本日はワタノー学校で一ヶ月ぶりの授業のはずであった。午前中から昼までを旅行会社で過ごし、1時少し前にワタノー学校に入る。しかし、いつもなら生徒たちが校内にあふれているはずなのに、今日に限ってやたらと静かである。今学期になって生徒たちもずいぶん静かになったのかなぁとバカな感覚も覚えたが、それにしても静か過ぎる。語学職員室に入ると、先生たちの姿が見当たらない。一人だけいらした先生に確認すると、先生たちは会議中だそうだ。それと、生徒たちは午前だけだったと言う。またしても連絡が私のところにまで届かずじまいであった。それと、後期の日本語のクラスの授業は火曜日から変わっているかもしれないと言われる。しかし、何曜日になるのか、よく解らないらしい。
せっかく来たので、この先生と雑談をする。その中で、常々疑問に思っていた「低学年は男子生徒がいるのに、高学年ではほとんどいないのはなぜか」と言うことを聞いてみる。すると答えは実に単純であった。チェンマイでは国立の進学校としてユッパラート学校と、このワタノー学校が有名校で、チェンマイ大学への進学率の高さを競い合う中なのだが、つい数年前まではワタノーは女子校で、ユッパラートは男子校であったのだそうだ。その関係で、高学年に男子生徒が極端に少ないのかと了解できてしまった。しかし、一方のユッパラートは別に高学年でも女生徒が少ないわけではない。よく解らないが、ここでも女子生徒の方が目立つような気がする。やっぱり疑問が残るのである。
今晩もタイ航空主催の夕食会があるらしい。その情報は夕方になってから確認された。どうやら、今晩はレセプション形式ではないようだが、これも渡りをつけて参加させてもらう。会場はチェンマイでもトップクラスのレストラン、グランドランナである。今晩は社内の女性スタッフと向かう。今晩の渡りをつけたのは彼女であり、まぁ戦力にはならないだろうが、一緒に行く。いつもパソコンでゲームばかりをしている彼女で、服装もタンクトップの真っ赤なシャツを着ているから、下手をすると足を引っ張られかねないなぁと危惧していたが、グランドランナへ向かう車の中で、話をしていたら、出身はずいぶん良いところらしい。「グランドランナのあった場所に16歳まで暮らしていた」と言うのである。よく聞いてみると、このサンカンペン周辺の大地主の出らしい。が、どのような経緯があって、その土地を手放し、旅行会社のカウンターに座るようになったのかは聞き出さなかった。ディナーの会場は、レストラン横の広い芝地に設営されていたのだが、その脇の大きく立派な建物を指さして、「あの家に住んでいた」と言った。それは自慢をするようではなく、なんとなく寂しそうであった。
ディナーは北タイ風のバイキングであった。前回のサワイリヤンと同様にここでも大掛かりなショーが組まれ、沢山の花火が打ち上げられ、空飛ぶランタンが延々と放たれた。タイ航空の主催との事であったが、ずいぶんと金をかけた演出であった。ディナーは今回、東京便と同じくタイ航空がチェンマイ発着で新しく就航させた台北、香港線で招待した台湾と香港の旅行業界関係者との合同であった。私は日本人のテーブルにつくことが出来ず、台湾の人のテーブルに就いた。
朝食
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ご飯とキャベツの味噌汁。 |
昼食
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バミー・ラーメン。 |
夕食
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グランド・ランナのタイ航空主催パーティーにて北タイ式バイキング。 |