旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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4月6日 火曜日    天気は晴れ 朝方一時にわか雨

 この夜の船はなかなか怪しい。船員の多くが出稼ぎミャンマー人である。そして河口の港から沖に出る手前、別の同じような船とくっついて、その船から西洋人観光客のような連中が数組乗り移ってきた。一体どのようなカラクリになっているのだろうか?そして、午前6時過ぎにタオ島に上陸した。

 本土からの朝の船がついたのだから、船だけが唯一の交通手段である港町は多いに活気ついているだろうと思っていたが、まるでシャッター通り商店街で、店開きしているところがほとんどない。私はタオ島でのホテルを地元のツアー会社で手配してもらおうと思っていたが、そのツアー会社もまだ店開きしていない。表通りに面したベーカリーだけがもう店開きして、朝食セットを出していたので、そこへ入って町が目を覚ますのを待つ。チェンマイでもまだ珍しいくらいの洒落た作りのベーカリーであった。

 8時になり、ツアー会社もようやく店開きし、宿の手配をしてもらう。なんだかお客の多いピーク・シーズンだとかでホテルが強気らしい。今回斡旋してもらったのは、チャロック・ビーチにあるトロピカル・リゾートで1泊500バーツであった。金額的には予定価格いないで問題なし、果たしてどんなところであろうか?
 ツアー会社のピックアップ・トラックでトロピカルリゾートまで送ってもらうと、まぁリゾートと言うにはちょっとお粗末ながら、小奇麗だしチェンマイあたりのゲストハウスなどよりもずっと快適そうである。案内された部屋は、入り口に近い2階建て建物の2階であった。24平米ほどの部屋にダブルベッドが1台とシングルベッドが1台入っていた。テレビなし、冷蔵庫なし、エアコンなし、ホットシャワーなし、何より夕方6時までは電気もないと来ている。天井には洒落た照明器具兼用のファンがついているが、日中は電気がないのでそれも回らない。ベランダもついていて、濡れものを干せる洗濯紐も張ってある。
 さっそく、ビーチへ出て泳ぐことにする。このビーチも遠浅であった。かなり沖まで行っても、水深は腰までしか来ない。おまけにそこまで行くと珊瑚のリーフになって、裸足で海底に足をつけたら怪我をしそうである。サンダル履きのまま泳ぐことにした。リーフ近くは大変透明度が高く、魚の姿も多かった。

 日中の大半を昼寝とビーチで過ごし、ホテルの外へ出ることはほとんどなかった。近所を少し歩いたが、小さな雑貨屋があったり、インターネット屋がある程度であった。昼寝のおかげで、体力もだいぶ回復してきたが、チェンマイと異なり、湿度も高く、おまけに電気がないので扇風機も回らない。寝汗をびっしょりとかいてしまう。

 夜、ホテルのレストランでタク君と酒を飲みながら夕食とする。この手のホテルの料理と言うのは中途半端であって、タイ料理中心だが、西洋人の泊まり客が多いので、洋風のものもある。タイ料理も味が変化しているし、値段はチェンマイのレストラン並だが、味はチェンマイのゲストハウス並かもしれない。レストランにクダを巻いているのは、西洋人のカップルばかりである。そしてほとんど料理を注文せず、ビールをまるでストレートのウイスキーでもなめるようにチビリチビリとやっている。彼らの国の文化ではビールはゴクリと飲むのではなく、チビチビ飲むものなのだろうか、、。そして、食前酒を楽しみ方があまりにゆっくりだったせいだろうか、夜10時にはラストオーダーとなり、西洋人カップルたちはなんのツマミや料理を食べることなく、一本のビールで退散していった。私たちは、ビールを煽ってもまだ止まらず、ウイスキーの水割りをカポカポと飲み干した。

朝食
タオ島の港近くのベーカリーにてアメリカンブレックファスト。
昼食
ホテルにてバジル炒め。
夕食
ホテルにて蒸し魚のライムソース、野菜の揚げ物、イカのバーベキュー。

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(2015年5月からのブログ)

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