10月23日 水曜日 天気は晴れ
優泰を遊ばせる日。カンボジアの遺跡めぐりに付合わせたので、今日は優泰のために遊園地へ行くことにしていた。バンコクの遊園地にはドリームワールドとサイアムパークの2つがあるが、優泰にどちらへ行きたいか聞いたところ、サイアムパークへ行きたいという。まったく孝行息子である。ドリームワールドに比べてサイアムパークの入場料は半額以下、しかもアトラクションは乗り放題だ。
市内から路線バスに乗ってサイアムパークへ向かう。今日はタイの祭日にあたり、バンコク名物の渋滞に巻き込まれることもほとんどなかった。それでも、距離があるのでサイアムパークまではたっぷりと2時間近くかかってしまった。本来ならば、郊外のサイアムパークに近づくにつれて車内が空いてくるはずなのだが、逆に超満員となってきた。親子連れが多く、どうやらみんなサイアムパークへ行くらしい。過去に2回来ているが、いずれも平日で、園内に人影がほとんどなく、アトラクションの遊具も、「乗る人が5人以上いなければ動かさないよ」と言われるくらいであったが、どうやら今日はそうなことは無いらしい。それどころか、とんでもない人ごみである。バスで乗り合わせた病院に勤めていると言うおばさんが聞きもしないのに教えてくれたところによると、サイアムパークが前払いの5割引券を配っているそうなのである。それと学校の子供たちも秋休みがそろそろ終わりに近づき、それと祭日が重なったため、これほど混雑しているのだと言う。
園内はひどいことになっていた。東京ディズニーランドならとっくに「予約券を持たない方は入場できません」と門前払いをするところだが、こちらは、「いくらでも入ってちょうだいョ」とでも言っているように、どんどんと入場者飲み込んでいく。いつもガラガラのアトラクションも大行列だ。優泰が乗れるような小さな子供向けの遊具でさえ30分以上待たされる始末。お母さんは木陰で読書をしているが、私は優泰と炎天下で列に並ぶ。優泰には、めったに来れない遊園地だからか、行列に並んで順番を待っている事さえ楽しそうである。四つほど遊具に乗せ、ハンバーガーやアイスキャンディーを買い与え、午後からはプールに入る。夏の江ノ島海岸の人を全員、豊島園のプールに集めたような混雑ぶりである。芋を洗うどころか、米を研ぐと言ったくらいに、プールは人だらけである。水面には髪の毛やら、訳のわからない浮遊物が浮かんでいる。水もメナム川の色を薄めたような色をしている。私もプールに優泰とともに入ってみたが、とても水面に顔をつける気になれなかった。そして、愕然としたのは、トイレに立った際に、これだけの人ごみがあるにもかかわらず、トイレが空いていたことである。果たして、このプールの人たちには生理現象と言ったものは起こらないのであろうか、、。
夕方5時過ぎにサイアムパークを撤収するが、バス乗り場はひどい人ごみである。タイでは、一般的にバスを待つのに並ぶと言った習慣が無いから、我先にとバスに群がってくる。そして、出遅れればバスの中で延々と立っていなくてはならない苦痛が待っている。そこで一計を案じて、バスの車庫まで歩いてみることにした。距離にして500メートルほどの距離であったが、歩くことの嫌いなタイの人たちに私たちのような行動を取る人はいない様であった。もっとも、市内へ行くバスは何本も来たがエアコン付きのバスがなかなか来なくて、結局バスに乗ったのは6時半になってしまった。
朝食
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ホテルのレストランでバイキングの朝食。品数は多くないが美味しい。パンだけはカンボジアのフランスパンが懐かしい。 |
昼食
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サイアムパークでカップラーメン。 |
夕食
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バンコク中華街の老舗テキサスにてタイスキ。 |
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