旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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5月3日 土曜日    天気は晴れ

 補習校の授業中にビートルを修理屋に入れておく。「ステアリングの調整は2時間くらいで終わるよ」と言われて、午前中の授業が終わる頃には完了しているだろうと思っていたが、やはりここはタイであるからあてにできない。しっかり横に立って作業を見学していなければ、何も作業をしていないことが十分予想される。で、優泰を補習校に送り込み、修理屋で粘っていると、ステアリングにはまっているナットを交換しなくてはならないと言ってきた。「交換すべきものがあれば交換してよ」と言って、またしばらくすると「ベアリングも交換すべきだ」と言う。「それも交換してよ」と答えたところ、ベアリングの交換には3日くらい時間がかかると言い出した。本当だろうか、、。たかがベアリングの交換なのに、、。ひょっとしてとんでもない作業をしようとしているのではないかと言う不安もよぎったが、「週末は車を使うんだろ、、月曜日にまた持ってきてよ」と言われてしまった。はたして、ベアリングの一件は今日の仕事を来週に回すための口実だったのではなかったのだろうか、、。まぁ、ガタガタ言ったところで、彼らも今日はやりたくなさそうなので、「じゃ週明けにまた来るよ」と修理屋を引き上げようとしたところ、どうもエンジンがノッキングする。さっきまでディストリビューターやキャブレターを工員がいじっていたけど、なんとなく来週回しということで、なにかやりっぱなしにされてしまっているような不安も湧いてきた。

 午後から、優泰に付き合って外でバドミントンをする。先月海辺で初めてやらせた時よりかは上達しているが、まだまだラケットがシャトルにあたらない。今日は晴れていて日差しも強いが、アパート近くには枝葉を大きく張った大木もまだけっこう残っていて、そうした木の下でバドミントンをすれば、それほど酷い暑さと言うことはない。木も大木で、バドミントンのシャトルが枝に引っかかる心配がいらないほど枝も高いところに張っている。
 バドミントンに続いてプールで泳ぐ。この数日の雨で、雨水がプールに流れ込んでいて、水はそれほど綺麗ではないが、泳ぐのに支障があると言うほどではない。プールでも1時間ほど泳ぎ、6時まで優泰とすごした。

 夕食には、新しく新館がオープンしたセントラルエアポートプラザへ行ってみる。お母さんがそこに新しく入った「ふじ」と言うタイでは有名な日本料理レストランチェーンで食事をしようというのだ。この新館、「チェンマイにも海が、、」と言ったコピーで大々的に館内に設置した水族館を宣伝していたが、水族館と言うものではなく、ただの巨大水槽で、日本でならちょっとしたオブジェ程度にしか見なされないものに過ぎなかった。それでも、宣伝の甲斐あってか、何組もの親子連れが水槽の前に立ち熱帯魚に見ほれていた。
 「ふじ」はすごい繁盛振りであった。店の外にまで長い行列かができるほどで、まるで荻窪の旨いラーメン屋の昼食時のようだ。タイのテレビのCMはバンコク周辺の消費者を当てこんでいるものが多く、チェンマイのような地方にはないチェーン店のCMがたくさん流されている。そんなCMの内に「ふじ」もあり、チェンマイの人たちもいままで指をくわえて見ていた「ふじ」がとうとうチェンマイにもオープンしたと言うことで、駆けつけてきたのだろう、、。しかし、この行列の長さに恐れをなして、私たちは「ふじ」に入るのをあきらめた。店の前でアパートのマネージャー夫婦に会う。そしてこの「ふじ」で何を食べたら良いのか?と質問される。日本食は初めてだそうで、とりあえず私は「やきそばや餃子、焼肉なんかがタイ人の味覚にも合うと思うよ」と答えておいた。このショッピングセンター内には他にも日本人経営の日本食レストランがあるが、こちらには行列はできていなかった。

 「ふじ」をあきらめて、ショッピングセンターの外に出た。他に食べたいものがこのショッピングセンターにはなく、プーカムホテル前の交差点に毎晩出てくる「ラーメン屋台」へ行ってみることにした。日本の屋台風の作りで、のれんに「ラーメン屋台」と日本語で書かれている。メニューにもローマ字書きの日本語がある。私たちはここで何品かを注文して食べたが、お母さんにはあまり受けが良くなかった。うどんはチェンマイでもスーパーで売られている中国風の鍋物に入れるうどんで、日本のうどんのシコシコ感もない。鍋焼きうどんと言っても別に鍋で焼いた形跡はなく、どんぶりに小さな海老天と半熟玉子が入っているだけ。私の注文した唐辛子味噌ラーメンは麺にやや難があったものの、スープは旨かった。餃子も注文したが、こちらは小粒の餃子が寂しく千切りキャベツの上に乗っているだけで、ちょっと物足りない。しかし、タイの若い人を中心にかなり繁盛している。西洋人も何組かテーブルについていて、これからチェンマイでの日本食は日本人相手よりもタイ人相手の時代のような気がした。

 

朝食
讃岐うどん。
昼食

カウマンガイ(タイ式鶏ご飯)。

夕食
ラーメン屋台にて唐辛子味噌ラーメン、鍋焼きうどん、カレーライス。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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