1月27日 月曜日
天気は晴れ
今朝もやっぱり優泰を学校へ送り迎えするバンが来ない。7時過ぎまで待ってみて、私がビートルで優泰を学校まで送る。今日は日本からラビットスクーター関係の人が来る。先日汽車の切符を手配してあげたYrさん夫婦である。彼らは朝8時着の寝台列車でチェンマイ駅に到着することになっているので、優泰を学校で降ろした後、鉄道駅に回ってみる。
駅でしばらく待つが、少し列車の到着が遅れているようだ。そのうち案内の構内放送が入ったが、列車は一時間以上遅れているらしい。先に到着しているはずのディーゼル特急は、更に遅れていると言っているから、きっと途中で先行のディーゼル特急が故障でもしたのだろう。鉄道に関してもタイはメインテナンスが良いとはいえない。車両故障で動けなくなるなどしょっちゅうだし、単線だから、故障で止まると、後続の列車も立ち往生してしまう。この待ち時間を利用して私はビートルのフロントブレーキを少しきつめに調整する。今まで後輪ばかりを調整してきて、前輪ブレーキの調整をしてこなかったので、ブレーキの効き具合に満足できないでいた。まぁ調整したところで、ディスクブレーキのような効き具合は望むこともできないが、、。
Yrさんたちは遅れた汽車から降り立ってきた。そして、なかなか快適だったので、帰りも汽車で帰りたいと言う。そしたらすぐに切符を準備しなくては、、。駅の予約窓口に立ち寄って、3日後の上りの予約をしようとしたが、寝台車は1等はすべて満席、2等も特急列車は上段寝台しか開いておらず、残っているのは快速列車のみ、それも上下並びの寝台の確保ができなかった。別々の寝台となったが、最後の下段寝台の切符を一枚確保することができた。が、快速列車の寝台車は車両も古くてボロイのでちょっと気がかりではある。
二人はチェンマイでの宿の手配もまだしていないと言う。どこか良いホテルがあればと言うので、考えてみたが、手ごろなところではターペープレイスホテルが値段も手ごろで、お勧めかと思い、そこへ案内する。が、驚いたことに、こんな団体観光客がほとんど利用しないようなホテルでさえほぼ満室だと言う。デラックスルームなら一室だけ空いているというので、見せてもらうが、スタンダードルームより若干広めと言った程度で、ちょっと寂しい。値段は朝食つきで800バーツと言うが、ちょっと「うーん」である。これは別のホテルを当たるべきかなと思い、フロントでダメを押したらば、スペシャルルームなら一室あると言う。そちらは1000バーツだと言うが、まずは見てから、、。4階のコーナーに位置した部屋でベランダもあり、ベランダからは向かいにある寺院の黄金色をした仏塔が望める。「うん」この部屋なら悪くない。値段から言うと、市内にある中級以上のホテルに宿泊できる金額だが、このホテルは比較的静かだし、立地も悪くない。実は私も以前よく利用しており、その時はこのコーナールームを利用していた。
午前中のうちにドイステープに登ってお寺へ案内する。Yrさんは古いバイクだけではなく写真にも趣味を持っているようで、一眼レフの大きなカメラで盛んにシャッターを切っている。今日は晴天なのだが、下界の眺めは靄がかかってしまってあまりよく見えなかったのがちょっと残念であった。お寺の中も観光客でいっぱいであった。本当にチェンマイは観光シーズンの真っ只中のようだ。普段観光地や観光客の立ち回り先と関係しない場所にしか行っていないので、こんなに沢山の観光客を見ると、「いゃーチェンマイって観光地だったんだ」と感心してしまう。
午後からは古いバイク屋めぐりをする。メーピン川沿い、ナワリット橋の南側の何軒かを訪ねて回る。中でも、古いホンダのモーターバイクを扱っている店をYrさんは気に入ったようで、盛んに写真を撮ったり、部品を買ったりしている。もっとも部品の多くは純正品やオリジナルではなく、タイで作ったレプリカである。形は良く似ているが、よく見るとプラスチック製品過度はちょっと加工が雑である。そのから、先日私が発見した、これまた古い「ヒラノ製ポップ」と言う日本製スクーターを見に行く。もう、会社すらなくなってしまっているようなメーカーの古いスクーターながら、程度はよく、これにもYrさんは感心していた。
優泰の迎えがあるので、Yrさんたちとは2時半に別れる。迎えもやはり学校に優泰のバンの姿は見られなかった。同じバンに乗っている台湾人の子供のお父さんも心配して学校まで来ていた。そして、他の運転手仲間に声をかけて、もし優泰のバンの運転手を見かけたら連絡を取ってほしいと伝言を残した。
夕方から昨年9月にブリラムのOkさんとオフ会をした際に参加してくださったYmさんを尋ねる。Ymさんは最近、チェンマイを中心としたフリーペーパーの発行を始められたそうで、そのことで相談したいことがあると言われていた。実のところ、前回のオフ会では、席が離れていたこともあり、あまり話しをする機会も無く、私はYmさんについてほとんどどんな人か知らなかった。また、ネット上での掲示板でひどく中傷されているし、それが事実かどうかも確認できなかったので、ちょっとどの程度のフリーペーパーを出すのだろうかと疑っていた。ところが、実際に現物のフリーペーパーを見て驚いてしまった。まったく硬派な独自取材を中心とした「読み応えのある」紙面で、それがタブロイド判で16ページもある。独自取材以外にも、地元タイ字紙からの記事提供を受けて、翻訳記事を載せている。イメージとしては地元の日本語フリーペーパーの「ヴぃあんチェンマイ」の初期のころの紙面と有料のバンコク週報とをミックスしたような内容で、大変品質が高い。昨年よりランナーエクスプローラーと言う日本語の情報誌が不定期に出ているが、大変高品質で無料で配るにはもったいないくらいのものなのだが、それと比べても内容的にはほとんど引けをとらない。出稿やライター探しについて協力できるかどうかは、後の問題として、若い女性目当てやただ物価が安いだけで長期滞在をしようとしている人たち向けではなく、チェンマイが好きで、そしてもっと好きになりたい人たち向けと言うと言う編集方針には大いに共感を覚えた。とりあえず、何部かもらってきて、アパートのエレベーター脇においてみることにする。
朝食
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ご飯とブロッコリー。 |
昼食
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メーピン川沿いのソバ屋にてワンタン。 |
夕食
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マッシュルームとタマネギの炒め物、カリフラワー、目玉焼き、厚揚げ豆腐と大根の味噌汁。 |
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