9月3日 月曜日

午前中いっぱいかけてお母さんに電子メールの作成方法を教えるが、ハングルでの入力と出力方法に設定ミスをしており、せっかく作ったハングルのメールが送信ボックスへ入れたとたんにすべて文字化けをしてしまった。原因を分析していたところ、エンコードでハングルを設定していても、書式設定そのものが日本語になっていたのでトラブルを起こしたらしい。そこで念のために書式設定に韓国語を追加し、フォントをハングルとしたところ、今度は文字化けが解消できた。日本語のPCでハングルを直接入力するには手間がかかるものだ、、。

昼に今日はお母さんはAUAランゲージスクールでタイ語を勉強している日本人の奥さんと約束があるというので、AUAまでビートルで送ることにした。しかし、タペー門の前の通りが通行止めとなっており、迂回路も指示されていないので、路地裏の道を抜けながらなんとかAUAにたどり着く。

お母さんのいない午後はタイ語のプライベートレッスンを受ける。12時半に先生が来て、レッスンを受けるが、予習も復習もしていなかったものだから、教材に出てくる単語すらわからない始末で、ほとんど成果が上がらなかった。こんなルーズな生徒で申し訳なかったのだが、タイ語のレッスンは今日限りとさせてもらった。今日までの授業料を清算した。

タイ語のレッスンを今日は2時間ほど受けているうちにお母さんが帰ってきた。レッスンを受けていたので私はまだ昼食を取っていない。レッスン後、やはり少し小腹が空いたので、ひとり食事に出かけた。ピーノートのお母さんのやっているクオッティオうどん屋に入ってカオソーイ(チェンマイ名物のカレーラーメン)を注文。カオソイには骨付きのチキンが添えられており、箸で簡単にほぐせるほど柔らかく煮てあり、美味しいチキンであった。また、タイの漬物と小粒の紫タマネギが別皿に山盛りによそわれており、これらもカオソイに投入して食べる。ショッピングセンターのカオソイも美味しいが、こちらのほうが何と言ってもボリューム感がある。代金は一般のクオッティオうどんよりも少し高い20バーツであった。

アパートへ戻り、日本領事館へ優泰の出生証明の受け取り時間を確認したところ、4時までとなっていた。私は何か誤解をしていたようで、のんびり構えていたが、既に時刻は3時を回っている。慌てて日本領事館へビートルでかけつける。生憎の雨が降っていた。

夕方優泰を幼稚園に迎え、それからひとりでタニン市場へ今晩の夕食の惣菜を買いに行く。タニン市場へ惣菜を買いに行くのは久しぶりである。ちょうど地元の人達も晩のおかずを買いに来る時刻とぶつかったらしく、ビートルを止めるスペースを確保するのに一苦労した。市場内を一巡りし、一番奥にあった総菜屋に並んだ野菜炒めが美味しそうであったので、野菜炒めを購入する。ヤングコーンに絹さや、イカにウズラ玉子、カリフラワー、ニンジンなど見た目の彩りも大変美しい。他に何かもう一品と思って見まわしたところ、チクワのカレーソース炒めが美味しいよと声をかけられ、それも買う。そしてスイカの6分の1カット、乾煎りしたピーナッツ、バミーヘン(汁なしの和え麺)なども買って、アパートにもどる。そとはすっかり暗くなっていた。が、今晩の晩酌用の飲み物が何もないことを思い出し、途中の小さな雑貨屋に飛び込んで、米焼酎を買う。その際、ふと店の冷蔵庫を見ると何やら「日本酒らしきもの」を発見。ラベルには「忍」と書かれた二合ビンだ。店のおばさんに、それが何か聞いたところ、米で作った中国の酒だと言う。手にとって見ると、中国の酒などではなく、「清酒」と漢字で書かれておりローマ字では「SAKE」とある。さらにタイ語では「シノブ」と商品名が書かれているのだから、これはあくまでタイで作った日本酒に違いない。値段を聞いたら、喜ぶべき事にたったの15バーツだと言う。なんと今まで最低と思っていた米焼酎よりもまだ安いのだ。それでいてビンも専用ビンで、ラベルの印刷もしっかりしており、米焼酎などとは比べ物にならない。

夕食まえの晩酌に早速「忍」の封を切る。香りも味もまさに日本酒である。欲を言えば味が少し淡白であった。しかし、二合で15バーツ。大変満足である。前回日本に一時帰国した際に、料理用の日本酒を買ってこようかどうしようかと悩んだのだが、タイにもこれほどの日本酒があるのなら、やはり日本から買ってこなくて正解であった。

 

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