2月18日 月曜日 天気は晴れ
タイには季節感がなく、一年中熱いだけだと感じる日本人も多いようだが、チェンマイは十分に季節感がある土地だと思う。日本のような四季ではないが、乾季、暑季、雨季と三つの季節がある。果物には旬があるし、花の咲く時期でも季節感が味わえる。しかし、日本の四季とはやはり異なる。今日はお母さんがまた子供会の集まりでヒルサイドコンドミニアムまで行くので自転車の荷台に載せて送り届けたが、その途中でコスモスが満開であった。こちらはそろそろ乾季から暑季になる頃で、「あーもう時期夏だなぁ」と感じていたのに、日本では秋に咲くコスモスが満開なのには、やはり季節感がボケてしまう。この満開のコスモスの隣には牧場があって牛たちが草を食んでいる。チェンマイの中心からほどないところにも、このような長閑な牧場がある。私の大泉の家の近所にも東京で2軒しかないと言う牧場がある。しかし、チェンマイと比べると牛舎に囲われ、緑の牧場のイメージからは程遠いが、近くを通るとプーンと牛たちの匂いがして来てチェンマイでは周りが広々しているためか臭いはそれほどでもない。
優泰の通う日本語補習校でひらがなを教えてくれている先生がご主人の転勤の関係で、3月に2回の授業でチェンマイを去るそうだ。今度はウボンラチャタニに赴任されるそうで、田舎だけれども洗練されているチェンマイから大きな町なのにヒドイ田舎のウボンへ転出されるとは、仕事とはいえ、大変だろう。治安も生活環境もここチェンマイとはあまりに異なっている。住んでいる人たちの顔つき目つきもだいぶ違うのである。補習校の先生たちもほとんどが在住の日本人によるボランティアに頼っているわけで、そんな中でも皆さん献身的に子供たちに勉強を教えてくれているので私としては頭が下がるばかりだ。もし、私がこの土地に安定して生活基盤が持てるようならば進んで協力をしていきたいものと思う。
夕食にはお母さんが親子丼を作る。しかし、お母さんは朝炊いたご飯がまだあると思ってこしらえたようなのだが、朝は私が納豆を食べ、お代わりを食べてしまっていたので、夕食用にはお母さんと優泰用のご飯しかなくなっていた。私は私のご飯を買いに小屋がけ食堂まで行ったが、当然小屋がけ食堂は100%タイ米でありポロポロしている。そこへ親子丼の汁がかかるものだから、とても箸で食べられたものではなかった。私はスプーンで親子丼を食べた。お母さんと優泰のご飯は、タイ米ではあるが、もち米を3割ほど混ぜているので、日本のお米に似た感じに炊きあがっている。でも、スプーンで食べる親子丼も美味しかった。
朝食
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ご飯を炊いて私は丸賢印のパック入り納豆(12バーツ)を食べる。 |
昼食
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同じアパートに住む日本人のおばさんとお母さんの3人でメーピン川沿いのバミー(タイラーメン)のそばをすする。
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夕食
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お母さんが親子丼を作ったので食べる。出し汁は麺ツユを使ったがなかなか美味しかった。
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