6月25日 金曜日 天気は晴れ ときどき曇り
ゴルフ場通いも最終日。朝一番にランプーン・ゴルフ場まで往復する。いやはや、今週は精神的にイライラしたり、早朝から夜遅くまで飛びまわって、さすがにグッタリと疲れた。せっかくトール君たちが来ていると言うのに、夜飲み歩くことさえできない。まったく、本末転倒といった状況である。
その本末転倒を、少しでも修正するために、夕方前に強引に4時間ほど時間を捻出した。そしてトール君たちを誘ってメーワン川へ竹いかだによる川下りに行く。過去2回この川下りをやっているが、メーワン川でのものは、大好評である。メーワン川は流れが速く、激流の趣がある。まさにワイルドなトール君にピッタリだと思った。
4時近くにビートルにトール君たちと4人で乗りこみ、メーワンへ向かう。トール君は巨漢である。ビートルの乗車定員は5人となっているが、積載重量は車検証に書かれていないのでわからないのだが、この4人の合計体重は軽く300キロを超えてしまうであろう。ビートルにとってはまったくの災難である。その災難を少しでも軽減するためにエアコンを付けず、窓を開けて走る。このところ雨季に入ったにも拘わらず、ずっと雨が降っていない。今日も快晴とは行かないが、曇りがちな晴れであって、気温も高い。人にもビートルにも辛い環境の中でハンドン街道を南下する。
が、やはり山道に入って、ビートルは不具合を訴え始めた。ガソリンがキャブレターへ回っていない感じである。また、エンジンルームが熱くなり過ぎて、ガソリンが気化してしまっているのだろうか、、。情けなくも坂道でギアをローに落としてトロトロ、ブリブリと登る。そうしてたどり着いたいかだ乗り場。もう、時間が遅いからか、観光客の姿はなかった。せっかく来たのに、、、と思いかけたら林の中から若者が現れ、彼がいかだの係員であった。
雨季に入って、水量も増し、川は暴れ狂う激流となっていることを予想していたのだが、結論から言うと、雨季に入っても、この1週間ほど雨も降っていなかったために、水量も少なく、たんなる風流ないかだ下りとなってしまった。トール君の歓喜する顔を見たかったが、失敗であった。そう言えば以前に国立公園入場料200バーツも払って郊外の滝へトール君たちと行った時も、滝に水量がなく、まったく寂しいだけの滝だったことがある。ひょっとすると、彼がいると、水不足を請来してしまうのかもしれない。
帰り道、ハンドン街道で空港近くまで戻ったところでビートルのエンジンはだいぶおかしくなった。キャブレタが目詰まりしているのか、エンジンに出力がない。ヨロヨロと路肩を走行しながらチェンマイ市内へたどり着く。
トール君たちはグランドランナで夕食を食べるそうだが、私はK.K.トラベルへ戻ってやり残した仕事を続ける。今晩も帰宅は夜遅くなる。それにしても、毎日体力の限界だと思いながら、その限界である記録はどんどん更新されている。