7月22日 日曜日
久しぶりに優泰を連れ出して運動をする。残念ながら外は小雨が降っているのでランニアパートの中の駐車場をぐるぐると周回するだけだった。
朝食にパートンコーを食べようと、雨の中をビートルに乗って、優泰と2人買いに出たが、やはりパートンコーの屋台も雨のため店を出していなかった。しかたなくそのままタニン市場まで運転し、市場の中で売っていたカレーパフを4っつ買ってアパートへ戻る。カレーパフはお母さんと優泰に食べさせ、私はソバを茹で、大根おろしをすって、おろしソバを食べることにした。
朝食後、優泰にタイ文字を覚えさせるために、タイ文字のカルタ風カードを作成する。我ながら下手糞な絵でカードに絵を描き、裏にタイ文字を書く。優泰にこのカードへ関心を持たせる為、私がボールペンで描いた絵に、色鉛筆で色を塗らせる。タイ文字は44種類あり、それぞれに「ニワトリの"に"」のような、対応する言葉が決められており、その言葉を絵にするのだが、日本では見かけない水牛とか、民族楽器の小さなシンバルとかも言葉に含まれているので、教えるのが結構大変だ。
昼食にはスパゲティーを茹でて食べようと思ったが、パスタが一人前しか残っていなかった。そこでショッピングセンターのクーポン食堂へ行って昼食を取る事にする。お母さんは鶏肉のバジル炒め載せライス、優泰はタイ式鶏カツライス、私は緑のカレーかけライス。先日から食事全品5バーツ引きになっている。
食後、スーパーで枝豆、パスタとスパゲティーソース、タマネギ、もち米などを買う。そろそろ日本米も底をつき始めているが、日本米の代用品として、タイ米にもち米を混ぜて食べようと言うのである。買い物から帰ると、お母さんの友人からEMS便で小包が届いていた。中身は子供用のレトルトカレーやインスタント味噌汁などであった。とても嬉しい贈り物であった。優泰も大喜びであったが、送料が3500円もかかっていたのに、ちょっと愕然としてしまった。タイの通貨で考えたら1200バーツ以上である。まったく散在させてしまったようで、申し訳なく思う。
外は雨が降り出しているが、水曜日から行く韓国への準備のため優泰の床敷きマットを買いに3人でビートルに乗ってワロロット市場へ向かう。このマットは日本のゴザに似ているが、ビニール加工されており、中に薄いクッションも入っている。これがあれば外泊先でのオネショで寝床を汚してしまう心配もない。しかし、雨の中やって来たが、日曜日のためか寝具店は休みでシャッターを閉ざしていた。
このまま帰るのも面白くないので、タニン市場に回ってみることにした。
タニン市場では、日本の100円コーナーのような安っぽい生活道具を台の上に並べて売っている店が出ていた。100円コーナーの様に均一価格ではなく、商品それぞれの単価が異なるので、ただの安物雑貨屋と何ら変わらないのであるが、日本での生活習慣のせいか、この種の店を見るとやたら血が騒ぐ。結局、大きな洗面器、オートバイなどで使う荷ひも、スポンジ、食器洗い、水道の蛇口につけるフィルター、ハエ叩き(優泰が欲しがった)などを買ってしまう。その他クッキーのばら売りや、果物のナシを1キロ(2個)買ってタニン市場よりアパートへ戻る。夕食前に優泰と少しだけプールで泳ぐ。今日の雨のためか、プールの水はプールサイドいっぱいまであふれていた。近所の優泰より少し大きな子供たちも何人か合流し、プールは大騒ぎとなった。このところ優泰はタイの子供たちに混じって遊ぶ事にだいぶ馴れて来たようだ。しかし、言葉は子供同士でもほとんど通じていない。
夕食は昼間お流れとなったスパゲティを茹でて食べる。今日買った買い入りのミートソースはちょっと味が濃かったが、前回買ったもののように甘ったるい事もなく、まずまず食べられる代物だった。しかし、是非ともママー(日本のメーカー)さんはタイでOEM生産させているミートソース缶をタイ市場にも流して欲しいものだ。やっぱりこの手の物は日本のメーカーの物が圧倒的に美味しい。
スパゲティを食べながらNHK大河ドラマを見ていたら、ちょうどクライマックスの時宗が時輔の潔白状を読もうとするところで、近所の子供たちがやって来た。どうも自転車を貸して欲しいらしい。私の自転車にはライトが付いていないので、夜だから気を付けるようにと警告し、自転車を貸し出す。席に戻ると既に予告編へ進んでしまっていた。