旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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2月21日 金曜日    天気は晴れ    

 とうとう三日目である。まだ症状の改善は見られない。このまま動けなくなるのではないかと言う恐怖感にも悩まされ、病院へ行くことにした。当座お金があまりないので、高級な私立病院へは行かず、治療費の安い国立病院へ行くことにする。よろめきながらビートルを運転し、チェンマイ大学付属病院へたどり着く。毎度のことなのだが診療を待つ人が溢れかえっている。廊下に横たわる人や弁当を広げている人までいて、病院と言うよりかは難民収容所といった印象である。受付もかなり並んでいる。治療費をケチって国立病院に来たが、付き添いなくしてここで治療を受けるのはちょっと無理そうである。そこで、ちょっと値段は高くなるが、別棟の特別診察室へ行くことにする。どういうシステムかは知らないが、この特別診察室は高級私立病院並みのサービスがある。建物も近代的で快適だし、対応も親切である。受付を済ますと、スタッフたちが寄ってきて、日本語を教えてくれと言う。サービスの一環で日本語の習得をしようと考えているそうなのだ。心がけは悪くはないが、私は今症状が悪く、タイ語で言われたことを理解しようとするだけで、頭がズキズキ痛む状態である。「何曜日の何時頃なら教えてくれるか」 などと矢継ぎ早の質問に、往生してしまった。
 診察までは20分ほど待たされた。この待ち時間がとても辛かった。さっきの質問やらの対応で残っていた体力を使い果たし、イスに座っているだけでも辛くなってしまった。イスにそのままゴロリと横になってしまいたかったのだが、こんどは別の看護婦さんが来て、「ラジオに出ているタローさんか」と言う。なんでそんなこと言い出すかと思って聞き返したら、声で分かったと言う。どうやら私の担当している番組のリスナーらしかった。リスナーに会えたのはうれしいが、私は残念ながら、笑顔で応対して上げられる余裕がない。

 病院からは薬をどっさりと一週間分もらった。一週間とはちょっと多すぎる気がする。病気が治るのに一週間もかかるのだろうか、、。病院で疲れ果てた体のまま、旅行会社へ航空券を受け取りに行く。来週の水曜日の東京行きである。出発時刻は午前3時バンコク発、マニラ経由の格安チケットである。チェンマイを火曜日の午後には出発しなければならないだろう。それまでに体の状態が持ち直せばよいのだが、、。

朝食
ほうれん草のスープ。
昼食
ソース焼きそば。
夕食
鶏肉のトマト煮込み。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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