やはりJTBは世界最大の旅行会社だけのことはある。昨日送った手配以来に対して、今朝一番にメールを開いたらしっかりと返信が届いていた。しかも、こちらの手配以来に対して、「ここはこうすべきです」と添削までされている。こりゃ最大だけでなく、品質も高そうである。私が現役当時、JTBさんは常にライバルとして意識したのだが、どうやらライバルなどと敵視する以前に、相当に見習わなくてはいけない相手だったのかもしれない。先日のチェンマイ直行便就航研修会で、JTBさんの部長さんと面識をもったが、同業の他社からの参加者と比べて、ひときわ腰が低く、つねに笑顔を絶やさないなど、いやはやレベルが段違いであった。
そろそろ、私が助っ人に行っている旅行会社の名前を公表すべき時期かと思うので、ここで公表させていただくと、チェンマイ・ケーケー・トラベルと言う。場所はソンペット市場の北側に位置し、きれいなオフィスながら、スタッフが食べ散らかした菓子に集まるアリがはびこるような店である。私以外にも正社員でニットさんという女性が今月からスカウトされて入社してきた。航空機の予約業務を永年されてきたベテランで、業界にも詳しい。これは大きな転機になるだろう。今までのダラダラのパソコン・ゲーム社員とはレベルが段違いである。この会社はまだIATAの免許を持っていないので、国際航空券を自社発券することが出来ないが、発券など出来なくても、情報量で航空券の受注を受けることが出来るであろう。
午後からワタノー学校で日本語の授業をおこなう。中学二年生のクラスは休み明けということもあり、生徒たちの関心を私に集中させるのに苦労する。だいたい、休み中に日本語を勉強したかとの質問に、「ぜーんぶ、忘れちゃった」と寂しいことを言ってくれる。しかし、これはどうやら杞憂で、むしろ私の関心を引くためのことだけであったようだ。授業では「動詞の否定形」を教えるが、前学期に教えた単語も良く覚えていたし、「〜ます」が「〜ません」に変化させることで、動詞が否定形になることを説明したら、よく理解してくれた。でも、やはり、ちょっと授業中の生徒たちの私語が多くて騒がしかったかな、4年生(高校1年)の授業は、学校側のスケジュール入ったとかで、お流れになってしまった。今学期も突然の、または通達の回らないスケジュールによって授業が予定通り進まなくなることがしばしば起こりそうだ。まぁ、この1年間で日本語の基礎を教えようなどという大胆ことは考えずに、細く長く生徒たちと楽しみながら授業進めていこうと思う。
学校のあとも旅行会社に回る。今日は午前中から電話線の工事業者が入ってファックス回線用の切り替えをしていた。が、業者が帰った後もファックスはつながらなかった。業者は電話線は通じていると言って帰ってしまった。確かに線は通じているようだが、ファックスは使えない。問題はファックスを納入した業者にある。だいたい、HPのオールインワン・モデルと言う高級機なのに、きちんとした設定をしないで、プリンターやコピーとして使えるよ、ファックスは電話業者と契約してよとだけ言って置いていったのである。ところが、これが飛んだクセもので、マニュアルは置いていかないし、液晶パネルに表示される言語はドイツ語でチンプンカンプン。結果的にお鉢は私に回ってきた。HPのホームページへアクセスしてヘルプページを参照しながら作業を進める。この作業にたっぷりと時間がかかって、結局帰宅するのは夜9時近くになってしまった。
夕食後、ミャンマー国境の免税店で買った中国製焼酎を飲む前に昨晩優泰からの注文を受けているヤモリ採りをする。アパートの廊下を巡って、なんとか4匹のヤモリを捕まえる。ヤモリの捕まえ方のコツは、隠れ場所のないところへ走らせることで、足を滑らせて床に落ちてきたらばこっちのものである。長い棒などで、そっと身体を押さえると、逃げようともしないで、簡単に押さえつけられてしまう。ひょっとしてヤモリの知覚神経というのは、細心の迎撃ミサイルと同じで、熱線追尾形なのかもしれない。そのため、体温のない棒切れなどで押さえつけられても、自身に何が起きているのか解らないようだ。
朝食
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パートンコーとコーンクリームスープ。 |
昼食
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あんまん。 |
夕食
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キムチチゲ、チンゲン菜の炒め物。 |