2月14日 木曜日 天気は晴れ
運転免許申請の2日目。昨日で免許申請に必要な書類は全て揃ったはずである。写真2枚、在留証明、健康診断書。優泰を学校へ送り込んで、その後まっすぐ運転免許事務所に向かうことにしたが、実はどこにあるのかわからない。以前にハンドンというチェンマイの南隣の町だと聞いた気がするので、ハンドンの町へ向かう。ハンドンへの街道沿いには豪華な郊外住宅がいくつも点在する。街道沿いにあるかもしれないので、左右に注意しながらビートルを走らせた。やがてハンドンの町に着いたが、それらしい事務所など見当たらない。警察署があったので、そこに飛び込んで運転免許事務所の場所を確認する。どうやら私の記憶違いで、ハンドンの町ではなく、チェンマイからハンドンに向かう道にあるとのことで、位置的にはチェンマイ空港の近くだそうだ。再び、空港へ向けてUターンする。しかし、やはり見つからず、空港周辺を何度も行き来する。そして、人に道を聞いたりするが、みんな「空港の近く」だと言う。何回か聞きまわっているうちに、滑走路の延長にある雑草の生い茂る空き地を良く見ると、奥にコンクリートの建物が見える。入り口の警備小屋には人がおらず、場所柄軍の施設だったりすると、勝手に入り込んで、後でごたごたするのは嫌だなぁと思いながらも、奥へ進む。奥には広い駐車場と、車検場のような建物があり、一安心。ここで良かったようだ。建物に入って受付で運転免許が欲しい旨を伝えると2階へ案内された。
結論から言うと、必要書類は他にもパスボートや国際免許のコピーなども必要であった。私は車とバイクの免許が欲しかったのだが、タイでは車とバイクは別々の免許書になっており、申請書や各種提出書類も二部必要とのこと。そのため写真は都合4枚必要となり、写真も撮り直しとなる。が、親切な事に写真やコピーを用意している間に、窓口で申請書を代書しておいてくれると言う。タイの役所では往々にして、申請書などの書類の記入をこちらが口頭で言った事を、窓口の役人が代書をしてくれる事がある。日本では役場の書類など書き方が良くわからずに、係りに何度も書き方を聞かなくてはならない事があるが、こうして代書してくれる事は経験した事がない。視力検査はペーパーテストの会場で行われた。色弱かどうかの検査だけであった。申請料は自動車が105バーツにバイクが55バーツ。合わせて160バーツであった。受け取りは明日の朝だと言う。
タイには自動車の車検と言ったものはないが、登録証と言った物がある。これは自動車の登記簿のようなもので、先代の車の持ち主に関する事や自動車税納税の記録、車の色や排気量まで出ている。私のビートルにも登録証がある。タイ文字が少しは読めるようになったので、始めてこの登録証の内容を読んでみる。そしてわかったことは、私の前のオーナーはタイ歴(仏歴)2512年に始めてこのビートルを登録している。その時点でこのビートルが新車であったかどうかはわからないが、今年は2545年なので、33年前の事である。そして、排気量が1600ccとなっている。私はこのビートルは1200ccか1300ccだとばかり思っていたのだが、、。それに車体にもVolks
Wagen 1300とエンブレムが付いていたのに、、。ミステリーである。そして先代のオーナーは18歳の時にこのビートルを入手して、昨年手放した事になっている。つまりこの人の半生がこのビートルと一緒だった事になる。
今週から生活上でふたつ決めた事がある。ひとつは朝6時に運動を20分間すること、もうひとつは月曜日と木曜日はお酒を飲まない事。運動は今日で2日目である。そしてお酒を飲まないのは、今日が始めてである。夜、NHKの古いテレビドラマ「あ・うん」を見ていると、何度もお酒を旨そうに飲むシーンが出てくる。役者さんは本当は酒ではなく他のものを飲んでの演技なのだろうが、見ている側にはお酒を飲んでるとしか見えない。それが誘惑となって私に迫ってくる。お酒を飲まない日はテレビなど見ないほうが良いだろう。
朝食
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ご飯とピーナッツ入りの炒り玉子。 |
昼食
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即席麺のナムトック味。甘辛のスープが美味しい。お母さんは子供会の集まりで川沿いのテラスレストランでイタリアンを食べたそうだ。
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夕食
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小屋がけ食堂で五目野菜炒め、タイ式オムレツ、餡かけのクオッティオうどんを買ってくる。
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