3月26日 金曜日 天気は晴れ
10時頃になってメールが入った。優泰の担任の先生からであった。メールを読んで見て、頭を抱えた。今日の午後、校長先生を交えて緊急に面談したいと言うものである。
担任の先生は、生徒たちが宿題をちゃんとやってきたときの褒美としてチョコレート・キャンディーを与えているそうである。そして、教室で先生が保管しているチョコレートを場所が荒らされていることが昨日判明した。当時、教室には優泰しかいなかったそうで、優泰に「知らないか」と聞いたらば、「知らない」と答え、今日、クラスでミーティングをしていたら、優泰のカバンからそのチョコレートの包み紙が出てきたそうである。証拠を付きつけられて、ようやく白状たのだが、開き直ったのか、まるで反省の色がないとのことで、それで校長先生まで交えての呼び出しとなってしまった。
しかし、本日は、先約がある。3時には空港で人を迎えなくてはならない。今晩は小言を言われるのを覚悟して、お母さん一人で学校に行ってもらうことにする。「私は英語じゃ良くわかんないんだから」と電話口でブツブツ言っていたが、了解してもらう。
その先約であるが、東京からの直行便は予定よりも30分ほど早く着いたようで、私が到着ロビーに着いたときには、すでにロビーのイスに座られてお待ちになられていた。今晩泊まるために東京から電話で予約を入れておいたというターペー門近くの宿屋に荷物を置いてもらってから、ホテルの視察と称して、郊外にあるインペリアルホテル・グループのチェンマイ・リゾートへ行ってみる。インペリアル・グループはタイ全土に多くのホテルを持ち、チェンマイ市内にもあるメーピンホテルは、利便性も良く、日本人にも人気のホテルである。が、そのグループホテルがチェンマイ郊外にもリゾート・ホテルを持っていることは以外と知られていない。今回は手土産に日本の女性誌「25ans(バンサンカン)」が編集協力したと言うタイ航空オリジナルのHealing
Resort Chiangmaiと言う小冊子をいただいた。この小冊子はさすがは女性誌が編集協力してあるだけあって、写真が見事すぎる。「えぇ、こんなチェンマイなんかあったんかねェ」と目からウロコが落ちるような感覚である。トップページはフォーシーズンホテル(元のリージェント)から始まっているのは、「イカニモ」だったが、その中にインペリアル・チェンマイ・リゾートが見事に紹介されている。「地元セレブが通う会員制スポーツクラブ付き」「広大なネイチャーリゾートで欧米式のロングステイを満喫!」、、セレブって一体なんだぁ?これだから女性誌は難しい。白い馬が草を食んでいて、バックには木立、、。紙面は確かに欧米のリゾート、、。でも、欧米式ロングステイって、私の見なれた欧米人のチェンマイのロングステイヤーたちは、昼からビールをラッパのみしたりしてて、なんだかチェンマイに沈没してしまっているようなイメージであったのだが、私の見ていた世界とは別世界であるようだ。
チェンマイから北に伸びるハイウェイをしばらく走った右手奥にチェンマイ・リゾートはあった。確かに広大である。建物2階にあるロビーに入り、レセプションカウンターをのぞくが、無人である。そのまま突き進んで、中庭に面したテーブル席に座る。隣り合ってレストランがあるから、飲み物くらいは飲めるのだろうが、従業員の気配がない。レストランも無人であったが、白シャツの女性が時々出入りするので、彼女に向って手を振ると、ようやく飲み物の注文を取りにきた。
ゲスト係りの人を頼んで、館内を案内してもらう。何面もあるテニスコート、50メートルの競技用プール、ジム、サウナ、バドミントンコートまである。なるほど、会員制のスポーツクラブとはこのことだったのか。宿泊客も利用できるそうだが、ラケットなどの用具は持参が原則で、一応有料のレンタルもあるとのことである。
次に客室を見せていただく、3階建ての建物が3棟、各棟が16室ずつで、全部で48室だそうだ。一般の部屋は25uほどで、リゾートの割にはあまり広くない。ベッドもクイーンサイズで、2人で寝るにはちょっと狭い感じである。スイートも見せてもらったら、メゾネットと言う、室内に階段があって2階建てになっている。上の階は屋根裏部屋で、天井が三角、部屋の隅に行くと、腰をかがめなくてはならない高さまで天井が迫ってくる。下の階が狭いながらもリビング、上は寝室となっているが、ちょっと驚いたのは、トイレやシャワーもこの屋根裏にあり、個室になっていない。衝立を置いてはあるが丸見えである。うーん、これはよほどのラブラブのカップルか、またはお互いに完全に関心が失せてしまったカップルでなくては、とても朝のウンコなんかできないだろうなぁ。換気扇もあるわけでないし、うーん、、。欧米の長期滞在者はこのようなスタイルを好むのだろうか?
夜、Yさんのお宅のパソコンが故障したと言うので、見に行ったが、ノートブックのスクリーン裏の照明が点かなくなって、画面が真っ暗である。断線かと思って、調べて見たが、照明部分そのものが故障しているらしく、私の手には負えない。持ちかえって、信頼のできる修理屋に委託するよりなさそうである。帰宅は10時、それから本日のことをアレコレ聞かされて、就寝は2時近くになってしまった。
朝食
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カツレツをはさんだハンバーガー。 |
昼食
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ソムタムとモチ米。 |
夕食
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空芯菜炒めとご飯。 |
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