5月15日 木曜日 天気は晴れ 仏誕節
パソコン電話をネットツーに変えて韓国への通話実験を行う。お母さんがその実験協力者となって音声の品質テストに参加してくれる。実験結果はかなり良好で、今まで気になっていた音声の途切れなどがほとんど無い。さらに課金トラブルや音声が届かないと言った問題も解決されているようだ。どうやら私がこの業界から離れていた2年間にパソコン電話もずいぶんと技術的に進歩していたようだ。ブロードバンドのインターネット電話サービスが普及し、パソコンを使ったインターネット電話などもう古いと思われていたが、パソコン電話だってまだまだ捨てたものではない。現にこうしてタイの田舎町でもインターネット電話の恩恵に与ることができるのだから。
しかし、ひとつ気になることがあった、ネットツー社のサービスにはパソコン電話にファックス機能が付いていたのだが、最新バージョンのモデルには音声会話の機能しか付いていないようだ。ファックスなどメール全盛の今日、時代遅れの気もするが、インターネット先進国のはずの韓国にいるお母さんの親戚たちはインターネットを活用した生活をしていない。そのため、ファックスは私たちにとってまだまだ大切な通信手段なのである。まぁ、しかたが無いか。
修理屋が「マイペンライ(大丈夫)」と言ったビートルだが、どうもちっともマイペンライではないようだ。駐車場でビートルの止まっている下を覗いて見るとギアから油が滴り落ちている。ヤレヤレである。実際にハイウェイへ出て走行テストをしてみる。エンジンの出力は多少向上した気もするが、たぶんそれは今まで使っていたレギュラーガソリンからハイオクガソリンに変更したからだろう。スピードも100キロ程度までしか出ないようだし、100キロに近づくとエンジンからノッキング音が聞こえる。クンタン峠の入り口まで往復してきたが、調子としては今ひとつの感じがする。こりゃ明日からまた修理屋に通う必要がありそうだ。
ハイウェイではランプーンの交差点の先でライチ(レイシ)が沢山売られていた。真っ赤に色づいて美味しそうなものもあるし、まだ黄土色のあまり美味しそうでないものを売っている売店もある。その売店の並んでいる数は十数軒くらいあるだろうか、、まったく同じような売店ばかりが並んだものだ。ここでの売り方は100バーツで何キロと言った売り方である。
夕食に何かさっぱりしたものを食べたいと思い、近所でソムタムと言う未成熟のまだ青いパパイヤをレモン汁などで和えた食べ物を買ってくる。近所でも比較的人気の店なのか、いつ行っても誰かソムタムを注文して出来上がりを待っている人がいる店なのだが、一緒に買ったもち米はあまりいただけなかった。黄色っぽく変色しているし、籾殻の残留もある。もち米としての腰と粘りも今ひとつで、残念であった。さらに玉子も5個買ったのだが、アパートから150メートルほどしか離れていないのに、部屋へ戻って冷蔵庫へ入れようとしたら、2個も玉子が割れていた。ソムタム自体の味付けは悪くなかったので、今後もしまたこの店を利用することがあったら、ソムタムだけを買うことにしよう。
夕方からラジオ局。今日は仏誕節で、タイではほとんどの人がお寺へお参りするらしい。私はそんなこととは知らず、寺へ行っていない。スタジオ内に蚊が飛んでいたので、私がその蚊をはたき潰したところ、タイ人スタッフからクレームをつけられた。今日は殺生をしてはいけない日なのだそうだ。私は今朝から何度か肉類まで食べていて、こりゃまずかったかなぁと思っていたら「肉は食べても大丈夫」と言う。でも、お酒は飲んではいけないそうだ。そう言えば、午後にスーパーへ行った時にビール売り場にはビニールのシートがかけられて販売中止されていた。その代わりビール売り場の隣にノン・アルコールのルートビールがあって、台湾の有名ブランド「沙士(SARSI)」が並べられていた。
チェンマイの人の多くが、昨晩は徒歩でドイステープの山に登ってきたそうだ。私も昨晩、ドイステープの山を眺めたらドライブウェイに明かりが灯っていた。これはきっと山に登る人たちの懐中電灯の行列だったのだろう。ふもとから15キロくらい続く急な山道だから、かなり登るのに時間がかかるのだろう。いつか機会があれば私のこの深夜ハイクに参加してみたいものだ。
朝食
|
昨晩の残りの五目野菜炒め、タイ式焼きうどん。 |
昼食
|
即席ミーゴレンを使ったインドネシア風焼きそば。
|
夕食
|
ソムタム(青パパイヤの和え物)、もち米。 |
前日へ 翌日へ
|