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5月21日 月曜日

どうもこのところ優泰とお母さんが交互に朝の運動に出てくるようだ。今日は、お母さんしか朝起きない。
3日続けてパートンコーを買う。今日は追加で見た目たこ焼き風の軽食を買う。甘味をつけた小麦粉を溶いたものを、たこ焼き風に焼き、中にちょっとネギを散らしてある。

幼稚園へ優泰を送った後、PCに向かって2時間ほど作業をこなし、今晩バンコクへ向かうバスの切符を買いに出かける。バスの切符はアーケードバスターミナルで買うものだが、確かターペー門近くの外国人相手の旅行代理店でも扱っていたと思ったので、ターペー門まで歩く。
ターペー門周辺から、メーピン川に近いナイトバザール周辺にかけては、一種のツーリストゾーンとなっていて、バックパッカーや長期滞在旅行者向けの店や簡易宿泊施設が集まっていて、通りを歩く人もタイ人より欧米人の方が多いくらいだ。三輪タクシーの運転手などもすぐ英語で声をかけてくるし、なんとなくギラギラとした嫌らしさを感じる。私の住むファイケオ通り沿いが地元の比較的裕福な家庭とか外国人でも駐在員や留学生が多く住むエリアなのに対して、やはり観光客相手だからだろう。しかし、バスの切符などは、やはりここへ買いに来るのが便利だ。

ターペー門からナイトバザールに続く道を歩いていると、いくつもの旅行代理店を見つけた。しっかりとコンピューターを何台も並べた大きな店から、テーブルひとつに電話機だけの店まで、さまざまだ。格安航空券、山岳地帯へのトレッキングツアー、市内観光、ラオスなどインドシナへのビザ代行、そしてバスや汽車の切符まで扱っている。店内を入り口から眺めながら歩くと、三輪タクシー、トゥクトゥクの運転手が「なにをさがしている」と聞いてくるので「バンコクまでのバスの切符だ」と答える。すると「OK、乗れよ俺が連れてってやる」とくる。
まったくこいつは、私をこのオート三輪でバンコクまで連れて行く気なのか!それとも、バスの切符を売っている店まで送っていくと言うのか?相手にしていればきっと退屈はしないだろうが、十分に疲れてしまいそうなので、無視して歩く事にする。

ターペー門からナイトバザールへの中間点あたりの交差点の角に、小さな旅行代理店があり、そこに跳び込んでみる。バスの切符はあるかと聞くと、「ある」とおばさんが答え、40人乗りのエアコンバスなら350バーツ、32人乗りのVIPバスなら430バーツという。夜行バスでそれでなくても身体が大きくてバスでは窮屈な私は、32人乗りのVIPバスとやらにした。バスは夜8時出発。バンコク着は午前6時頃とのこと、しかしいざ予約をお願いすると、どうやら電話機が故障しているらしい。そればかりか店全体が停電しているようだ。予約の電話をしに公衆電話へ行くと言うのを引き止め、私の携帯電話で予約をしてもらう。
あっけなく予約はでき、おばさんはバスの切符を取ってくるから30分ほど待ってほしいという。おばさんが出かけている間、店番に多分おばさんの娘と思われる二十歳ぐらいのお嬢さんが出てきた。狭い店の中で、このような若い女の子と残されるのは、大変気詰まりだが、清楚な感じのお嬢さんであり、なぜか日本のPHSを手にして、あちこちいじくっては首をかしげている。そしてついに、私にこの電話はタイでは使えないのか?と聞いてきた。多分使えないはずだと答え、何故こんなものをもっているのか逆に質問してみた。多分日本ではただ同然で処分されているPHSだか、携帯電話がまだまだ高級品、そして日本では考えられないくらいの金額で販売されているタイでは、仮に使えないと言われても、未練が残るものなのだろう。で、彼女いわく、日本人のお客からもらったという。まったくこのお客さんの罪作りである。
そうこうしている内に、おばさんは切符を手に戻ってきた。私もさっそく切符を受け取り店を出て家路についた。

午後も、一通り仕事をこなし、1階のインターネット屋のノートパソコンの不具合を調べたりしているうちに5時になる。きのうプールで遊んだ子供たちと5時にプールサイドで待ち合わせをしたのだが、結局その子はプールサイドに来ていなかった。6時には早めの夕食を作り、バンコク行きの支度をしなくてはならない。
今晩はスパゲティーミートソースを作ろうと思う。先日市場で買ったたまねぎとトマト、そしてスーパー で買った牛挽肉(200グラム入りで30バーツほど)を鍋で炒めスープで煮詰めてできあがり、ナスと生のスイートバジルも煮詰めるときに入れたところ、私には大変美味しくできあがった。しかし、お母さんには、食べなれない味(多分なまのスイートバジル)のためか、美味しいとは言ってもらえなかった。優泰はタイ料理ではなく、食べなれたスパゲティーであるのか喜んで食べてくれた。

7時過ぎに通りからピックアップトラックを拾い、アーケードバスターミナルへ向かう。
バスは2階建てではなかったが、32人乗りということもあって座席の前後間隔は日本のバスと比べかなりゆったりしている。しかし、リクライニングシートの倒れ方が、これまた日本のバスの比ではなく、ほとんど水平ではないかと思うほど深く倒れる。倒して横になる分には快適だろうが、前の席の人が倒して来られたら、これほど窮屈な事はない。まぁ、幸運にもこの日のバスは比較的空いており、前のシートが倒れてくる事も無く、ゆったりと座る事ができた。もちろん後ろの人に迷惑のかからない範囲で椅子を倒して乗った。

乗ってすぐに、やたら甘いジュースとロールケーキのセットが配られ、洋画のビデオ上映があり、夜中にはトイレ休憩をかねてドライブインでお粥のサービスがあったが、お粥は大変粗末なものであった。

 

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(2015年5月からのブログ)

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