8月10日 土曜日    天気は曇り 

 起きたのは午前10時過ぎ。夕べはアパートも辿り着いてからすぐにベッドに入れば良いものを、1人で米焼酎などを舐めたりして、結局ベッドに入ったのは明け方5時過ぎであった。

 起きてから、夕方近くまで雑巾片手にずっと床掃除をする。年末の大掃除のように徹底して床を磨く。家具なども可能なものはみんなどかして隅から隅まで雑巾がけ。想像通りに凄い埃である。埃と一緒に出てくるものは優泰のビー玉かレゴ・ブロックのピースばかりで、金めのものは何も出てこなかった。唯一1バーツコインを発見したに過ぎない。

 床を這いずり回ったおかげで、頭から埃だらけになってしまった。シャワーでシャンプーをしてもほとんど泡が立たないほどの汚れ様であった。しかし、これほどの苦労をしたにもかかわらず、床にはどこかから埃が風で舞い込んで来る。それに優泰のオモチャ箱の中は手付かずだったので、優泰がオモチャを広げるたびに埃が排出されてくる。

 そう、あと2日で優泰の夏休みも終わるのだが、優泰はこの夏休み中で完全に勉強をする習慣がなくなってしまったようだ。今日は1日ノートと遊びほうけていた。新学期から目も当てられないことになるのではないかと心配になる。まぁ自業自得で、そろそろ努力しないでいると、どのような結果を招くか自分でわかってきても良い年頃なので、放っておくしかないかとも思う。

 夕方にリンピンスーパーへ買物に出る。しばらく来ていなかったが、店内で変ったのは豆腐売場である。大きな段差つき水槽に豆腐が入っていて、段差を水が流れている。涼しげな演出である。中に入っている豆腐はタイ産の製品ばかりだが、パッケージには日本語の表記もあり、日本人客を当てこんでいることが一目瞭然である。それが証拠に、同じ値段(6バーツ)のチューブ入り豆腐も、日本語の印刷されていないものは従来の棚に置かれたままである。が、凝った演出は良いのだが、豆腐を取り出すのに冷水の中に手を突っ込まなくてはならない。日本人はタイ人のように水に濡れるのが好きではない事には、演出担当は気がつかなかったようだ。

 夕食には久しぶりにコカでタイスキ鍋を囲む。お母さんはまだ唐辛子入りのタレをつけて食べられないと言うので、私が自前で「しゃぶしゃぶのタレ」を作る。しゃぶしゃぶと言っても、豚の冷しゃぶ用みたいなモノで、醤油と酢と胡麻油に砂糖を混ぜ込んだ物に過ぎない。でも、タイスキ鍋にもこのタレはまずまず好評であった。

朝食

ガソリンスタンドでもらったユーミーと言うブランドのカップ麺。具が何も入っていない。

昼食
小屋がけ食堂から空芯菜の炒めものとタイ式オムレツを買って来て食べる。
夕食

2ヶ月ぶりにコカに入ってタイスキ鍋を囲む。

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