12月4日 水曜日 天気は晴れ
今日はお母さんの運転手役から完全に開放される。ゴルフ練習場へ行く前に、優泰のクラスメートのお母さんと週末の晩に遊びに行く計画打ち合わせのため、オーキッドホテルで待ち合わせているとの事で、練習場へ送る必要がなく、また迎えもゴルフの仲間たちと食事に行くから必要ないという。と言うことで、午後から一人で山へドライブに行くことにする。前回ブアトーンの花を見にメーホンソン県へ行った帰りに、地図で確認すると、メーチェムの近くから、タイ最高峰のインタノン山の北側を抜けて、チェンマイの南、サンパトンまでの道が描かれていた。そこを通ってきたかったが、その時は、その道の入り口が見つけられず、結局インタノン山の南側を回ってきたのである。しかし、もしその道が通れれば、距離的には20キロ以上の短縮になるはず、今回は、サンパトン側からこの道にチャレンジしてみよう。
午前中のYMCAの授業は、受講生が私一人であった。完全にプライベートレッスンになるかと思いきや、私一人では先生もヤリガイを感じないのか、授業の大半を世間話で過ごしてしまい、黒板も使わず、ノートも取らずであった。今度の月曜日にテストをするが、質問はないのかと聞かれても、はて、いったい何を習ってきたのかなぁと思い出せないくらいだから、質問のしようがない。
さて、ドライブである。アパートを出たのが1時少し前。一路サンパトンへ向けてハイウェイを走る。今回の目標の一つが、メーワーンと言う町へ辿りつくことである。この町、地図で確認すると、サンパトンから西へ40キロほど入ることになっている。ドイステープの山とインタノン山に挟まれた谷間を走っていてるように描かれているから、どれほどの悪路なのかと心配もしていたが、何の事はない、綺麗に舗装され、両脇には収穫期を迎えた水田があるといったのどかさである。ひょっとして、これは知られざるメーホンソンへの抜け道かと、嬉しくなった。しかし、走り始めて15分もたたずに、メーワーンの町に到着してしまった。快適な田舎道ではあるが、40キロを15分で走れるわけがない。良く確認すると地図のミスプリントのようである。
その後も山がちの道となったが、それほど悪くない道だ、道の左には川が寄り添い、所々にゾウ関連のアトラクション施設も点在する。30キロほど入ったところで、メーウィンと言う村に出た。ここからが本格的な山道で、坂が急になり、道も細く、かろうじて舗装されている路面も穴ぼこだらけである。でも、この程度の道ならばビートルで走れないこともない。走っていると時々山岳民の集落を見かける。高原野菜などを栽培しているようだ。
サンパトンから50キロほどのところの集落で、道は二又に分かれていた。右は何とか走れそうな道が農業試験場のような施設脇に伸びている。左は泥んこ道が山の中に消えている。この左の道は、車が通った形跡もなく、私は道だとは思わなかった。そのまま右の道に進んだが、右の道も、簡易舗装こそされているが、山道にただコンクリートをぶっかけただけのような道で、路面は至る所陥没し、クレーターだらけ、それでも周囲の景色だけはすばらしく良かった。空気は澄み、山の斜面の所々に耕地が開け、のどかな山村風景がみられる。1時間ほど走りながら、道がひたすら北に向っていることに不安を感じた。やがて、少し大きな集落に入り、小学校があった。学校の名前は「メーヘーヌア小学校」。メーヘーヌア村とは、もうサモン郡の近くではないか、、、。どうやら道を間違えたらしい。このままサモン村に出て、チェンマイへ戻ることもできそうだが、それでは、ただ道を間違えただけになってしまう。やはり、あの二又で間違えたのだろうか、もう一度戻って確かめてみよう。
相当時間のロスをして、二又まで戻り、やはり山に消える道ではなさそうだと確信し、他にも別の道があるのではと、闇雲に林道に入ったりするが、どれもとてもビートルで走行できるような道ではなく、そろそろ日没も近づいてきたので、チェンマイに引き返すことにした。林道から出てすぐの、木造高床式、掘建て小屋風の警察署(Tシャツのおじさんが一人と犬が数匹いただけ) で道を確認すると、私が走り抜けたかった道は、四輪駆動車なら抜けられるとの事であった。他にも、インタノン山に北側から入る道もあるとの事であった。まぁ、日没後に山に入るのは危険なので、次回と言うことにする。
朝食
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夕べ買って食べなかったタイ式オムレツや空芯菜炒め。 |
昼食
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夕べの残りの精進揚げをパンに挟んで食べる。 |
夕食
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コカにてタイスキ。 |