日曜日朝の恒例の補講。ワタノー学校へ行ってみると驚いたことに先日やって来た新規補講希望者が、仲間を他に3人も連れてきている。つまり、新入りが4人と言うことになってしまった。私の腹積もりでは、一対一で追加補講をすれば進度も速く、一ヶ月くらいで既存のメンバーに追いつけるのではないかと考えていたのだが、これは無理そうである。それに仮に追いついても、既存の6人のメンバーに4人も加えたらば、補講としての意味がなくなってしまう。この4人のためには別の時間帯を確保してあげなくてはならないだろう。私の週末がまた減ってしまう。
昼からT夫妻にチェンマイ市内を案内するために、プラザホテルへ向かう。約束の時刻は12時半だったが、補講が長引いてしまったため、10分ほど遅れてしまった。
まず、昼食を取ろうとステープ山の麓にあるガレー・レストランへ向かう。日曜日とロイクラトン祭りが重なったためか、レストラン内はずいぶんと混み合っていた。池に面したテーブルはすでに全部塞がっている。とりあえず木陰のテーブルを見つけて席に着くが、ウエイターも忙しいのかちっとも注文を取りに来てくれない。そればかりか、ウエイターを呼び止めようとしても、素通りされてしまう。これではいつまでたっても昼食にありつけないと思い、ウエイターたちが注文伝票を持っていくカウンターへ直接乗り込んで注文をする。
やはり、レストランも忙しすぎるのか、注文は通ったものの、料理はなかなか出てこなかった。だいぶ待たされてからようやくチャーハンが出てきた。私が注文したのは、豚や鶏のあぶり焼盛り合わせとタイ風の焼き鳥ガイサテで、それをメインにしようと思っていた。が、いつまでたってもメインが出てこない。チャーハンを食べ、クォッティオうどんを食べ終わって、そろそろ空腹感もなくなり、このまま会計を済ませて帰りたいところだが、やっぱりまだ出てこない。もう昼食時間を過ぎ、混雑していたレストラン内にも空席が目立つようになった頃、ようやく大皿に肉を山盛りにしたあぶり焼きと焼き鳥が出てきた。この手の料理は空腹時以外に見るとゲップが出てきそうだ。結局半分も食べられず、時刻も3時になってしまった。
昼食後、ウモン寺とワット・チェディー・ルアンを案内する。どちらも私が気に入っている寺である。T夫妻はマッサージを受けておきたいとの希望があったので、市内の案内はこの2つの寺院だけにとどめ、ロイヤルプリンセス・ホテルのマッサージルームへ案内する。
夕食はT夫妻と我が家とでカムインハウスで食べる。T夫妻はアルコールを飲まれないので、今晩は私もビールはお預けである。夕食後、プラザホテルまで夫妻を送ろうとしたところ、旧市街でパレードとぶつかり、足止めを食らってしまった。通行止めで動かないので、私もビートルを捨てて、パレード見物をすることにした。今年のロイクラトン・パレードも盛大で華やかである。そして、際限なく山車が続く。私たちも歩道からパレードを見学していたが、目と喉が痛くなってきた。山車はトラックを改造したものだし、山車の後ろには電飾用のディーゼル発電機を載せた車が続く。そのためひどく排気ガスが淀んでしまっている。山車に乗っているミスたちもノロノロと進んでは、つかえて動かなくなるパレードに疲れてしまうだろうが、それでも頬の筋肉を引きつらせながら沿道の観客に微笑を送っている。それに対して山車の前で行列を作っている露払い的な参列者は揃いの衣装こそつけてはいるものの、ずっとリラックスしてお互い立ち話をしあったり、飲み物や食べ物を口にしながらの行進であった。いつまでたってもパレードは終わりそうにないので、交通規制を承知の上、パレード中で歩行者天国状態になっている通りへビートルを進めて、パレードに逆送するように百メートルほど走って、規制地域から脱出をした。
プラザホテルへ夫妻を送った後も、わざと渋滞するピン川沿いの道に乗り入れ、祭り見物をする。この祭りもソンクランの水掛祭りと同様、車の中から見学するのが安全なようだ。祭りの見学者、参加者で身動きが取れなくなっているところでも、若者たちは爆竹やネズミ花火を投げ込むので、炸裂音でドキッとするし、火傷も気になる。ロケット花火も橋周辺ではロケット花火も次々に飛来する。今年も沢山の負傷者が出ていることであろう。
朝食
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ご飯と韓国ノリ、梅干。 |
昼食
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ガレー・レストランにてカニ・チャーハン、クオッティオうどんの餡かけ麺と醤油炒め、豚と鶏のあぶり焼き盛り合わせ、タイ式のカレー味焼き鳥(サテ・ガイ)。 |
夕食
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カムインハウスにて北タイ風のオードブル盛り合わせ、なまずフレーク揚げのヤム、ソムタム、空芯菜炒め、五目野菜炒め。 |