旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

７月６日　火曜日　　　　天気は終日雨

　朝から雨である。ハイイロ・モリ・ツバメと判明した小鳥のピョンは、今朝も一段と大きな声でチー、チーと鳴く。以前よりも鳴く頻度が高いし、声も大きい。以前は空腹時に鳴いて餌をねだる程度だったが、今は満腹でも絶えず鳴いている。部屋の中で放してあげても、タンスの上に止まって、チーチーと鳴く。数日間の獣医さんのことろでの生活で、なにかストレスでも溜めてしまったのだろうか？

　先週に引き続き、ある雑誌社から今日も電話インタビューを受ける。正直なところ、先週の電話で、私はうんざりしていたのである。この手の電話インタビューを嬉々として受ける人もあるだろうか？質問すべき事柄の事前勉強も余りせずに、ダラダラとこちらが勤務中にもかかわらず答えを求められても、大変迷惑なのである。取材の内容と言うのが「タイでのロングステイについて」と言うもので、「信頼できる不動産屋はどこか」とかアレコレと私の守備範囲外のことを聞いてくる。私のところへはトラブルに巻き込まれたりして、相談に来られる方は時々あるので、「どこの不動産屋が信頼できないか」と言ったことならある程度答えられるのだが、信頼できるかどうかなど安易には答えられず「日本語のフリーペーパーにはこんな広告がありますよ」見たいな事を先週は答えた。そして、「誰かチェンマイの豪邸に住んでいる日本人長期滞在者を紹介して欲しい」と言う依頼までされてしまったが、私は出版社が出していると言う雑誌も見たことが無いし、この手の取材で、安易に人を紹介できるものではないので、「きちんと趣意書と、取材依頼の文書を作成して、メールで送ってもらってからにして欲しい」と先週答えておいた。それから、その依頼のメールは届かなかったので、「なぁんだ」と思っていたら、また今日になって電話で、「誰か紹介して欲しい」と催促を受ける。しかも、私が広告が出ていると答えただけの不動産屋が「信頼できるところ」として扱われている。私は大変に気分が悪くなった。さらに、プーケットやホアヒンで長期滞在している人も紹介して欲しいと言う。実際にどの程度出版物ができあがるのか知らないが、この程度の取材を元に出版をしているようでは、ますます日本人にチェンマイでのロングステイに関して、間違った情報が伝えられかねない。

　夕方になって、その出版社の担当からようやくきちんとした形での質問と、被取材者の紹介依頼が届いたので、私として答えられる範囲で答え、被取材者候補になりそうな人に対して、正式な取材依頼書を書いてもらうように返信をした。

　ロングステイブームは良いにしても、メディアがちょっと煽り過ぎている。こうしたメディアの報道が、被取材者の意図したものと違った報道をされたりして、チェンマイ滞在者が、メンツを失ったり、人に変な噂を撒かれたりして、ここでの生活がしづらくなっている人が沢山いるし、メディアに出てしまったが為に、日本からどうやって探し当てたか知らないが、勝手に訪ねてきて、面倒を見てもらおうとする人がいたりして、迷惑に感じている人もチェンマイには沢山いるはずである。もう少し、メディアの方たちには気を使っていただきたいものである。

　雨が降ると、来店客が少ない。そのためデスクワークがはかどる。特に懸案であったK.K.トラベルのホームページで航空券関係のデータをアップデートする。このページを見て航空券を申し込んでこられる方は多くは無いようだが、なんと言っても私の守備範囲の広告塔でもある。このページで料金などを比較していただければ、御の字である。もっとも、自分で比較してみたところ、他社と比べて断然安いものはほとんどないことも判明。まぁ、日本語で表示されているページの中では安いほうであったと言う程度である。

　夜、パソコンの操作方法に関して、教えて欲しいと言う依頼を受けて出張する。帰りに、焼き立てのパンと中国の高粱酒を二本も手土産にいただく。先日、メーサイの免税店で私も中国の焼酎やラオスの焼酎を買ってきたばかりだったので、私の酒置き場は飲みきれないほどの酒で埋まってしまった。しかし、この流しの下の酒置き場、扉を開くたびに、なんだかとても豊かな気分に浸れる。酒というのは飲まなくても、見ているだけで心癒される存在なのだろうか？

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(2015年5月からのブログ)

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