5月10日 木曜日
症状が悪化して、夜半より水のような便が出る。完全に脱水症状となってしまった。朝の運動は縄跳びとスクワットを中止し、軽い体操と散歩だけとする。散歩では少し離れた市場のあるあたりまで歩くが、市場と言うよりスーパーマーケットのようで、まだ店はしまったままだった。戻りはお母さんが歩くのに疲れたと言い、車を拾って戻る。
朝食にはお母さんに白粥、私は極細麺の汁ビーフン。そして昨晩買った豆乳。食欲はあまり無いし、食べると消化できずにすぐ出てきてしまうが、体力をつけておこうと食べる。
午前中に少々PCに向かうが、身体がだるい。どこか痛いとか、苦しいと言った事はないが、とにかく気力が沸いてこない。お母さんと優泰はプールへ泳ぎに行き、戻ってくるときにひとりのタイ女性を連れてきた。15階に住むオイさんと言い、彼氏(旦那かもしれない)は私もエレベーターで何度かお目にかかったが、日本人のおじさんである。片言の日本語が出きるようだが、まだ会話には少し遠いようだ。でも、うちのお母さんは日本語の先生と見込まれてしまったらしく、部屋へ呼ばれ、2時半過ぎくらいまでお邪魔していた。その間私は一人でマーマーブランドの即席麺を作って食べる。
腕時計が止まっていた。先日から文字盤のライトが暗くなったなと思っていたが、とうとうバッテリーが切れたようだ。ショッピングセンターヘ電池交換に行く。ショッピングセンター3階の薬屋さんで時計用バッテリーを売っており、そこで交換してもらう。80バーツ。輸入品に高額な税金のかかるこのタイでのことだから、80バーツと言うのは、ほとんど電池代に過ぎないのだろう。
電池交換後、スーパーに立ち寄って、味噌、玉子豆腐、長ねぎ、日清のカップやきそば等を買う。味噌や豆腐などはサクラブランドの製品が、日本の製品より断然安い。しかし、タイで作っていても、信州味噌と書いてあるのには笑わされるし、豆腐はチューブに入っている。その形状はチューチューアイスそっくりで、細長い円筒形で、先がストローくらいの太さで飛び出している。そのため見た目が巨大な注射器にも似ている。だからであるうか、玉子豆腐の文字の横に看護婦さんの絵がかかれている。4時過ぎになって再び別のタイ女性が訪問してきた。レック(チビの意)さんという米国人の旦那を持つ同じアパートの女性で、今日遊びに来ると言っていたのに忙しくて時間が無かったといい、バナナをひと房おいていった。レックさんは名前の通り小柄な女性で、背の低いうちのお母さんよりのさらに背が低い。これからジムへエクササイズに行くから、明日また来るといって、すぐに出ていかれた。
4時半過ぎになって、汽車に乗るため家をでる。優泰は昼寝の最中。通りに出て車を拾うが、30バーツという。今度はどうしても20バーツで交渉しようと思ったので、20バーツで行ってくれるように頼んだところ、しぶしぶ了解してくれたが、他の客を探したりしながら走られ、かなりの遠回りをして駅に着いて。駅前の中古バイク屋のスダーさんに挨拶をする。スダーさんの知り合いの日本人の話を止めど無くしてくれるが、残念ながらすべてタイ語で私には1/3も理解できていなかったが、日本人相手に一方的にタイ語で話すのが愉快なのか、話が止まらず、結局汽車の出発時間だからと、話を中断させて、ようやく開放された。
汽車の中はエアコンが効き、寒いくらいだ。今日の汽車はいつもと比べると白人の乗客が少なく、全体の2割にも満たないようだ。ほとんどがタイ人の子供連れで、多分学校の夏休みを田舎で過ごしバンコクへ戻るところなのだろうか、、。
食堂車には色黒で大柄なウエイターがいた。今日は体調が悪いしビールは止めておこうかと思っていたが、彼が「レオビールを飲むんだろう」といってさっさと栓を抜いてくれた。もちろんエアコンの無い食堂車のテーブルにつけば、ビールを飲まない事にしようなどという考えは、どこかへ消えてしまっていたので、「もちろん」といってグラスを受け取ってしまった。今日の夕食はカイチアムのセットと言うのを注文した。どんな料理かは知らないが、バジル炒めセットも、チャーハンセットも皆一律75バーツである。いつもバジル炒めを食べているので、たまには別のものをと思い、注文したが、出てきたものはタイ式のオムライスというか卵焼きご飯というか、白いご飯の上に平べったく焼いた卵焼きが載っているだけで、付け合せに少量のキュウリとトマトの輪切りが添えられているだけであった。セットでついてきたスープは海苔のようなものと、野菜、挽肉団子、春雨入りでこれは結構具沢山で美味しかったが、今後はやはりバジル炒めにするべきだろう。
汽車がランパン駅を出たあたりでヘッドを作ってもらって横になったから、多分8時半過ぎ頃だろう。しばらく本を読んで眠ったが、11時前になって、腹の調子が悪くなり目がさめ、トイレに入る。そして午前2時過ぎにもまたトイレに入る、エアコンの効き過ぎで、薄いタオルケット1枚では、寒い。そして腹具合も気になり良く眠れない。