10月11 木曜日

今日は優泰は弁当を持って学校へ行くと言うので、朝早くからお母さんはご飯を炊いて、朝食も白いご飯である。但し、私は昨夜のカレーライスを食べすぎたのが祟って食欲がない。ソーセージとほうれん草の炒め物で食べる。

優泰を学校に送り、今日のYMCAの英語教室はお母さんが抜けたので、私ひとりとなった。受講料も払わなくてはならず、9時半頃に銀行へ行き、当座の資金を両替する。為替は今ひとつだがし方がない。続いてコピー屋へ行ってワークブックの今日の部分をコピーを取り、YMCAへ。登録をして受講料を払おうとするとYMCAカードを見せろと言う。そんなものは持っていないし、聞いた事もない。しかもYMCAカードは簡単に作れるが、メンバー料が150バーツだと言う。とりあえず、のらりくらりとカードの件はかわして、受講料を払おうとすると900バーツという。なんとなく前は800バーツだったような気もしたので、千バーツ札でつり銭をもらう際に、「おつりに200バーツ欲しいなぁ」とつり銭を持ってきたYMCAのミンさんに言ったところ、日本語で「あなたが独身だったらタダでも良いよ」などと言う。ミンさんはYMCAで日本語を教える小柄なタイ女性である。

英語教室では、お母さんが抜けたためか、授業の説明などはすべてタイ語で行われる事となった。しかし、まだひとつテンポが保たれていない。そして私の後ろに座ったタイ男性のアーチットがしきりに話し掛けて来たり、冗談を飛ばしたりする。先生は私たちを避けるように女性の受講生を対象に説明をしている。

12時にYMCAが終わり、昨日修理を依頼した優泰の英語学習教材のトーキングカードを引き取りに行く。街の修理屋さんは大したもので。なんとかサイズが合うピッチローラーを探し出し、取り付けて、カードの再生が出来るようになった。

昼には朝のご飯の残りがあったので、ひき肉のバジル炒めだけを小屋がけ食堂で作ってもらい食べる。その後、トーキングカードの再生時に再生音が不安定である事が分かり、ヘッドの位置を修正して、再生音が一定になるように工夫する。昨日は優泰の時計を直し、今日はトーキングカードと、このところ連日修理をしている。

天気が良いし、このところの運動不足解消をかねて自転車で優泰を迎えに行こうと思ったが、アパートの部屋を出たところで、私が自転車で行こうとしている事にお母さんが気づき、自転車計画は中止させられる。「また熱射病になったらどうするんだ」とのことである。まぁ行きは良いが、帰りに優泰を乗せて自転車で帰ってくるのは、正直なところ難儀な事である。

結局、ビートルで優泰を学校に迎えて、アパートへ連れかえる。午後から夕方にかけてビートルにワックスをかける。ビートルにワックスをかけるのは3ヶ月ぶりくらいになるだろうか、、。2時間半かけて丹念に磨いたが、いままで気づかなかったが、車体にあちこちに2ミリ大くらいの傷がある。とくにフェンダー周辺に多いから、きっと砂利道走行で前の車や対向車のはねた小石がぶつかったのだろう。今までは埃や汚れがこびり付いていたから、気がつかなかっただけだったようだ。これからは砂利道を走るときには十分に注意しようと思う。

夕食は優泰の希望で今週2度目のコカでタイスキとなった。まぁ私もコカだと安心して飲み食いできるから歓迎なのであるが、、。

夜9時過ぎに外から象の鳴き声が聞こえてきた。アパートの窓から下を眺めると象が歩いていた。象に食べさせるためのバナナなどの餌を売り歩いているのだが、このチェンマイで見かけるのは4月以来だ。しかし、この象の鳴き声はなにか物悲しく聞こえる。寂しそうで、訴えかけてくるものがある。コカへ入りいくらかの餌をもらい、大通りを渡った「酒店」という飲み屋の前にしばらく立ち止まっていたから、酔客たちにバナナなどを買い与えてもらったのだろう。まさか長い鼻でビールのラッパ飲みなどはしなかったと思うが。

 

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