旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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1月6日 火曜日    天気は晴れ

  午前中をK.K.トラベルで過ごし、午後からワタノー学校へ授業をしに行く。今日の授業にはお客様を連れて行く。お客様とは同じアパートの10階に住むIさんのお嬢さんN子さんで、今晩の飛行機で日本へ帰ることになっている。私の腹としては、生徒たちに日本の比較的年齢の近い(と言っても10歳以上の開きがあるそうだが)女性とも会話をする機会を与えたいと思っていた。いつも日本人の対象が私しかいないのでは、生徒たちの日本と日本人への関心も萎んでしまうであろう。と、考えたからである。それに、彼女にとっても、きっとタイの素顔の中学・高校生に会ってもらうのは、観光ツアーでは体験できない、きっと良い思いでになってくれるのではないかと思った。

 が、心配事もあった。明日は学校の創立記念日で、文化祭が行われる。今日はその準備が予定されているのではないだろうか?そうするとせっかく授業に行っても、「休校」と言う結果になりかねない。その可能性はきわめて大きかった。そして、的中し、学校に着き語学職員室へ向かうと、「タロー、今日は授業ないよ」と言われる。なんだ、またかぁ、、。でも、教室には生徒たちが数人集まってきている雰囲気である。教室内は既に文化祭のための装飾が施され、机やイスもいくつかの島にまとめられている。ちょっと授業をやるには不便な形ながら、授業を開始。5分もすると通常の7割くらいの生徒が集まってきた。日本女性の彼女にもちょっと手伝ってもらい、日本語での自己紹介や挨拶の仕方について、実践での復習を行う。それに引き続いて通常の授業に移る。「かわいいネコ」と「ネコはかわいい」の違いについて講義する。タイ語ではどちらも「メーウ・ナーラック」で同じなのである。

 次の次元は完全に文化祭準備に食われてしまった。私も明日の「日本コーナー」設営のために借り出されてしまった。N子さんは、廊下に出て女生徒たち10名ほどに取り囲まれて、なにやら日本語と英語とタイ語のミックスで質問攻めにあっている様子である。大変良い雰囲気である。こうした刺激が生徒たちに日本と日本語に対する関心度合いを高めさせ、手の届かない日本のアイドルグループ一辺倒だった日本人像が、より身近な存在になったのではないかと思う。それはきっとN子さんにとっても、タイの生徒たちを通じてタイと言う国を身近に感じる良い機会になったものと思う。

 夜、ある学会の発表のために日本からいらしたご家族にお会いする。何度かメールでやり取りをさせていただいていており、チェンマイでの観光情報を提供させていただくことになっていた。優泰とほぼ同じ歳の女の子と、5歳の妹を連れてのチェンマイ滞在なので、既存のツアーでは、子供たちへの負担が大きすぎるし、子供が疲れてしまうと、親はその何倍も疲れる結果になるとは、私が体験実証済みなので、極力こどもたちのペースにあった観光案内をさせてもらう。と言っても、明日の私はワタノー学校の文化祭で1日拘束されるし、明後日はバンコクへ行くことになっていてすれ違いである。結局、明日はドイステープとさらに奥にある山岳民族村への半日ツアーへ午後から参加してもらうことにし、明後日は日本語ガイドと車を用意して、エレファント・キャンプなどを見て回るコースを推薦させてもらった。特に明後日はプライベート・ツアーにすることで、朝から夕方までのツアーでも、子供たちの疲れ具合によっては、すぐに予定を変更してホテルで休めるので好都合だと判断した。

朝食
ご飯と韓国海苔、サケのフリーク。
昼食
小屋かげ食堂にてパネーン・ムーと言う豚肉のタイ・カレー煮込み風とナスのグリーンカレーを食べる。
夕食
ご飯とポークシチュー。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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