旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

９月２４日　火曜日 　　　天気は晴れ　

　昨晩も冷蔵庫の音がひどくなって電源を抜く。朝、アパートの管理人に修理の依頼をしたら「お抱え修理人に連絡しておく」とのことであった。まぁ、お抱え修理人なら、しょっちゅうアパート内で見かけるから、こちらから声をかけてみようと思う。管理人に期待しても、たぶん５分後には私の相談など忘れてしまっているだろう。

　お母さんが午前中に毎日習い事に出るようになったので、月曜日のムアンマイ市場への買出しが火曜日になった。火曜日だけは、午後一番から別の習い事に行っているので、掛け持ちができず、午前中に時間があるのである。いつも通りに野菜をどっさりと買う。果物ではソムオー(タイのザボン)がますます安く美味しくなってきた。一抱えもあるもので２５バーツになっている。しかし、その他の野菜は雨が続いていたり、各地で洪水の被害が出ているためか、一概に高くなってきている。

　ラム病院へ院内見学の希望を伝えに行く。今週末に日本からチェンマイでの長期滞在施設を見学するためのグループがやって来る。その訪問先にまずは医療施設をと思って、ラム病院へ案内しようと思ったのだが、ラム病院側としては、見学申請は筋を通して、タイ文か英文で申請書を作ってくるようにとのことであった。なるほどなるほど、私立病院と言えどもやはり内部はお役所的なのか、、。
　早速、アパートへ取って返して英文で見学をしたい旨の申請書をしたためてみる。申請書の雛型があるわけで無く、ただ見学目的や内容、希望日時などを含むレターであれば良いとのことであったので、あまり書式にこだわらない文案で作成した。

　急なことだが、今晩のバスでバンコクへ出ることにする。バンコクでいくつか確認しておかなくてはならないことが発生し出した。どうもこのところ、私が当初考えていたこととは違う方向に物事が進んでいってしまう傾向がある。ラジオの番組のことについても、バンコクでのことについてもそうだ。どこかで私の考えていることとは別の方向へと引っ張っていこうとするベクトルが働いているようだ。
　うまく進まないことは、なにも仕事(？)に限ったことだけではない。優泰についても、親の気持ちとは別の方向へ行ってしまったりする。「嘘をつくな」「ズルイことをするな」と言い聞かせながら、育ててきたつもりだが、どうもイケナイ。今日も、嘘をついていることが発覚し始め、その嘘を隠すためにまた別の嘘をつく、持っているはずの無いお金でオモチャやお菓子を買ってくる。問いただそうとすると、聞こえないフリをしてプイとどこかへ隠れたり、話題をそらそうとしたりする。お母さんからも、財布からお金が無くなっていたりする事があると報告が来ており、事実関係をハッキリさせるように言われていた。
　優泰を呼びつけて、椅子に座らせ、正面に対座する。昨日と今日と２日にわたって、新しいオモチャを持ち帰ってきているが、これはどうしたのかと問いただす。２５バーツで買ったのだと言う。とても２５バーツで売っているような代物ではない。昼ご飯に何を食べた？「ラーメン」と答えてくる。学内のラーメンは１５バーツのはずだ。毎日、優泰に昼食代として渡しているのは、４０バーツ。そのうち、お母さんから優泰が前借しているお金分として毎日５バーツが差し引かれるので、実質３５バーツしかならないはずだ。その辺の計算が６歳にはまだできないのか、すぐに嘘がバレ始める。それに、優泰の性格からして学校へ行ってお菓子を買い食いしないわけが無い。問いただせば問いただすほど、嘘が露見し、その嘘を隠すため、また嘘が口をついてくると言った、悪循環に至った。私は事態打開の手段として、優泰を椅子から引き摺り下ろし、ほっぺたを張り飛ばした。優泰は鼻血を出したが、しかし、まだ弁解するかのように嘘をつく。ビンタは結局は左右に往復することになった。張り飛ばされた優泰はそのまま椅子の角に顔をぶつけて青タンをこしらえた。
　手を上げることは良くないことかもしれないが、大体３ヶ月くらいの周期でこのような事態になっている。特に最近、学校の先生などからも、「夏休みが終わってから問題が、、」と言われることが多くなった。私は夏休み中に一ヶ月も韓国に行かせていたのは間違えだったのではないかと感じている。あちらには、お母さんの親戚兄弟も多く、優泰には存分にお小遣いが与えられたり、欲しいものは何でも買い与えられる。毎日遊園地だ、映画館だと遊びに連れまわされ、勉強をちっともしなかった。ニユーヨークから来ている従兄弟たちがいたから、英語の勉強になったとは、お母さんの弁だが、見たところ英語の能力はちっとも向上していない。子供たちが悪ふざけで使う「行儀の悪い言葉」だけはいくつも覚えてきた。しかし、それ以外の英単語、特に、１学年終了時に覚えておかなければならなかった単語の綴りは見事に忘れてきていた。そして「ひらがな」も、、、。私のビンタで夏休みの終わりを認識してもらえるだろうか、、。今晩のバスに乗ってしまうので、明日の優泰がどのような生活態度を取るか確認できないのが残念だ。

前日へ　　翌日へ

メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

チェンマイ帰り就活日記

求む！ピョン子の情報