5月24日 木曜日
通路から「チェンマイにつくぞ」と寝台係が声をかけて回ってきたときにはもうチェンマイ駅のはずれに列車はさしかかっていた。あー、やっと着いたか。やっぱり汽車はのろいなぁとあくびしながら考え、荷物をまとめる。
ホームの端にある改札口までとぼとぼと歩く。3等車から吐き出された乗客は若い子達が多く、荷物持ちいさめであった。夜行列車の3等車と言うと、大荷物を抱えた出稼ぎ風のおじさんおばさんを連想していたが、これは以外だった。
いつものように改札口周辺ではトゥクトゥクオート三輪タクシーの運転手たちの客引きが盛んだが、やはりいつものように、適当にかわしながら駅前の大通りに向かって歩く。ちょうど通りかかった赤いピックアップトラックにアパートの場所を告げると20バーツという。値段も妥当だ。
アパートには朝6時に着いた。お母さんは未だ寝ていたようで、ドアにはチェーンロックがかけられており、ベルを鳴らして開けてもらう。
着替えをしてシャワーを浴び、朝食を買いに出る。今朝は鶏肉入りのお粥を注文。あっさりした味付けでとても美味しく食べられる。
二日間メールボックスを開けていなかったのでメールがえらくたまっている。ひとつずつ開封し、必要なものには返事を書き、またいつも通りのPCに向かう一日が始まるが、ちょっと疲れ気味。今日は外を出歩くのは止めておこうと思う。
昼食は幅広麺の醤油炒めと野菜の甘酢炒め載せライスを小屋がけ食堂で作ってもらい、お母さんと二人で食べる。バンコクと比べチェンマイは食べ物が安い。美味しいしバンコクの屋台などよりもボリュームがたっぷりある。それと同じ小屋がけ食堂や屋台でも、気のせいかもしれないがチェンマイの方が清潔感があるようだ。これは多分、バンコクの屋台や小屋がけ食堂がごみ捨て場やドブなどの近くに店開きしているのにたいし、チェンマイの店の多くが住宅の庭先で商売しているからだと思う。
午後も一通り仕事をこなし、3時半に優泰を幼稚園へ迎えに出る。
どうも優泰はお腹を壊したらしく、幼稚園で下痢をして衣類を汚してしまったらしい。アパートに戻ってもトイレに行く頻度が高い。
夕方、優泰の幼稚園の宿題を見てやり、なんとかタイ語で10まで数えられるようにした。しかし、発音は滅茶苦茶だし、スムースには数えられない。それでも教え込むだけで結局夜8時までかかってしまう。今日は優泰は下痢をしているので夕食は取らせずに寝かせることにした。
私は優泰を寝かせた後、外に出てビールとカオソーイというチェンマイ名物のカレー風味のラーメンを買って、家に戻って食べる。今日のカオソーイは茹で加減が良くなく、麺がベチョベチョであり、ちょっと残念だった。就寝したのは夜11時近くとなった。
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