7月22日 火曜日 天気は晴れ
ワタノー学校で日本語の授業のある日である。そのための事前準備に午前中を費やす。まず生徒たちの出欠、テストの採点結果、宿題の提出状況をデータベースに打ち込んでいく。テストの採点をしながら気が付いたことは、問題用紙をエクセルで作成し、文字も見やすいようにとゴシック文字をフォント選択していた。これに問題があったようだ。まず、私が生徒たちに教えてきた「ひらがな」は、手書き用の文字である。そのため「さ」の文字については「さ(教科書用のフォント)」と教えて、トメル、ハラウ、ハネルなどに気をつけさせてきた。特にゴシックの「さ」の文字については、3画目が、2画目と繋がって表記されてしまうので、生徒たちのなかには「さ」を「ち」と読み違がえているものが少なからずいた。今後、プリント類を作成するには極力教科書用のフォントを使用するように心がけなくては、、。
午後の授業では、日本語では助詞が重要な働きをして、名詞の後ろには必ず助詞をつけることによって、その語を主語にしたり、目的語にしたりするのだと言うことを教える。本当はもっと早くこのことを教えておくべきだったと最近になって気づいた。生徒たちにとってこのように助詞をつけるような言語は初めてのはずで、私は何気なく日本語のフレーズを教えていたが、生徒たちに作文させると助詞を飛ばしていたり、使い方がメチャクチャだったりする。そこで、ここらでいっぺん整理をしておこうと考えた。が、助詞の使い方を生徒たちに教えるのは大変難しかった。日本語で説明するのでも難解な文法を、下手クソなタイ語を交えて教えるのだから、頭を抱えてしまう。が、そこでヒラメイタのは表にまとめてしまうことだった。これならば、生徒たちも混乱しにくいだろう。なお、「の」と使い方でも、私は困難にぶつかった。いままで「の」は英語の"of"のような働きをすると教えてきたが、「机の上の本」とした場合、"The
book of on the table"となり、日本語では「の」がふたつも存在するのに、英文での"of"は1つしか存在しない。この場合、「机の上」の「の」が曲者で、英語でもタイ語でも"on"と言うのは前置詞の働きをするのに対して、日本語では「上」も「下」も場所としての修飾をすることが無いようである。生徒たちに日本語を教えているのか、私が中学校の文法を復習しているのかわからなくなってきた。
学校終了後、12階の部屋のリフォームに取り掛かる。電気の配線も調べていくとまだまだ無駄な配線が多い。電線だけではなくテレビ用の同軸ケーブルも使えないものが壁を這っていたりする。これらを1本ずつ調べ上げて、不要なものは取り外し、まとめられるものはまとめてしまう。またまた数個のコネクターが必要になってきた。コネクターは明日改めて買いに行くとして、配線をどうするかを考えることにする。このリフォームの作業は天井に近いところへ手を伸ばすことが多いので、7時近くに作業を終了させる頃には、もう腕が痺れて痛くなってしまった。
朝食
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パートンコーと豆乳。 |
昼食
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春巻きとモチ米。 |
夕食
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ご飯とワカメの酢の物、ジャガイモと卵のスープ。 |
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