10月9日 水曜日    天気は晴れ 

 タイの滞在許可を延長してから明日で1ヶ月になる。30日間の延長をもらったが、パスポートには10月10日までに出国する様にとのスタンプが押されている。期限までにまだ1日あるが、本日のうちに再延長を申し出ておくに限る。万が一、再延長が認められなかった、出国する手段が航空機しかなくなり、手痛い出費が予想される。今日中に白黒つけさせて、万一、黒だった場合、ラオスへでも逃亡しなくてはならない。
 午前中に入国管理事務所へ出頭し、再延長申請をおこなう。手数料は500バーツ。パスポートとそのコピー(データページ、EDカードのページ、入国スタンプのページ、前回の延長スタンプのページ)、申請書と写真1枚が必要書類で、それらを提出すると簡単に受理された。待つこと20分で今日を含めて14日間の滞在再延長が認められた。これで滞在は10月22日まで認められたわけだ。そして、今回の延長スタンプには「期日までに出国する様に」との但し書きも書かれておらず、その代わり、期日までに「再出頭する様に」と書かれている。この再出頭をすれば再度、再出頭日を含めて7日間の滞在が認められるらしい。ツーリストビザと言えどもなかなか使えるではないか!

 ラジオで使うべきCDのコピーを編集作成する。 もともと素人なので、無知の塊のような私なのだが、今回も音楽CDのコピーを作成するには、何ビットでコピーをするかが大事であることをはじめて知った。私のパソコンは調べてみると64kbpsでの録音と設定されていた。そしてパソコンでCDをコピーして、再生してみると、音が飛んだり、変なノイズが入ったりして、「こりゃCPUの処理能力か、CD−ROMの問題か?」と考えていたのだが、音質を160kbpsに変更をしなおすと、再生時の問題は嘘の様に消えていた。パソコンは実に色々な能力を持っているのだろうが、使用する人間が、その能力に関する知識が無いと、まったく活用できない。パソコンは日々進歩しているのだろうが、もっともっと利用者にどんな能力を持っていて、どの様に使えば良いのか、と言ったHelp機能を充実させて欲しいものだ。

 今日もプールで優泰に泳ぎを教える。今日はカッコは悪いものの何とか息継ぎができようになって、プールを縦に泳ぎ切ることができる様になった。15メートルほどであろうか、、。教えていて、こうして進歩していくのを見るのは愉快だ。しかし、それにしても風が冷たくなった。空にも雲ひとつ無い。乾季に入ってしまったのだろうか、、。快適な気候だけれど、なんとなく寂しい。

 夕方からラジオ局に入る。局には私の担当するFM局以外に、テレビ11チャンネルとFM98MHz、そしてAM局が2局入っている。ほとんどがバンコクで作成している番組の中継なのだが、ラジオ番組には、こちらの局で製作した番組が結構ある。特にAMがそうで、今日は番組放送中にAMのスタジオを見学させてもらう。このスタジオが面白かった。朝6時から11時、夕5時から11時までが、山岳民の言葉で放送しているそうだ。今日はムソー族の担当で、毎日日替わりで各民族の言葉の放送があるそうだ。各民族とは、ムソー以外にも、モン(メオ)、リス、アカ、カリアン(カレン)、タイヤイ、ラフーの放送があるそうで、生放送中のムソーの初老のDJと話をする機会を得た。これも私の無知であったのだが、各民族には文字が無いと思っていたのだが、ローマ字表記の文字があるのだという。また、各民族の言葉の音楽テープやCDもあるそうだ。今日は一緒にムソーの歌を聞いたのだが、なんとなくムソーの歌は日本の田植え歌に似たような哀調を帯びていたり、淡々浪々とした歌もあった。このムソーのDJさんはチェンダーオから通っているそうで、孫の中には日本へ嫁いだ人がいるそうで、嫁ぎ先は横浜だそうだ。以前、台湾の中央山地の奥に通っていたときも、しばしば地元のタイヤル族(原住民)から同様な話を良く聞いたものだ。
 私の担当するFMの方はスタートから1週間が過ぎて、再度番組の構成が変わってきて、だんだんと電話リクエスト番組化してきた。かかってくる電話の多くが「○×の歌う△□をリクエストします」と言ったものになってきた。はてさて、明日の私の担当はどうなることやら、、。

朝食
ご飯とほうれん草のクリームスープ、韓国海苔。
昼食

一昨日の残りのカウマンガイ。

夕食

リンピンスーパーの餃子を使った水餃子、ご飯、サニーレタス。

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