4月23日 金曜日 天気は晴れ
優泰の「母国語」に関連して、本日は2通のメールをいただいた。1通は経験談と言うか、母国語問題とは直接関係無いのだが、学校の問題で、ご本人も学校の先生を職業とされていたそうなのだが、かつてお嬢さんが学校でイジメにあい、不登校になったことがあったそうである。その時、学校側はイジメの問題に正面から取り組むことを避けて「転校」を勧めてきたそうである。結果的には、転校することになったのだそうだが、不登校から立ち直ったのは転校によるものでは無く、親がすべてを賭けて子供を守っているのだと言う姿を見せたことだったという。この方は、「学校の先生なんて所詮はこんなものだ」と過剰な期待をしても無理なのだと教えてくださり、結局は子供の問題とは親子関係の問題、いや親子関係のあり方で解決できるのだと言うことを示してくださった。
もう1通は、「母国語」問題を読んで、自分の娘に対する対処法で悩まれたと言う新米ママからである。彼女とは共通点がいくつかあり、子供がハーフであることと、現在タイに住んでいることなどで同じ境遇である。しかし、ハーフの半分は地元タイの血であるし、母国語とはつまりタイ語であって、日本人である彼女もタイ語には何不自由することは無い。むしろ、日本語を教えていくことが良いことかどうかと言う悩みである。
彼女が読んだ本の中に、バイリンガルなどと持て囃され、早期の外国語教育がブームになっているが、複数の言語が話せるだけで、思考能力の年齢に相応した発達を阻害してしまう要因になると書かれているそうである。確かに優泰の場合はこれに当てはまるのだろう。家庭内の日本語、学校での英語、地元の子供たちとのタイ語、そして母親の韓国語と、4言語は言語を使って考えることよりも、気分で行動するように仕向けてしまうのだろう。さらにわからない言葉(単語)が多すぎて、わからない言葉を突き詰めようとするより、聞き流してしまおうとする習慣がついてしまった。
が、本当に早期の複数言語に接しさせることはマイナス面だけなのだろうか?周囲の子供たちを見てみよう。優泰の学校の生徒たちも大半が優泰と同じ境遇である。日本人駐在員の指定だって、二重言語の環境にある。しかし、多くが大変成績優秀である。韓国の家庭など、子供をバイリンガルにし、さらに受験直前に帰国して帰国子女枠を狙っている。教育熱心なあまり、チェンマイに来ている家庭が沢山ある。それらの家庭でも、たぶん何らかの問題があるのだろうが、本当にみんな成績優秀で、優泰とは決定的に事情が異なるようである。そう考えると、やはり問題とは、あくまで家庭内で発生していて、家庭内で解決していかなくてはならないのかもしれない。
本日も小さなグループの見積りを作成する。別に難しい見積りではないが、メールでの問い合わせものなので、依頼者側の希望内容を確認するのに、こちらからも問い合わせメールを送ったりせねばならず、時間は結構かかってしまう。メールと言うのは対してお金もかからず、瞬時に先方へ届くのだが、やはり相手の顔を見ながら打ち合わせをするのと比べると、不便である。本日の見積りはゴルフツアー2本と、ネパール旅行1本であった。作業が完了したのは夜9時半になってである。
朝食
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ご飯と炒り玉子。 |
昼食
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五目野菜炒め。 |
夕食
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インドネシア製即席ミーゴレン。 |
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