旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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9月6日 土曜日    天気は朝方雨 昼前から曇り時々晴れ

 午前中は補習校にて父母会が開催されて、それに参加する。本日の父母会も白熱していた。補習校と言うのは実に変則的な環境に置かれた学校のために、運営にあたってはいろいろな意見が出てきてしまう。今回のアジェンダもそれぞれの家庭環境の違いから対立を生みやすい内容のことばかりであった。議題にあったものは、生徒と先生に対する学校傷害保険の取扱いについて。これは保険料も多人数のため大きな金額となり、財政負担が大きい。しかし、駐在員子弟を中心に個人的に傷害保険に加入している人の割合も高いので、保険の二重掛けと言う事態にもなりやすい。しかし、保険金は二重には支払われないので、無駄ともいえる。この扱いをどうするか、、。生徒間の日本語理解力に差が大きくついてきている現状より、三年生以上を日本語能力別に2クラスに分け、本来一年間で履修すべき内容を一年半から二年かけて教えるクラスを新設する。が、これとても、もともと生徒数の少ない補習校で、一学年あたり数人しかいないのに、二つに分けたら、1クラスが2、3人以下になってしまう。先生もより多く来てもらわなくてはならないし、教室もどう確保するか問題で、これも費用がかかる。さらに、また、2クラスに分けること事態が、生徒たちに良いことかどうかも気になるところである。まだまだ学校の防犯対策から、今後の給食のあり方まで。

 父母会が終わったのは11時過ぎ、それから郵便局へ私は出向いた。ある会社の設立にあたって、私の名前も発起人の一人として登記されるので書類にサインをしてバンコク宛に書留で発送する。郵便局は土曜日が半日営業で、12時までだから、大急ぎでチェンマイ駅近くのチェンマイ郵便局へ行った。タイでは国内郵便物でもEMS扱いが多い。書留速達のようなものだが、国内向けならば料金もさほど高くない。私が送った定形外の大判封筒も25バーツであった。会社登記の内容については、よく確認していないが、登記場所は当初の北タイからバンコクへ変更になっていたようだ。

 昼に旅行会社のホームページ作成へ出向くが、昨日スキャナーを買ったそうで、立派なスキャナーがパソコンの横に置かれていた。しかし、社内のスタッフの誰もスキャナーの使い方を知らない。私が簡単な操作方法と共に、写真をスキャンして拡大印刷の仕方を説明して見せたらば、説明の理解などそっちのけで、次々にスナップ写真を持ってきて「これを拡大してよ」と押し付けられてしまった。何枚も何枚もスキャンとプリントを繰り返し、時間がかかるし、本来のホームページ作成ができなくなってしまった。やはりこの店にはパソコンは玩具以外の何物でもないような気がしてくる。

 昼過ぎからはチェンマイ大学にて日本語教師会の研修に参加する。本日は参加者がそれぞれの日本語試験問題を持ち寄って公開しあい、グループディスカッションがあり、タイ人の日本語の先生によるタイ語での動詞のグループ分けについての講義があった。どれも非常に質の高いもので、私はとても感心してしまった。参加者の中には大学で教えている先生だけではなく、高校で日本語を教えている先生もいらっしゃった。グループディスカッションに際して、高校で教えられている先生と意見交換をしたのだが、私とちがって、生徒たちは週に6時間から8時間の日本語授業を受けているらしい。ワタノーと比べると実に充実している。大学の入試に日本語を選択する生徒も多く、高校3年卒業時にはかなりのレベルに達する生徒が多いそうだ。まぁ、ワタノーのような環境だから、私のようなものでも「日本語教師」に任命されるのであろう。
 さらにディスカッションの中で、カンニング対策について提議し、その対策を伺う。どの先生もカンニングの横行には頭を痛めているらしい。タイ人の先生によると、生徒(学生)たちは解答用紙に空欄があることが恥ずかしく感じられるので、ついつい他人のものを見てしまうし、可哀想なので見せてあげたりしてしまうそうだ。しかし、その学校ではカンニングが発覚したらば、0点扱いにすると言う厳しい対応策を取っていると言う。たぶん、それは他校でも同様の処置を取っているだろう。それでもカンニングはなくならない。別の学校では、教室には生徒を詰め込めすぎているのが原因なので、テストの際には広い学食を利用して、生徒たちに間隔を取って座らせてテストをしていると言う。また、別の学校ではテスト用紙を2種類用意して、隣あった者同士が、同じテスト内容にならないようにしているという。やはり、どこもカンニングにはずいぶんと苦労しているようだ。私も次回のテストからは何らかの具体策を取らなくては、、。

 夕方から、優泰、お母さんと共にサイクリングコースに出る。お母さんは何年かぶりかで自転車のペダルを踏む。しかし、ものの300メートルほどで体力の限界だそうで、そこからは上り坂で私が後ろを押してやり、下り坂では惰性で坂を下らせることでコースを何とか一周させた。私は自転車ではなくランニングでお母さんの自転車の荷台を手で押す。優泰は漸く一人で自転車に乗れるようになったが、家族3人でサイクリンクができるようになるにはまだ難関があったことに、今さらながら気がついた。お母さんはコースを一周したところで、大してペダルをこいでもいないのにバテバテである。特に硬い自転車のサドルに座っていたのでお尻が痛いという。私はお母さんが乗っていた自転車に交代してまたがり、優泰を追いかけて走る。お母さん用にサドルの高さを調整してあったので、私には低すぎて、ペダルをこぐと太ももに負担がかかってこぎにくい。それでも、なんとか優泰に追いつき、優泰と2人でコースをまわる。以前よりずっと優泰の自転車の乗り方は安定しているようだが、やはり体力が無いのか、坂道の途中で止まってしまったりする。

朝食
紫米入りのご飯に白菜の味噌汁、もらい物のチャプチェと言う韓国風春雨(緑豆で作ったものではない)炒め。
昼食
チャーシューのせライス。
夕食

ガウマイにてムーガタ(豚鍋)。

 

 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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