旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

１２月７日　土曜日 　　　天気は晴れ

　今度のバスも新型車であったのだが、夜が明けて車内のスピーカーから間延びしたＢＧＭがガナリだしたとき、バスはまだランパーンの街外れを走っていた。いつもなら目覚まし代わりのＢＧＭはチェンマイ到着間際に流れてくるはずなのに、まだチェンマイまで１００キロ近くある。どうやらエンジンの出力が小さいらしく、クンタンの峠ではスピードが落ちてトラックにさえ抜かされる始末であった。
　しかし、新型車だけあって、エアコンはガンガン効き、寒くて良く眠れなかった。冬物のようなスーツを着て、毛布に包まっていたのに、それでも寒かった。朝８時にチェンマイに到着してバスから降りたら、メガネが真っ白に曇ってしまった。

　アパートに戻ってすぐに優泰を補習校に連れて行く。それと私が作って来た補習校のホームページもフロッピーに落として持っていく。
　午前中に補習校では、学校運営の会議が職員室で開かれていた。先月の保護者会でも議題となったことだが、家庭内で日本語で会話がなされていない子供達などで、日本語での授業について来れなくなっている子供もいるし、全体的な学力低下も発生している。
　会議の後、運営委員の方から相談を受ける。会議では、各学年で日本語で十分授業をついていけるクラスと、そうでないクラスに分けることに決まったらしい。しかし、高学年では学年の生徒数が少なく、２クラスに分けると、クラスの生徒数が少なくなりすぎると言った問題もあるし、子供達の精神面へのことも気がかりではある。が、補習校の運営に非協力的であったり、生徒達も宿題をしてこない子がいたりで、本当に曲がり角に来ているようだ。

　結局、補習校には優泰の下校時刻までいることになってしまった。本来は２晩続けて夜行バスだったので昼間は寝ていたいと思っていったが、寝る時間がなくなってしまった。溜まっているホームページも書上げなくてはならないし、メールも溜まっている。メールの中にはＮＨＫラジオからも出演以来もあった。その番組は日本国にだけではなく、短波も使って全世界へ流されるそうだ。とうとう私の声も北タイの山奥から地球規模になるのかぁ、、、（自惚れすぎ要注意）。もっとも出演といっても電話インタビューを受けるだけのことでしかないのです。
　ところが、書き上げた日記やメールを送るためにダイヤルアップをしようとすると、パソコンの調子がおかしい。リブートをかけたところ、クラスタ・スキャンが始まり、なんと次々にエラーが発生。そしてとうとうパソコンは動かなくなってしまった。

　夜中、お母さんが友人と夜遊びに行くというので、運転主役をこなす。私は運転手に徹しているので、一緒には店に入らず外で待っていたらば、えらく蚊に刺されてしまった。そしてアパートに戻ったのは午前１時、それからパソコンの修復に取り組むが、起動ディスクを使っても、立ち上がらない。初期化してしまえば動くかもしれないが、データをセーブすることも出来ない状態で、お手上げである。奮闘は午前４時まで続き、私の完敗であった。

メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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