9月23日 月曜日    天気は晴れ 夜に一時雨 

 冷蔵庫は夜中に大きな音を立て始めたので、電源を抜いておいた。そして、今朝から内部の霜取りを実行する。冷凍庫内のものをすべて野菜室に押し込み、冷凍庫のドアを開け放つこと3時間。出るヮ出るヮ、解け出した霜が水となってどんどん滴り落ちてくる。そろそろイイかなぁと思ったところで再び電源を差し込んでみるとちゃんと冷やし始めた。よしよしこれでOK。庫内のものを元に戻して、冷蔵庫を元の位置に戻す。
 が、気がかりもちょっとあった。それはいつまで経ってもコンプレッサーの音が止まらないのである。はじめは長く冷凍庫を開放していたので、それを冷やすためだろうと思っていたのだが、、、。

 お母さんが韓国人の奥さんたちに誘われて今日から毎日午前中習い事に出かけるようになったので、私は時間がたっぷりある。道具箱を開けたついでに、ビートルのカーステレオの修理もおこなう。テープレコーダー部分の修理は先日おこなって今のところ復調しているようなのだが、実は半年くらい前から左側のスピーカーから音が出ていないことに気づいていた。エンジン音がトラック並みの空冷ビートルでは、スピーカーからステレオで音が出ていようが、モノラル状態であろうが、運転席に座っている分には、後部座席から音が聞こえてくるなぁ位にしか感じず、たいした問題じゃないと考えてきていた。しかし、ついでなので、今のうちに修理してしまうことにする。
 はじめは、スピーカーへの配線が断線しているだけだろうと思って、配線をテスター片手にひとつずつチェックしてみた。しかし、断線は確認されず、故障個所はステレオの本体らしい。カーステレオを取り外して分解。プリント基板上にテスターの針を当てながら、抵抗やコンデンサーの通電をひとつずつ調べていくが、とても埒のあく作業ではない。あきらめかけたころに、スイッチに問題があるのではないかと思った。このスイッチは二重構造になっており、スイッチとボリュームを兼ねたツマミの外側に、左右の音量比率のツマミがある。ご多分に漏れずこのスイッチも埃まみれである。たまった埃を吹き飛ばし、接点を何度も擦ったりしているうちに、左右のスピーカーから音が出るようになった。

 夕方からラジオの打ち合わせに参加する。本日の会場はフェリックスシティーホテルと言う旧市街にある比較的地味なホテルでおこなわれる。私のリクエストで夕食も用意してくれると言う。それほど遠い距離でもないので、自転車で向かう。
 今日の会議で、なんとか各曜日の担当者が決まる。私は木曜日の担当である。が、気になるのは番組の進行は、原則的に全面「英語」と言うことになったと発表があった。じゃ、日本語はどうなるのだ、、、。と疑問が沸いたが、番組の内容の大半を聴取者からの電話相談に裂くことにして、日本人の聴取者から日本語で問い合わせ(とくにチェンマイに関する情報提供)に「日本語で答えていく」と言うことらしい。そんな英語で番組進行しているところへ、日本語での問い合わせが入るものだろうか、それもラジオと言った地味なメディアで、、。ラジオなど短期旅行者が持っていることは少ないだろうし、長期滞在者だって、ラジオで英語放送を聞く日本人がどれほど要るだろうか?私と同様の疑問を感じているのは、私だけではなく、スペイン語担当者も同意見であった。しかし、国営放送で、上で決められたものに、意見を挟んでも何にもならないと言うことをスペイン語担当者から諭された。
 外国語担当者は日本語以外に、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語、中国語、タガログ語があるが、中国語担当が3人もいて、週に2日が中国語での質問を受け付けることとなった。で、日本語はと言うと、私一人だし、先の私の抱いた疑問もあって、なんとランナー語と抱き合わせとなった。ランナー語とはチェンマイの方言のことである。英語放送で、日本語とチェンマイ方言で聴取者からの電話を受け付けるとは、ずいぶんと大胆過ぎるような気がするのだが、、。
 最後に、プロモーション用のビデオ撮影を金曜日の午後におこなう事となり、夜遅くに閉会した。タイの会議と言うのは、日本の常識は通用しないと実感した。

 

朝食

ご飯にワカメと豆腐の味噌汁、ありあわせのおかず。

昼食

作り置きの肉味噌を使ってジャージャー麺。

夕食

フェリックスホテルでの会議で出された辛いものが一つも無いタイ風中華料理。

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