10月8日 月曜日
また週が開けて月曜日。良く眠れないままに朝を迎えた。朝食に優泰たちにはパンケーキを焼いて食べさせ、昨夜の残りの揚げ物をご飯に載せ麺汁でもかけて天丼風に食べようと思ったが、ご飯がない。外へ買いに出るが、どの店もまだ閉まっている。しかたなく早朝から店開きしているフライドチキンの店からもち米の蒸かしたものを買ってきて、これで天丼を作ってみる。当然ながらどんぶりもののご飯は少しパラパラ加減が美味しいのに、もち米のペタペタだと風味がだいぶ異なってしまう。
優泰を学校に送りアパートへ戻る。ネットでニュースの検索をすると米軍がアフガンへ進攻していたようだ。じゃあ、為替はどうなっているかと円レートを見ようとしたら、今日は東京市場が休みのようだ。なるほど、体育の日と言う事らしい。シドニーのマーケットでは若干ドルが弱含みになっているようだが、大勢に影響が出ていないようだ。コメントとして米軍の進攻は時間の問題だけで市場は折込済みだったと言う。なんだい、そんなこと後になってから言いやがって。分かってたなら先に教えてくれよ。
洗濯機は快調に洗濯物をこなしてくれている。お母さんは午前中ずっと洗濯機を回し続けていた。昼食にはご飯だけ8バーツ分買ってきて、お母さんに再び昨夜の残りの揚げ物で天丼を作る。こんどはパラパラのご飯を使ったおかげで、朝のものよりずっと出来映えが良い。私はネギを刻み卵と合わせてチャーハンを作る。これにカレー粉をまぶしてカレー風味のチャーハンを食べる。
1時にお母さんをビートルに載せてダンス教室に送る。送り届けてから、ビートルのエアコンは回しはじめにカビ臭い匂いがするので、エアコンの清掃をしてもらいに修理工場へ向かう。エアコンの清掃など簡単なものだろうと思っていたが、家庭用のエアコンのようにフィルターを外して水洗い程度では済まない事が判明。エアコン本体を取り外して分解し、中の冷却装置を洗浄するというのだ。いやはや、とんだ大仕事になってしまった。お母さんのダンス教室は1時間であり、当然その時間までには終わりそうにない。修理工場のモーターバイクを借りてダンス教室に迎えに行く。さらに優泰の学校へ行き、今度は3人乗りで日本語補習校へ連れていく。家族3人でバイクに乗るのは久しぶりだ。お母さんは日差しが強くて嫌がっていたが、優泰は喜んでいた。
補習校へ2人を届けて、再び修理工場へ向った。エアコンの洗浄はまもなく終わり、エンジンをかけて快調に走り出し、エアコンをつけると、ちょっとまだ石鹸臭い匂いはしたが、かび臭さは完全に消えている。よーし、さて郵便局によって郵便物を出そうかと思った矢先、プチリと音がしてエアコンが止まってしまった。どうやらヒューズが飛んでしまったようだ。修理工場へ舞い戻ってヒューズが飛ぶ原因を調べてもらい、ヒューズを交換する。また、エアコンの効きは良いのだが、エアコンから水滴が落ちてくる。この補修は時間がかかると言うので、明日に回して郵便局へ。
郵便局の窓口には沢山の人が行列を作っていた。普段は空いているのに、週明けだからだろうか、、。私も列の最後尾について並ぶ。が、なかなか順番が回ってこない。優泰たちを迎えに行くにはギリギリの時間となってきた。これまで並んで、列から離脱するのは悔しいし、しかし順番が来る頃には優泰たちが痺れを切らすだろうと悩んでいるうちにも時間は過ぎて、諦めて郵便局を出た。
補習校についたのは4時20分近くになっていた。お母さんと優泰からは非難さんざん浴びせられてしまった。お母さんには暑い中待たされて喉は枯れて痛くなり、耳まで痛くなったと言われてしまった。アパートにもどり、再度郵便物を出しに行こうとしたが、郵便局についたらば、既に閉局していた。
夕食はコカへ行ってタイスキを食べる。このところ野菜を沢山入れて食べるので、鍋が緑色1色となる。野菜不足解消にはもってこいだし、そしてなによりも安上がりだ。ビールやオレンジジュースを飲み、アイスを食べさせても、3人で200バーツちょっとである。コカのお姉さんへの日本語レッスンの話はその後そのままお流れとなってしまった。
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