旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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2月12日 水曜日    天気は晴れ    

 本日のスケジュールはまず旅行会社が設定したオプショナルツアーに同行することからはじまる。まったく不本意なことではあるが、このオプショナルツアーの宣伝までしてしまったし、成り行き上仕方ないであろう。行き先はメーサーの象キャンプ。まぁ、ここの象キャンプそのものは一見の価値があるものであると認めるが、設定したツアー代金にはちょっと首を傾げるものがあった。
 8時半に出発して、象キャンプへ、さらに象キャンプでは別途料金で象乗り体験。これは30分で一人500バーツと結構な値段である。こうしてお金が絡んで、生臭い話には極力タッチしたくないのだが、、。旅行会社の裏と表を知っていて、こうして裏でも表でもない立場に立つと、なんだか、自分が何者であるのか判らなくなってくる。公開日記なので、これを読んだ方に誤解されても嫌なので、はっきりさせておくが、お客さんたちへの便宜は最大限尽くしているが、決してオプショナルツアーを売ってコミッションをもらっているわけではありません。

 昼には、同じアパートのIsさんに手間をかけて、オーキッドホテルの昼食会で講師を引き受けてもらう。大して美味しくもない飲茶を食べながら、ここでの生活体験などを話してもらったのだが、中盤あたりからIsさんもそろそろ勘弁してもらいたくなったのか、私に目で「そろそろ巻きを入れてよ」と合図してくる。多分、困っているのだろう。誰だってそうである。参加者たちは、旅行会社にツアー代金を払い込んでいるのだろうが、こちらは無償のボランティアである。ひょっとして、今後頼ってこられたら、正直なところちょっと持て余してしまいかねない。が、そこはIsさんは上手に「ここでの生活は自分で切り開いていくことが秘訣である」とスピーチする。なかなかの上手であった。

 午後、イミグレーションで再入国許可や滞在延長手続きについての説明を行なう。イミグレーションには滞在延長申請中の外国人が沢山おり、そんな中で私が声をからして説明したものだから、目立ってしまって仕方ない。そんなことを続けていたらチェンマイの町を涼しい顔をして歩き回れなくなるのではないかと心配になってくる。

 お客さんたちを空港で見送り、ようやく自分の時間を取り戻す。まずやっておきたいのは、運転免許書の更新について調べることだ。国際免許からタイの運転免許に切り替える際には、在留証明書や健康診断書など沢山の書類が必要であった。今回は更新なのだが、どんな書類が必要なのかがわからない。こうした時は直接免許センターへ確認に行くのが早道である。確認したところ、更新には面倒な書類はひとつもなかった。免許書にパスポートとそのコピー、そして写真だけだそうだ。しかし、更新は今日はできないと言う。切れる当日に出直してくるように言われる。ひょっとするとここの制度では、失効するまで更新ができないのかもしれない。日本とはだいぶ制度が違うようだ。

 免許センターの次はバスターミナルへ向かう。今晩のバスでバンコクへ出なければならないことに急遽決まったためである。ハンドンから新しくできた道を抜けてスーパーハイウェイへ出た。まだ、完成したばかりらしく、道路脇は荒地ばかりで、道路も走行する車がほとんどない状態であった。交差点は立体交差にしてあり、立派なハイウェイであるし、スピードも出せそうなのだが、実際にこの道路が完成したものであり、走行可能なものなのかどうかが良くわからない。立体交差の橋の上で、まだ真ん中がつながっていなくて、転落してしまうなんてことになったら溜まったものじゃない。

 夕方、お母さんのすぐ上のお姉さんがチェンマイに来る。私にとって義姉にあたる人だ。色々と細かいことにうるさい人なので、到着する前にお母さんがホテルの部屋をチェックする。部屋を確認している間、私はホテルの入り口で、ビートルに乗ったまま待っていたら、宿泊客らしい西洋人がビートルの前輪を指差して何か言っている。確認してみると前輪の空気が抜けてしまっていた。駐車場脇のスペースでスペアタイヤとの交換をしようとフロントフードを開け、ジャッキアップの準備をしていたら、韓国人団体客が集まってきた。ものめずらしいのか、この野次馬たちは邪魔だし煩い。フロントフード内を覗き込んでは「エンジンがないじゃないか」と言ってみたり、勝手にいじくったりするので作業がやりにくい。まったくマナーのない連中だ。うまりに煩いので、工具をしまって場所を変えることにした。

 義姉と空港前で夕食を一緒にした後、私は急いでアパートに戻り、バンコクへ行く準備をする。9時半発の最終バス。お母さんは義姉が泊まっているホテルの部屋で話し込んでいるままなので、私が優泰を寝かしつける。アパートを出るのに手間取り、時間がなくなったのでバスターミナルまでビートルで向かい、ギリギリでバスに乗り込む。バスはビデオが壊れているとのことで、ビデオ映画の上映はなし。むしろその方が私にとっては好都合で、少しでも休める。

朝食

ご飯と昨夜の残りと思われる焼きサバ。

昼食

オーキッドホテルの飲茶。

夕食
空港管制官食堂にて、揚げ空芯菜のヤム、ハンペン風の揚げ物、ブロッコリーと海老の炒め物、トムヤムクン。

 

 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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