旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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HPご意見メール

11月7日 金曜日    天気は晴れ

 昨夜、なんどかニューヨークのJTBへ電話を入れたので、朝にはキッチリしたメールでの回答書が入っていた。全ての事項に関する手配回答と、予約確認済みの書類がPDFファイルで届いていた。しかし、グランドキャニオンツアーについては、飛行機が飛ぶ目処がつかないらしい。航空会社としては5人以上集まらないと飛ばないらしいのである。JTBは2名から催行としても、飛行機が飛ばない限り手も足も出ないのが現状らしい。

 昨晩チェンマイへ入られたT夫妻は本日ツアーのプログラムに乗っかってチェンマイ市内や近郊へ観光に出かけている。見学場所はプラシン寺、ドイステープ寺院、メーサー象キャンプ、蘭園、工芸品展示即売店となっている。このプログラム終了後にでも会いましょうという事に昨晩約していたのだが、会ってどうするかと言うと、市内の見どころを何箇所か案内するつもりである。ツアーでチェンマイを訪れると、どのツアーでも案内される先はほとんど同一であって、大差がない。2回、3回とチェンマイへツアーでこられた方は、毎度同じところを案内されてばかりで、飽きてしまうのではないだろうか?まぁこの現象は、チェンマイに限らず、ツアーで案内される世界中の各都市に共通して言えることであろう。
 そして、日程表には工芸品店を一店舗ご案内とあったのにもかかわらず、やはりサンカンペンの土産物店を引きずり回されたらしい。タイシルク、銀、木工、日傘、皮、宝石、、、。サンカンペンは土産物専門店が通りの両端に立ち並んで、ツアー客の来店を待ち構えている。チェンマイの手配を委託されている旅行会社は大体がバンコクにある旅行会社の下請けであり、これらの店から入るリベートの何割かをバンコクの旅行会社へ上納することになっているのが相場である。バンコクの旅行会社から仕事を回してもらうには、このリベートをより多くまわさなくてはならないだろうし、そうなると、日本のツアー募集会社が「一店舗のみ」と案内していても、「でも、折角だからもう一軒見ていってくださいね」とツアー客を乗せた車は次々と土産物屋さんを訪問して回ってしまう。
 そして、午前中に観光を終えて、昼食後土産物店連れ回しの受けた後、4時過ぎになってT夫妻から連絡が入った。ホテルで落ち合い、ご主人はマッサージへ直行され、私はT夫人を何処に案内すべきか、ちょっと考えた。チェンマイの旧市街を歩いてもらうと言うのも良いかとは思ったのだが、ちょうど今日から始まったロイクラトン祭りの関係で、旧市街はあちこちで交通規制が敷かれている。そこで、今回もウィアンクンカム遺跡へ案内させてもらう。ここならば近いし、人力の輪タク、サムローに乗ってのんびりと近郊の農村風景も堪能してもらえる。
 ウィアンクンカム遺跡の案内所へは5時前に着いたのだが、すでに案内所は閉まっていた。祭りの日だから職員たちもさっさと帰ってしまったのだろうか、、。遺跡の点在する集落をサムローを探して周回していると、軒先にサムローを止めてこれから一杯はじめようとしている車夫を発見。ちょっと遺跡を回ってくれよと頼むとすぐに了解してくれて、私たち2人を乗せてペダルをこぎ始めた。サムローの客席は2人で座るにはちょっと狭い。そこへ強引に2人して乗り込んでしまったのは、ちょっと失敗だったかも知れない。こぐ方の車夫も重たくて大変だろうし、乗ってる方も正直なところ楽ではない。それでも、車夫は遺跡を何箇所も何箇所も案内してくれた。半分はまだ発掘途中の遺跡である。T夫人の意見としては、もうちょっと整備してアユタヤ並にしないと、観光客は呼べないわねと言ったものであった。私はアユタヤほどの観光地にしないで、むしろこの農村地帯の雰囲気を残したままの遺跡が望ましいと感じていたのだが、しかし、観光客を呼ぶには整備も進める必要があるのだろう。整備をしないで、観光客を呼べば遺跡が荒廃してしまうだけかもしれない。

 夕食にはまたまた大阪から出てきたOさんとチェンマイ・プラザ・ホテル前で美味しいと評判の中華料理屋に入る。祭り見物にきた観光客なのか、広い店内は混雑しており、私たちは二階席へ回された。こちらもほぼ満員に近い盛況で、私たちにあてがわれたテーブルはテレビのすぐ前である。私は家で、「食事中はテレビを消しなさい」と優泰に躾ているが、この手の食堂では、テレビをつけておくのがサービスと心得ているらしい。しかし、客たちの誰もテレビを見ている様子はなく、見ているのはウエイターやウエイトレスくらいである。客たちは自分たちのテーブルごとに盛大に食べ、談笑をしているのである。その談笑の中でも従業員たちに音声を伝えるべくテレビのボリュームは大きく設定されていて、テレビ前に座った我々にはうるさくてしょうがない。Oさんも食事中にテレビのがなる音があると気になるタイプらしく、従業員に命じてボリュームを下げさせていた。

 夕食後、腹ごなしをかねてピン川沿いを少し歩く。今年もロケット花火や爆竹など、灯篭流しと言うロマンチックな雰囲気をかき消すような炸裂音が鳴り響く巷であった。

朝食

ご飯と味噌チゲ。

昼食
カウマンガイ。
夕食
プラザホテル前の中華料理屋でナッツの炒め物、カキの卵とじ、海老天ぷら、鶏とカシューナッツ炒め、豚肉とキヌサヤの炒め物。

 

 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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