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7月28日 水曜日    天気は晴れ

 疲れの雪だるまである。昨日のゴールデントライアングル・ツアーは気分転換になるかと思っていたが、気分転換には確かになったが、やはり長時間のツアーで強行軍だったこともあり、体力的に疲れた。それも運動をして汗をかいたのではなく、車に揺られてのことだから、良い疲れ方ではない。

 午前中から午後にかけてワタノーでの授業をこなす。しかし、どうにも今年の生徒は難しい。説明をしてもなかなか理解をしてもらえない。最大の問題は、生徒たちが日本語の授業にほとんど関心を持ってくれていないことである。女生徒たちに圧倒的な人気を誇るジャニーズ・ジュニアのメンバーが先週タイでコンサートをしたそうなので、その話題を織り交ぜながら、授業を進めたつもりだが、なかなかうまく行かない。一緒にやっているパッチャー先生も、相当に疲れている。

 またまた大阪からOさんがやってきた。レモンツリーで夕食を共にした。私は先日ナーン県へ言った際に土産として購入した地酒の甕を持参した。陶器製の丸い甕で、木を削って作ったストローが2本ついている。タイの古い民画で、これと良く似た甕にストロー状のものを刺して酒を楽しそうに飲んでいる絵を何度か見たことがある。きっと昔のドブロクのようなものが入っているのだろうと想像していた。
 甕の蓋を開けてみてびっくりした。酒なんかちっとも入ってやしない。甕にはちょっと湿った籾殻がぎっしり詰まっている。ところどころに醗酵した米粒のようなものが混ざっている。なんだコリャと思いはじめて説明書を読んでみる。APECで提供された酒だとか、なんとか対象を得た酒だとか書いている。アルコール度数は13度とまであるが、肝心の酒がないではないか、、。そして、説明書のお終いに「飲み方」が記されていた。「きれいな水、ココナツジュース、ミネラル水を注いで10分待ち、ストローを奥深くまで刺しこんで飲む」と書いてある。うーん、こんな酒があるのかぁ、、。そう言えば昔、ネパールの下町の酒場で、ドンパとか言う変な酒を飲んだ。マグカップのような器に、ケシの実状の種のようなものが入っていて、それにぬるま湯を注いでしばらく待つと、ブクブクと醗酵して酒になると言うものであった。
 このナーン県の酒、10分待って木製ストローを刺しこもうとしたが、籾がぎっしり詰まっていてなかなかストローが奥まで入らない。なんとか、底に着いたかなと言うあたりで、飲んでみる。うーん、ずいぶんと水っぽいドブロクのような味だ。いや、ドブロクというより酒かすで作った白酒のような味であった。飲み終わっても、また水を継ぎ足せばまた酒ができそうな気もするので、水をたっぷり注いで持ちかえった。これでまた明日も楽しめたらラッキーである。

朝食
ご飯と目玉焼き、味噌汁。
昼食
インゲン豆とバジルの炒め物。
夕食
レモンツリーでタイ料理をアレコレ注文したが半分も食べられなかった。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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