9月13日 土曜日    天気は曇り 午後に小雨

 昨夜も胃痛でよく眠れなかった。そして、今朝もまだ胃が痛い。そのため、朝食には小さなマントーを1個食べる。マントーというのは中華まんに餡が入っていないようなもので、いわば中国風の蒸しパンである。

 小雨が降るかと心配ながら、優泰とミニバイクの二人乗りで補習校に向かう。補習校の補修修繕係りをおおせつかっている私は、本日正面入り口のカギの改造を承っている。どうしてなのかよく判らないが、補習校正面入り口の大きなガラスの入ったアルミサッシ製の扉についているカギは、内カギも外カギも、キーを使わないと開閉ができない。日本なら通常、外カギだけがキーロックで、内カギは手で開けられるようになっているはずなのだが、どうもそう言う作りではない。基本的には防犯の関係上、登下校時以外はカギをかけておくのだが、万一災害発生時に、キーが見つけられず、そのため扉を開けられなかったら問題なので、内側からはキーを使わずに開けられるようにしようと、先週の父母会で決まったのである。そこで、早速扉のカギに取り組むが、よく確認すると、このカギ、アルミサッシに組み込み式で、取り外すには扉を分解しなくてはならないことが判明、、。とても一人ではできないし、時間もかかる。どうしたものか考え、安易な方法だが、カギを使わず、内側の取っ手にチェーンをかけて開かなくすることを考えつく。早速、市場へ出てチェーンを50センチほど買いに行く。日本でホームセンターなどで売られているチェーンは「メートル当たりいくら」と売られているが、チェンマイでは秤にかけて重さで値段が決まるらしい。

 市場からの帰り道で、ミニバイクのスロットルワイヤーが切れてしまった。近くにバイク修理屋があったので早速直してもらう。適当なスロットルワイヤーがあるかどうか心配したが、工員はワイヤーの交換などということはせずに、切れたワイヤーの先をスロットルの留め金に半田付着けしたのである。なんともタイらしいと言うか、今後のことなど考えない修理方法に毎度のようにあっけにとられる。しかし、後のことを考えない割に、後でトラブルが起きても、また適当に応急処置で何とかしてしまうのだから、修理屋はどこも繁盛するわけだ。

 夕方前に一人でサイクリングコースへ出て2周、10キロを走る。霧雨のような雨も降ったりしたが、太陽が照り付けているよりかはずっと楽である。天気がこんなだからか、コースに出ている人がいつもの半分もいない。毎度悩まされつづけている左ひざの痛みもほとんどなくなり、快調に走れる。今までたかだか10キロのコースを走るのに1時間少々かかっていたが、今日は暑すぎず、ひざも軽かったので大幅に時間短縮をして55分で走り抜けられた。平均時速に換算したら11キロほどであろうか、、。マラソンランナーの半分のスピードと言うことになる。

 夕食には、昨晩チェンマイ入りされたEさんとSさんとでカムインハウスへ行って食事をする。ほぼ1年前にお2人にはじめてお会いして、ちょうどブリラムのコンラックさんとチェンマイ合同オフ会を開催して、参加いただいたのである。その後、東京の居酒屋でも再開しているし、しばしばメールを交わしている。そして、今回はEさんが過分な手土産まで持参してくださった。私がノートパソコン用の外付けCDROMライターを買いたいのだがチェンマイには適当なものが無いと公開日記に書いていたことを覚えていてくださり、使わなくなったCDROMライターを譲ってくださるとのなんともありがたい申し出をいただいたのである。そしてわざわざ重たく嵩張るCDROMライターを携えて来てくださった。
 昨晩はこの公開日記にも書いたが、今年一番の大雨があり、お2人は空港から市内のホテルまで、通常なら15分で到着できるところを相当な時間と苦労をされていらっしゃったようである。そして、今日からはレンタカーを借りて北タイを回られるようなのだが、借りられた車がトヨタ・カムリと言うチェンマイでは高級車の部類に入る乗用車である。が、昨晩の雨は、チェンマイだけでなく、チェンマイではもっと激しく、より被害も大きかったようである。チェンライの友人からの情報では、腰まで浸かるほどの洪水だそうだ。そして、明日はさらに水位が上がりそうだという。そんなチェンライ方面へ折り悪く明日から行かれようとされているので、これは大型の四輪駆動車に交換された方が良いのではないかと進言する。
 胃痛が治りきっていないので、飲むほうは控えめにして、2次会も無く、9時半にはお開きとする。

朝食
マントー1個。
昼食
ドリアン風味の月餅半分。
夕食
カムインハウスにて北タイのオードブル盛り合わせ、海老すり身揚げ、ナマズフレークの和え物、鶏肉とカシューナッツ炒め、野菜スープ。

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