねるようにと言っても、じっとしていられないようだ。それに調べていくと、こちらまで疑心暗鬼になりそうだ。彼の交際範囲内にいる日本人の中にも、このトラブルを仕掛けている人がいるように思えてきてしまう。
夕方までタイ人側に時間の猶予を与え、もう一度考え直して車の所有権を元通り日本人に戻す手続きをするように弁護士側が促したそうなのだが、夕方の時点でもまだ興奮気味のようで、取り乱しているらしい。弁護士さんは、もうこれは単純な民事事件ではなく、刑事事件だとして、これから警察へ働きかけ相手の身柄を拘束すべく手続きを開始すると言う。
こうして、この公開日記にトラブルとその対応について詳細を書いてしまうと、こちらの情報が相手側に筒抜けになってしまうのではないかといった危惧もあるが、チェンマイではこのようなトラブルに巻き込まれて財産を奪われる日本人の例が後を立たない。日本人はすぐに泣き寝入りするからだろうが、これらは犯罪である。外国人観光客や長期滞在者の誘致課題はタイの国策でもあるわけだし、続出するトラブルに対して被害者側でも毅然とした態度を取らせることも、大切だと考えている。まぁ、ここに書くことは作り話ではないが、やはり弁護士さん側からの指示の詳細などについては、ここに書いていない点もかなりある。
夕方からのラジオ局へは昨日購入した中古のモーターバイクに乗って行ってみる。なかなか快調なのだが、しかしスピードが出ない。もともとそのような設計になっているようなので仕方ないが、スピードは最大でも40キロまで、エンジン音から判断して適正なスピードは25キロと自転車よりも多少速い程度のスピードで、何車線もあるような大通りで右折するためにセンターラインに近づくのには後続車に神経を使う。が、ラジオ局からの帰り、夜道をのんびりと走って帰ってくるだけなら誠に気持ちがいい。
朝食
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ご飯とキャベツの味噌汁。 |
昼食
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もち米とナムプリック(唐辛子のペースト)。 |
夕食
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台湾小館にて水餃子とジャージャー麺、ネギの卵焼き。 |
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