7月21日 土曜日
体調はだいぶ持ちなおしたようだ。朝のランニングでタニン市場を周る約5キロのコースも完走できたし、左足ヒザの痛みも取れたようだ。
朝食にお母さんと優泰は食パンを食べ、私は少林寺と書かれたタイ産のうどんとラーメンの合いの子のような麺に刻みネギをたっぷり入れて食べる。先日はザルソバ風にして食べたので違和感が強かったが、今回はかけうどんにしたので、違和感なく美味しく食べられた。
今朝も優泰の友達ノートが来てリビングを占領し玩具で遊んでいる。11時過ぎにお母さんも優泰たちとプールに行くというので、私は先日注文したラビットスクーターに取り付けるサイドミラーを古バイク屋へ自転車で取りに行くことにする。
自転車をこぎだして白象門近くまで来たところで雨がぽつぽつ降り出してきた。ぬれるほどの雨でもないので気にせずにメーピン川を渡り古バイク屋に向かう。注文のミラーはちゃんと届いており、左右ペアで250バーツを支払う。オリジナルの形とは異なるが、250バーツなら十分満足できる。
昼食には洗濯屋の隣のイサーン(タイ東北部)料理屋へ入り、極一般的なタイのランチを注文する。すなわち、挽肉とバジルの炒め物載せライス、豚挽き肉入り卵焼き載せライス、そして腸詰のレッドカレーペースト炒め載せライスである。各20バーツでライスは大盛りであったが、お母さんはバジル炒めに目玉焼きも載せたいとのことで、追加が5バーツかかった。
午後、ビートルに3人で乗って、スリウォンブックセンターと言うところへ向かう。ここはいつもお母さんが、英語の教材を注文しているところだそうだ。ここの本屋は外見も中もまるで図書館のようであった。書棚の配置も広々とし、平積みがなく、ジャンル別に良く整理されている。館内も空調が良く効いており、静かであった。ここで、お母さんの英語教材を予約注文し、私は「三カ国語絵辞典」というものを250バーツで買う。とても良く出来た本で、日常生活や身の回りにあるものなどを図解し、それぞれの単語をタイ語、日本語、英語で書いてあり、しかも発音記号付きである。病気や病院に関する項目が充実しており、前回お母さんが入院した際にこの本があればかなり助かった事であろう。他にもいくつかタイ語の辞書はあったが、絶対的な単語数の不足や、例文が皆無な点など、日本の英和辞典のレベルと比べるとお話にもならないレベルであった。
夕方、再び自転車にまたがり、タニン市場へ今晩の惣菜を買いに向かう。吹いている風がやたらと涼しいと思ったら、市場に着いてまもなく夕立になってしまった。市場では、惣菜としてイカ入り野菜炒め、パイナップルとウズラ玉子のケチャップ炒め、玉子豆腐のホタテ風味と白菜のスープを買い、菓子パン屋で小さな菓子パンを5種類買い、マンゴーも1キロ買う。市場内をウロウロして時間をつぶしていたが、しばらく雨も止みそうにないので、小降りになったところで雨に濡れるのを覚悟の上、アパートへ戻る事とした。途中の雑貨屋でチャーンビールを31バーツで売っていたので、1本購入。他所より4バーツ安い。後ろから走ってきたモーターバイクのおじさんから、「雨に濡れるぞ」と声がかかる。しかし、そう言うおじさんこそ、バイクでずぶ濡れになっていた。見知らぬひとから気安く声をかけられるなどということは、日本ではあまりないことなので、なんて返答して言いか、適切な言葉が思い浮かぶ前にモーターバイクは遠くへ走り去っていた。
買ってきた惣菜は、なかなか美味しかった。パイナップルとウズラ玉子のケチャップ炒めは少し甘すぎたし、どの惣菜も辛いものがないのが少し寂しかったが、無難な夕食ではあった。食後のデザートはマンゴーである。
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