優泰を学校へ送り迎えするバンは昨日また故障をした。今回はドアが外れてしまい、元に戻らなくなってしまった。以前よりドアの閉まりが悪く、ピッタリと閉まらないし、開閉も容易ではなかったから、壊れるべくして壊れたと言うべきかも知れない。今回の故障は簡単には直らないのか、今朝はバンが迎えに来ないで、運転手さんはモーターバイクでやって来た。モーターバイクに子供たちを乗せて学校へ送迎するらしい。
今朝はここ数日の内としては比較的ネットの接続状態が安定しているので、溜まったメールに返信を書く。すべてには書ききれないが、メールをもらいっ放しにしていた人から順にメールを書く。メールを書いて公開日記をアップするだけで昼過ぎとなってしまった。その後、先日買った中古モーターバイクの点検をする。気になる点はいくつもあり、前輪のブレーキの調整、エンジンの回転にムラがあるので燃装系の点検、ウインカーやブレーキランプの調整を行う。ブレーキなどは簡単に調整できたが、エンジンの回転ムラの修正には手間がかかった。キャブレターの調整をしたが、満足できない。このエンジンは2サイクルでガソリンにモーターオイルを混ぜて走るのだが、その混合装置を見るのははじめてである。どのような構造と原理になっているのかも良くわからない。東京で長年乗り回しているラビットスクーターも2サイクルだが、混合装置などなく、ガソリンタンクにそのままオイルを混ぜる原始的なものである。ランプ類は接触不良によるだけのものと、配線のどこかが断線してしまっているものとがあり、断線箇所は見つけられなかった。
このモーターバイク、スピードは最大でも40キロほどしか出ない。それは良いのだが、坂道での発進ができない。単に馬力がないだけなのか、遠心クラッチなどが磨耗してしまっているからなのか判らないが、白煙をモクモクと吐いているのを見ると、あんまりタフなエンジンではなさそうだと判る。あんまり酷使をしないことにしようと思う。
優泰の学校(インターナショナル)は明日が終業式である。日本風に言えば終業式だが、別に式典があるようではないらしい。その代わり、クラス内で簡単なパーティーをするらしく、生徒はみんなで分け合って食べる「お菓子」を持ってくるようにとの指示がきていた。子供たちがどんなお菓子を食べたがるのかよく解らないので、優泰に選ばせるのが得策と判断した。スーパーなどに行けば適当な袋詰菓子があるだろうが、それではなんだか味気ないと思い、タニン市場へ連れて行く。この市場には生鮮食品や惣菜などとともに、お菓子を売っている店も何軒かある。お菓子はタイ風のお菓子もあるし、クッキーやドーナツを売る店もあったが、優泰はタイの菓子よりもクッキーの方が好きなようで、クッキー売り場でクッキーを物色する。クッキーはバラ売りされており、一枚が1バーツである。更に別の店でプチシューも買う。これは本当に小さなプチシューで大粒の梅干大である。こちらも1つ1バーツ。全部で30バーツほど買い込み、他に切れている玉子も何粒か買っていく。玉子もバラ売りである。まとめ売りのほうが安くつくのだが、まとめ売りの単位が数十個単位なので、とても我が家のような少人数家庭では食べきれる量ではない。タイでも「玉子は物価の優等生」とされているようで、消費者価格は他の物価上昇と比較して、ほとんど値上がりしていないようであり、生産も過剰気味である。タイではそのために玉子消費拡大キャンペーンをしている。
夕食にはカレーライスを作る。インスタントのカレールーを使う即席モノではあるが、水加減を間違えたのかやたらとドロリとしたカレーが出来上がってしまった。もともと辛いものの食べられない優泰用に甘口カレーを使ったため、ちっとも辛くない。私は別鍋で更にカレー粉(タイ製)と唐辛子を大量追加して辛味を増して食べる。しかし、これがなんとも美味しくない。水分が足りないところへカレー粉や唐辛子粉をたっぷり入れたので、これらの粉がカレーソースになじまず、食感がとても粉っぽくて、カレー特有の風味がちっとも感じられない。
夜、いただきもののラオス・ドンサオ村の焼酎を飲む。度数が40度近い焼酎だが、ラオスの僻地にしてはなかなか洗練されている飲み口である。タイのラオカオと言う米焼酎よりもずっとと快適で、焼酎と言うより、無色透明なブランデーと言った芳醇さがある。ビンそのものはタイのメコンウイスキーの空き瓶に簡単で質素なラベルを張っただけのものだが、ラオスには私の知らない美味い地酒世界が広がっているのかもしれない。タイの酒は大手酒造メーカーの寡占状態にあり、また個人的なアルコール製造は日本同様に厳しく取り締まられているので、なかなか美味い地酒に出会う機会がない。
朝食 |
ご飯、野沢菜わさび漬け、肉なしキャベツの回鍋肉風炒め、ワカメの味噌汁。 |
昼食 |
インドネシア製即席ミーゴレン。 |
夕食 |
カレーライス。 |