3月15日 月曜日 天気は薄曇 (スモッグ)
体調の回復する兆しが見えない。が、K.K.トラベルの仕事も処理しきれずに溜まる一方だし、本日はOBの方々の下見ツアーに同行することになっており、まだ二つくらい身体にムチを入れないと行けないらしい。7時にはK.K.トラベルに入って、昨日処理をしておくべきだった作業を半分くらいこなす。ほとんどが飛行機やホテルに関する予約業務である。
ロングステイの下見ツアーとしてアレンジされている内容なのだが、もともとロングステイをしたいと考えている人たちではなく、ロングステイを如何に旅行商品として造成するかをアドバイスされていく立場の方々対象のツアーなので、必然的に見て回る場所が、私の考えるような場所とは異なっていた。行った場所は、ランプーンゴルフ場にあるノーザンヘリテージリゾートと、メージョーにあるライフアップスパ、そしてラム病院。実際にロングステイをされている方のイメージとは程遠く、むしろ、従来のチェンマイでの標準的な滞在日数である1泊や2泊と言った非常に短期間のツアースケジュールを3泊程度に引き伸ばすのには有効な施設と思われるが、月単位の滞在向きの施設ではなかった。まぁ、これはあくまでも私の感想なのだけれど、この施設を経営している側からすると、こうした施設の特にオフシーズンに対して、数ヶ月単位でロングステイしてほしいと言う願望があるようだった。
午後にはロングステイに関するミーティングが開催され、タイ側からはチェンマイ商工会議所会頭やタイ国ロングステイ・マネージメント社、先のライフアップのオーナーなどが参加された。タイ側としては「日本人に沢山来てもらってお金をたっぷり使ってほしい。ですから大手旅行会社の皆さん、どんどんロングステイ客を送ってください」と言うものであった。まぁ、そんなものだろうかとは思っていたが、日本側からのチェンマイでのロングステイに関する問題点の指摘に関して、明確な回答を得ることができなかったのは残念であった。特にライフアップ社のオーナーに対する質問で「この施設を作られたコンセプトは何ですか」と言う質問に対して、「お金があったから作った」と言う回答がすべてを物語っていたように思える。コンセプトよりも、「作ったからお客を送ってほしい」と言う感じである。
夕方過ぎまで下見ツアーに同行し、8時にK.K.トラベルに戻り、お待たせしていたお客さまと接客する。航空券をお渡ししたり、調べ物をしたり、一緒に外へ出たりして、帰宅は11時過ぎとなる。