9月14日 土曜日 天気は曇り 日中一時雨
優泰の補習校用の弁当を早起きして作る。オカズは竹輪とカニカマなどを串に刺して焼いたものとオムライスのカシューナッツ添え、トマトサラダ。ちゃんと食べてきてくれれば良いが、作っても食べずに持ち帰られるとガッカリである。
補習校までの沿道に幟が上がってあり、良く読んでみると「EXPO2002」とある。ハテ、チェンマイで万博でも開かれるのかなぁと優泰を補習校に送り届けた帰り道に、もう1度幟を良く見ると、確かにEXPO2002と英文字で書かれているが、タイ文字ではもう少し詳しく、4ヶ国商品展示ショーとなっていた。4ヶ国とはタイ、中国、ラオス、ミャンマーであり、期日は今月末から来月の初めにかけて、会場はチェンマイ700年運動場となっていた。なんでも誇張をしたりする事が好きなお国柄だから、このEXPOが実際どの程度の規模なのかは良くわからないが、とりあえず、来場者目当てのさして物珍しくもない屋台がずらりと並んでいる事は想像できる。場合によっては仮設遊園地もありそうだ。
夕方、お母さんと優泰の夕食用に豚シャブの用意をしてから、6時過ぎに空港へ向かう。今日は八王子の多摩クラシックモーターサイクルクラブ会長のAhao氏が来ることになっている。
チェンマイ空港の国際線到着ロビーには沢山の観光ガイドさんたちが並んでいた。ほとんどが日本語のガイドさんである。見知ったガイドのサカダーさんを見つけて声をかける。「空港の送り迎えの仕事などやりたくないねぇ」と言う。パック最近の旅行は、往復の飛行機にホテルそして空港の送迎しか付いておらず、あとはフリータイムになっているらしい。旅行会社としては「フリータイムにオプショナルツアーをどうぞ」と言う腹づもりでも、実際にはオプショナルツアーに参加するツアー客はまれのようだ。で、この空港の送り迎えをして、ガイドさんのもらえる手間賃は50バーツ前後らしい。あとは、オプショナルツアーなりショッピングなりを斡旋してもらえるコミッション次第らしいが、無理に斡旋すれば、お客さんからクレームか付くし、結局「ガイド業ではやってられないよ」とこぼしていた。サカダーさんは副業で衣類関係の買い付けをして日本の小売店に流す仕事を手伝っているそうで、代金の10%を手間賃としてもらえるそうだ。
税関を抜けて到着ロビーに出てくる到着客はやはり大半が日本人であった。この日本人には3タイプがある。ひとつは仕事らしく、書類ケースを大事そうに抱えているタイプ。もうひとつはラフなシャツを着て、数人のグループを構成している中年男性グループ。このタイプはゴルフバックを持参しているものも目立つ。そして、最後に若い女性。どうも最近は日本の若い女性にチェンマイが人気らしい。とくにエスニックで風合いのある雑貨を求めてやって来るようだ。きっと女性雑誌などでチェンマイ市内にいくつかある洒落た雑貨屋のグラビアでも見てやって来たのではないだろうか?
Achao氏とピン川沿いの海鮮料理店のナンルアンへ夕食をとりに行く。土曜の夜と言うこともあって、店の前の駐車場は車でいっぱいであった。夕食でこの店に入るのは久しぶりであるが、まったく商売熱心な店である。駅弁売りのように飲茶の蒸篭を抱えた売り子が歩き回り、ビール会社のキャンペーンガールがテーブルを回る。そして、メニュー以外にも屋台風のコーナーがあちこちにあって、貝のお好み焼や海苔巻などを売っている。高級感は薄いが、楽しい店である。値段も海鮮料理屋としては良心的だ。貝のお好み焼は15バーツ。海苔巻と玉子のニギリが40バーツと言ったところだ。シンハビールが1本80バーツと言うのは、団体観光客が多いからしかたのないところであろう。我々はビールを1本ずつ飲んだ後、Achao氏の手土産であったオールドパーの小瓶の封を切った。
朝食
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夕べの残りの白菜とシイタケの煮込みを食べる。 |
昼食
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Kさんにもらったレトルトのカレーライス。 |
夕食
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Achaoさんと海鮮料理のナンルアンで食べる。海鮮ヤムウンセン(タイ風春雨の和え物)、ホイトート(貝のお好み焼)、シーフードバーベキュー盛り合わせ。 |