11月3 土曜日

久しぶりに朝の運動に出る。しかし、ランニングで1キロも走らないうちに、左膝に痛みを感じ始め、まもなくとても走ってなどいられないくらい痛くなる。このところ運動不足であったし、関節が鈍ってきているのだろう。

アパートへ戻ってシャワーを浴びてから、改めてピーノートの店へクオッティオうどんを買いに行き、3人で朝食とする。

PCで旅行の写真の最終構成をする。写真の解像度を落としてあるが、それでも枚数があるので、どうしてもページが重くなりがちだ。多少でもダウンロードのストレスを減らせるようにとページ2枚に分ける。旅行中に撮った写真には遺跡の彫刻などのものが結構あったが、結局編集する際にページに組み入れたのはすべて優泰の映っている写真となってしまった。

優泰に模型の新幹線のレールをつなげてやり、しばらくするとノートが遊びにやってきた。そして今度はお母さんに優泰の数の学習用のカラーチップを作るよう依頼を受ける。カラーチップとは直径1センチほどの円を描き、色を塗り、切りぬくのだが、ボール紙から1センチの円を切りぬくのは根気の要る仕事であった。全部で100個ほどを作成したであろうか、、。次ぎに優泰の算数用のテキストコピーをコピー屋にピックアップに行く。全部で500枚以上になりずしりと重い。

コピー屋からアパートへ戻ると部屋の中の空気が険悪なものになっていた。どうやらお母さんと優泰の間にひと悶着あったようだ。気分転換させるためにもタニン市場の上のバイキング食堂へ二人を連れだし昼食とすることにした。土曜日の昼食時間帯だと言うのに、広い店内に客はほとんど入っていない。いや私たち家族だけだ。こんな状態でバイキングをしていたら経営が成り立たないだろうなぁと思っていたら、やはり苦しいのか料理の品数が当初と比べて2割くらい減ってしまったようだ。

昼食後、市場で野菜類を買い、リンピンスーパーでソーセージや牛乳などを買う。優泰はカップに入ったチョコレートアイスクリームを買ってもらい食べていたが、車で戻る際に、私とお母さんにも一口ずつでも食べさせろと言ったところ、プラスチックのスプーンの先にそれこそ小指の爪先ほどのアイスをすくってきた。また優泰のケチン坊が始まったなぁと思い、その微量のアイスはお母さんに食べさせ、私は自分でアイスをすくって食べた。すると優泰はなんと泣き出したのである。まったく、人が食べているものは横取りしてでも欲しがるくせに、自分のものは少しでも人にあげたがらないのだから、まったくケチン坊である。タイ語でケチのことをキーニャオと言い、タイ人の間ではもっとも嫌われる言葉のひとつである。

午後もPCに向かって、ようやく旅行中の写真をアップする事ができた。シンガポールのインターネット電話会社からメールが入っており、私のPINは既に有効期限が切れているらしい。しかし、有効期限の延長が出きるかどうか上司と相談してみるとの内容であった。もし、延長してもらえるとしたら嬉しいところだ。

今晩はお好み焼を作ることにする。キャベツも豚肉もさっき買って来てある。お好み焼をフライパンで3枚焼いたが、好評につきお母さんと優泰でほとんど食べてしまった。仕方なく私はタイの即席麺(マーマーブランドの豚挽き肉味)を茹でたがこれも優泰に半分食べられてしまった。最近優泰は良く食べる。

 

前日へ  翌日へ