旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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9月22日 水曜日    天気は朝のうち雨、日中は晴れ  

 このところアパートの部屋の電話が不通になっている。原因は電話料金の滞納だそうだ。まったく当方には身に覚えの無い滞納なのだが、事情としては以前にも何回も書いているが、部屋の電話料金の請求は部屋の大家さんのところへ郵送される。そして、大家さんは請求書をアパートの管理会社へ転送し、最終的に我が家へは納期期限が切れてから電話料金の請求書が届くことになる。電話会社も納期が切れてからすぐさま電話を止めるわけではなく、しばらく猶予期間がある。今回もその猶予期間中に、アパートの管理事務所へ電話料金を支払った。これが先週の水曜日のことである。ところが、金曜日になって電話が使えなくなった。翌土曜日に事務所へ「電話が不通である旨」訴え出ると、「今日は土曜日だから週明けに確認してみる」との返事であった。
 かくし月曜日の夕方、「タロー、電話料金が未払いだからだよ」と管理事務所のスタッフは回答してきた。しかし、こちらは既に払い込んであるのである、どうして滞納と言われるのか腑に落ちない。考えられるのは、事務所が電話会社へ振り込むのを忘れていたのではないかと言うことである。そこで、振り込みの伝票を確認してみると、なんと今日(月曜)になって振り込んでいるのである。ひどい話しだが、電話料金の延滞料を払わない限り電話は使えないと言われた。これは私の責任ではなく、事務所側の責任ではないかと食い下がったが、「最近は雨が降るからなかなか銀行へ行けないの、もっと早く払ってくれたら大丈夫なんだから、、とにかく延滞料はタローが払わない限り電話は使えないよ」と言われて、渋々支払った。「明日からは使えるからね」と言われていたが、結局電話が復旧したのは水曜日(今日)の夜になってからであった。

 小鳥のピョンのタイ出国手続きについて、本日も空港にある森林局の出張所へ出向く。しかし、昨日とはって変わって、「どうやら、鳥インフルエンザが収束するまでは、バンコクの本局に申請しても許可は下りないだろう」と言う。また、この鳥そのものはタイ語の名前が無いようなので、在来種ではなく、外来種が野生化したものだろうと言う。また、タイの野鳥リストの中にも英語名で「Gray(本当はAshy) Wood Swallow」と言う名の鳥は存在しなかった。
 また、タイ航空の職員も「鳥インフルエンザのために小鳥の搭乗は認められない」と言ってきた。なんとなく八方塞である。そんな中で、森林局の所長さんは、「カバンに入れて持ち出しちゃえばイイじゃないか」と何とも素晴らしい提案をされた。許可を受けずに持ち出すと言うことは密輸ではないか、、つまり犯罪。本来密輸を取り締まるべき森林局の係官が、このような犯罪教唆をほのめかして良いものだろうか?他の森林局の職員たちも、どうやったら見つからずに持ち出せるかと言う話で盛りあがりはじめた。「手荷物に入れたら手荷物検査のX線でばれるんじゃないか」とか「スーツの内ポケットに入れたら良いんじゃないか」「途中で鳴き出したら困るから睡眠薬を飲ませよう」などなど、まったく楽しそうである。所長さんは「中国経由で行けば大丈夫だろう」と言った。「メコン川を遡上して、中国入りさえしてしまえば、中国の役人は袖の下しだいでなんとでもなるだろう」と、私の断念した中国縦断プランを提案してきた。

 私は次に動物園近くの動物検査局へ行ってみた。広い農場のような敷地に事務所が点在している。どの事務所へ行けば良いのか判らないが、適当に事務所に飛びこんでみて事情を説明したら、200メートルほど先の建物へ行くように指示された。
 「日本へ帰国することになり、この小鳥を連れて帰りたいのだけれど」と説明をしたらば、「日本側の許可には何が必要なのか」と質問される。日本側では小鳥の場合何も必要ではないらしいので、単純に飛行機に乗せるのに許可書が欲しいのだと補足する。
 ここも役場のひとつなのだろうが、私が一番接点の多い役場である入国管理事務所や労働局などと比べると、ずっと親切で、親身になってくれる。タイの役場は、外国人との接点が少ないほど親切なのかもしれない。動物の持ち出しに関する許可はここの役場で発行してくれるらしい。もっとも、ここで発行する書類と言うのは検疫の書類にすぎず、野生動物の持ち出し許可とは異なるらしい。野生動物の持ち出しに関してはやはり森林局の許可が必要らしいのだが、森林局が許可を出さない理由が「鳥インフルエンザ」だと言うのだから、検疫で合格すれば、森林局からの許可も取れるのでないだろうか、また、森林局側が「タイの在来種ではない」とも言っているのだから、もともと森林局の「タイの野生動物の持ち出し許可」そのものが必要無いのかもしれない。この辺はまた検査に合格してから、再度森林局の局長さんに相談してみよう。
 検疫検査だが、ここの役場で検査の対象となっているのはどうやら家畜が中心らしい。検査方法は採血が困難なので検便である。検便も通常はニワトリが対象らしく、係官は綿棒をピョンの肛門へ押しこんで便を採取しようとする。しかし、ニワトリならいざ知らず、小鳥のピョンでは無理なようで便の採取はできなかった。係官からは「鳥が便をしたらすぐに採取してこの試験管に詰めなさい」と指示される。必要量は1mlだそうだ。小鳥の便のことだから、1mlには便が5回分くらい必要になるだろう。試験管ごと持ち帰って自宅で採取することとなる。

 午後からはまたキックボクシングへ優泰を連れていく。優泰がトレーニング中に私はリングの脇でパソコンを開き、公開日記の更新をおこなう。このジムの周辺は湿地があるためか、椅子に座っているとやたらと蚊に刺される。それも大きさが1センチほどもある巨大な蚊で、この蚊が刺してくると、痛いので血を吸われる前に叩き落とすことができるのだが、あまりに頻繁に攻撃を仕掛けてくるので落ち着いてキーボードを叩いていられない。

朝食
釜揚げうどん。
昼食
とんこつラーメン(インスタント)。
夕食
野菜炒め。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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