旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

３月１０日　月曜日 　　　天気は曇り

　優泰の学校は休みなのだそうだ。休みの日となると優泰は一日中フローリングの床に転がってオモチャで一人遊びをしている。子供の遊びではあるが、あまり健全とはいえない気がする。そして午後からは延々とビデオを見ていた。

　夕べはカエルが鳴いていたので、今日あたり雨でも降るだろうかと期待していたが、雨は降ってこない。天気予報ではところにより雷雨なんて言っているが、いったいどこに雨が降っているのだろうか、、。それでも、今までの快晴続きの空模様から、だいぶ雲の多い空模様に変わってきているのは確かだ。もう３月であるし、一年でもっとも暑い季節になってしまった。タイらしい季節と言えば言えるが、やはり暑いのは体にこたえる。

　朝、同じアパートに住むHzさんが、今日日本へ引き上げると挨拶に来た。チェンマイでの暮らしのためにバンコクの語学学校に通われたり、これから日本に残された奥さんを呼び寄せる準備をされていた矢先の急な帰国で、私としてもとても残念ではある。「今後の定住先としてチェンマイを考えていたが、よく考えたら暮らせない」と結論付けられたそうである。まだ、チェンマイに移られて４カ月にもならないのだから、とても残念である。私には「よく何を考えられ」て結論を出されたのかわからないが、私も最近、嫌になることがしばしば発生している。このナコンピンコンドミニアムにも立地のよさからか、最近はかなりの初老日本人男性が増えている。そして中には決して素行が良いと呼べない人もいる。そうした人たちなどは、日本にいたらまず目にすることはないだろう。それが、ここでは堂々と恥ずかしげもなく、人権にかかわるようなことを口にし、仲間を作り、イモラルな行動に出ている。そんな人たちが回りにゴロゴロいるのを目にすると、同じ男性ながら男性不信になりそうだし、日本人と言うのは、まったくつまらない国民性を持ち合わせているとウンザリすることしばしばである。Hzさんは私の嫌気とは別次元のことを悩まれたのかも知れないが、彼らとは一線を隔して、「良い日本人男性」であった住人が去っていくのはとても残念である。

　夜からラジオ局に入る。マンネリとしたダラダラ放送を続けているが、そろそろ番組開始から半年になる。そして、そろそろ降板させてほしくなってくる。日本語での放送をさせると言われていたが、いつまで待っても番組内容の改変などないし、最近では番組に関するミーティングすら開かれなくなってしまった。スタジオだって仮設のままで、音響や防音装置のない事務室に詰め込まれたまま二ヶ月が過ぎている。私は番組を担当していることが少し負担になりだしているが、一緒にやっているチュンポンさんはとても楽しそうである。周りの干渉がなくなったし、ディレクターも顔を見せなくなっているので、のびのびと楽しんでいる。タイ人のマイペンライ感覚というのは、実にポジティブに作用するらしい。

メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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